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佐藤 望
佐藤 望
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2019年11月19日  16:50
第5回東北復興応援バスツアー2019
那須中央観光バスさんとの共同企画で毎年開催している「東北復興応援バスツアー」
今年で5回目の開催です。(11月23日(土)~24日(日))
震災から8年8ヶ月が経過した今年は、宮城県石巻市を中心に女川町なども訪れました。両日共に天気も良く、1日目は、震災遺構になった荒浜小学校、東松島市復興伝承館、旧大川小学校を訪ね、それぞれ語り部さんから当時の様子や現在の復興状況などをお聞きしました。この経験から皆さんが伝えたいのは

「とにかく避難することがなによりも大事である。過信せず躊躇せずに避難情報が出たらすぐに行動して命を守ることを最優先にすること」

災害が多い日本で生きるために、それぞれが心に刻まれたメッセージでした。

2日目は、女川の笹かまぼこ工場高政でかまぼこ焼き体験~
焼きたては香ばしくて本当に美味しいです。
その後は石巻市の復興ガイドツアーでガイドの高橋さんが現地を案内し、
復興への道のりを話してくれました。
その中で、小学校の避難の際に、先生方が避難訓練どおりに速やかに裏山へ
生徒を誘導し、全員助かったそうです。
その際に、ブルーシートを持っていき、あの雪が降る寒い日を生徒達にブルーシートをかけて寒さを凌いだそうです。そのシートは寒さを凌いだだけでなく、
生徒に生々しい津波の光景を見せることもなく、
結果的に生徒の心のケアの役目を果たしたそうです。
とても印象的な言葉でした。

石巻市は、7mの防潮堤を建設中で、未来の津波災害を想定して
様々な取り組みを行っています。
その一方で海岸地域にはもう住めない区域になったため,帰りたくても帰れない人達も多くいます。
それでも被災者の皆さんは力を合わせて前を向いています。
震災の出来事を風化させない、忘れようとするのではなく、
忘れないことで、新たな気づきがあり、被災地から学ぶことはまだまだ沢山あります。

大事なのは、この地に想いを寄せること。

今回の旅で感じたことです。
参加された皆さんも心に残る貴重な旅だったと思います。
ぜひ、また来年も開催したいですね。
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