[番組で紹介した情報]2018年12月27日
「おもちのきもち」 |
2018年12月20日
「アンパンマンのサンタクロース」「アンパンマンのサンタクロース」
作:やなせたかし フレーベル館より 1,080円 アンパンマンが初めて絵本になったのは、1975年。 当時から幼い子供たちを虜にしてきました。まぁるい顔にまぁるい鼻、まぁるい頬の優しい顔は、誰もが知っていて、物語を知らない赤ちゃんにも大人気です。 アンパンマンと言えば「ぼくの顔を食べて」というお決まりのセリフ。 食べると、そのおいしさにとびきりの笑顔が溢れ、たちまち元気になりますが、逆にアンパンマンはパワーダウンしてしまいます。しかしそれこそがアンパンマンの使命であり、喜びなのです。 紹介の絵本は、1981年のもので、現在のイメージとはだいぶ違いますが、毎年人気のストーリーです。ジャムおじさんたちとクリスマスの用意を忙しくしていたその時、山の方から助けを呼ぶ声が! そこには、雪に埋もれ動けなくなったクマのサンタとトナカイが、お腹を空かせていました。 アンパンマンは自分の顔すべてを食べさせます。 現在ではこのような展開はないので、必見です! パン工場に戻り、新しい顔になったアンパンマンは、傷ついたクマのサンタの代役を務めますが…。 さて、無事に子ども達にプレゼントは届くのでしょうか? ドキドキハラハラ…アンパンマンの優しさと勇気は、昔から変わらず大人気です。 |
2018年12月13日
「ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス」「ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス」 しかけ絵本
作:ジャネット&アラン・アルバーグ 訳:佐野洋子 文化出版局より 1,944円 クリスマスイブの日、ゆかいな郵便屋さんがやってきて、それぞれのおうちに郵便を配達するというストーリーになっています。 はじめは、あかちゃんぐまへお届け物です。 絵本のページの中にいくつかの封筒が綴りこまれています。あかちゃんぐま宛の封筒の中には、なんと素敵なクリスマスカードが入っています。 そして次の配達はあかずきんちゃんのところへ。 封筒をのぞいてみると、中にはすごろくが! 次から次へと郵便屋さんは素敵な贈り物を届けてくれるのです。 そして最後はあの人から郵便屋さんへとっておきの贈り物! これらひとつひとつの仕掛けが本当に読む人へのプレゼントのようです。 最後の仕掛けは感動のあまり鳥肌が立ちました。 みなさんもぜひ今年は、プレゼントに素敵なクリスマスストーリーを添えて贈ってみてはいかがでしょうか? |
2018年12月6日
「それしかないわけないでしょう」「それしかないわけないでしょう」
作:ヨシタケ シンスケ 白泉社 1,404円 お父さんは今日晴れるって言ってたのに、雨がふっています。 大人の言うことは結構外れるな…と女の子がぶつぶつ…。 するとお兄ちゃんが学校から帰ってきて、こんな風に言うのでした。 「ねえねえしってる? 未来はたいへんなんだぜ」と…。 なんでも、友達の大人が言うには、自分たちが大人になる頃の未来の世界では、人が増えすぎて食べ物がなくなったり、病気が流行ったり、戦争がおきたり、宇宙人が攻めてきたり…とにかく大変なことばっかり起こるらしいのです。 女の子がそんなこんなでどうしようと悩んでいると、おばあちゃんが… 「だーいじょうぶよー」と。そしてタイトル通り…「それしかないわけないでしょう!」と。 大人はすぐに、これと決めたがります。 そしてそれを押し付ける傾向にあります。だけど、本当は未来には数えきれないほどの選択肢がたーっくさんあるのです。 考え方ひとつで楽しい明日が見えてくる!ステキな未来が見えてくる! そんな!まさか!の未来へのヒントがぎっしり詰まっています。 思春期の子どもや、新生活を始める方など、未来に不安を抱えるすべての人に! |
作:かがくい ひろし
講談社より 1,620円
今日はたごさくさんちの餅つきです。
ペッタンペッタン、リズム良くお餅がつかれています。
つかれた餅は、のし棒でペッタンコにされたりブチンとちぎられたり散々です。
ちぎられた餅はあんこやきな粉を付けられたり、大根のおろし漬けになったり、納豆に混ぜられねばねばになったりして、最後は人間にぺろりと食べられてしまいます。
そんな仲間の悲惨な様子を実況中継するのは床の間に飾られた鏡餅。
今のところは大事にされていますが、自分もいつ何時食べられるかわからぬと、恐ろしくなって逃げだすことにしたのです。
大脱走した鏡餅が発見された時は、その変わり果てた姿に、村人たちは首をかしげています。果たしてその真相は?
泣く子も笑うファーストブックの定番「だるまさんシリーズ」(ブロンズ新社)の作者のデビュー作です。2019年もたくさんの笑いに包まれますように。