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佐藤 望
佐藤 望
2006年12月10日  0:00
「硫黄島からの手紙」を観て。
公開初日に「硫黄島からの手紙」を観ました。

クリント・イーストウッド監督でハリウッドが作り上げた
日本の映画です。

アメリカ軍からの視点で描いた「父親たちの星条旗」に続く硫黄島での戦争を、日本軍からの視点で描いた映画です。

観終わって感じるのは、必死に祖国を守ろうとした勇敢な兵士達の姿。
しかし同時に感じる「悲惨な戦争の現実」です。
ただただ戦争の悲劇に圧倒されました・・・。

若者達は、水の無い灼熱の地で、ひたすら本土の家族達へ手紙を書き続けます。
書いていないと、押しつぶされるような過酷な現実があったからです。
手紙だけが唯一、兵士達の生きる望みだったのでしょう。
しかし、物資の供給が絶たれ完全に孤立してしまう中、数百通の手紙が
本土の家族へは届きませんでした。

平和と言われる世の中では、時に、残酷な殺害やいじめ・・・自殺・・・など
暗いニュースが後を絶ちません。

でも、この映画で描かれている戦争の時代は、想像を絶する過酷な現実に直面して、
生きたくても生きられなかった人たちが沢山いたことを決して忘れてはいけないのです。

単なる戦争の悲惨さや無意味さを教えてくれる映画ではなく、
人間として生きる意味は何かを教えてくれる映画です。

劇場は年齢層が高かったのですが、ぜひ若い人に観てほしい映画です。

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