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そんなわけで、以前の東野圭吾『新参者』に続き、
今回も須賀ちゃんから湊かなえ著、小説「告白」を借りちゃいました。
映画も先週末から始まって、かなりの高評価を得ているようです。
さてさて、僕は映画も見に行く予定ですが、
とりあえず、映画の前に小説を・・・と思い、ページをめくっていくと、
う~ん、実に深い。さすがに本屋大賞をとるだけあります。
第1章の「聖職者」(約60ページ分)を読んだだけで、
かつて、こんな作品があっただろうか、と驚きを隠せない。
ネタバレになるとまずいので、細かい内容は書きませんが、
主人公が「中学校の理科の教師」なので、非常に"近い視点"で読めて楽しかった。
僕自身も、大学時代に教育学部に通い、一時、理科の教員を目指したことがありました。
作品の雰囲気を盛り上げるエッセンスとして、主人公の教員による「現代の教育観」や「教育の価値観」、
「教師・生徒・生徒の親の間の人間関係」が、主観的に色濃く表現されています。
こういったものって、"何が正解で何が間違い"って簡単には片付けられないんですよね。
学生時代に同様のテーマについて少なからず触れていたので、なおさら興奮して読んでしまう作品でした。
一般的な受け取り方と、若干ズレているのかもしれないですが、
とりあえず、教員をやっている同窓の友人たちにも勧めてみたい。
小説は、ちょっと頑張れば1日で読めます。
映画作品は物語の時間軸が、小説とはちょっと異なっていそう。
やっぱり、映画も見なければ!