ワタナベ隊員の調査ファイル
プロフィール
渡辺 裕介
渡辺 裕介
2007年1月19日  0:00
②拉致被害者の家族とは・・・
映画「めぐみ」の主演は横田めぐみさんのご両親。

「娘を返して!」と必死に訴える2人・・・
なかなか理解してもらえない政治家たちとの話し合い・・・
脱北した元北朝鮮工作員との出会い・・・
北朝鮮が拉致を認めたとき・・・
帰ってきた拉致被害者の中に自分の娘がいなかったと分かったとき・・・
「すでに死亡、しかも自殺」と知らされたとき・・・
遺骨のDNAがめぐみさんのものではないと判明したとき・・・

おおきな悲しみ、多大な虚脱感、
どうしてこの人たちがこんなにも不幸にならなければならなかったのか?
その原因は何だったのでしょうか?
運が悪かったのか?
以前の東西冷戦が悪かったのか?
その前の太平洋戦争が悪かったのか?
理由は分かりません。でも、許されないことです。

映画の中で、講演会で拉致被害者の現状を訴える横田夫婦に対し、
「(拉致被害者家族会代表である)あんたがもっとがんばらなきゃダメだよ!」と意見を述べる中年男性がいました。
こんなにも頑張っているのにまだ「ガンバレ」と言われる。。。
言った男性は元気付けるつもりだったのかもしれませんが、非常に残酷な一言に思えました。

今でこそ大きな問題として取り上げられていますが、
10年位前までは「拉致問題」はどんなに家族が訴えても、ほとんど誰も『しょせん他人事』でしか無かったんです。
その点は日本人として反省すべき点といえるでしょう。


もしもあなたの家族が突然、誰かに誘拐され、帰ってこなかったら、あなたは横田夫妻の様に戦えますか?
自分は正直、自信がありません



あらためて真実と向きあう映画『めぐみ~引き裂かれた家族の30年~』、
現在テアトル宇都宮と109シネマズ佐野で上映中です。

まだ見ていないという方は是非観てください。お願いします。

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