[番組で紹介した情報]2020年1月30日
わたしのちいさないもうと |
2020年1月23日
うたのすきなねこ ララとルル すてきないちねん紹介絵本 「うたのすきなねこ ララとルル すてきないちねん」
絵・構成 松田奈那子 風濤社より 童謡・唱歌で綴った絵本、「うたのすきなねこララとルル」から、「すてきないちねん」の紹介です。前作は一日の流れを童謡や唱歌で綴っていましたが、第二弾は、一年間の季節や行事が綴られています。みんなの知っている歌がいっぱいで、メロディが始まると、つい一緒に歌ってしまう曲ばかりです。「春が来た」から始まって、ひなまつりやこいのぼり、七夕、大きなくりの木の下で、ジングルベルにお正月等、全11曲描かれています。親子の時間に、読み聞かせイベントに、ルルとララと一緒に歌って楽しい時間を過ごしましょう。 |
2020年1月15日
むれ紹介絵本 「むれ」
作:ひろたあきら KADOKAWA 黄色い表紙に、ありが並んでタイトル「むれ」と人文字ならぬ、蟻文字を作っています。この絵本にはいろんな群れが出てきます。ひつじのむれや、さかなの群れ、きりんの群れ、とうめいにんげんの群れも登場します。そんな群れの中から、一つだけ特徴のあるものを探す絵本です。それはパッと見てすぐわかるものだったり、微々たる違いだったり。また、その違いがまたユニークなものばかり。そして、最後に登場する群れは、表紙にも出てきたありの群れ。周りとは異なる一匹が、群れから外れて向かった先にはとてもユニークで個性的な群れが広がっていました。ここにたどり着くまで、ページをめくるたびにあったドキドキやワクワクが一度にやってきたように興奮しました。この絵本を読み聞かせると、いつの間にか絵本の周りには群れが出来ています。 この作家さんは絵本が大好きな吉本興業の芸人さんです。芸人さんならではの発想とユーモアたっぷりの笑える探し絵本です。 |
2020年1月9日
ねずみのシーモア紹介絵本 「ねずみのシーモア」
作:池田朗子(あきこ) 絵:福田利之 あかね書房より 今年の干支より、ねずみの絵本の紹介です。シーモアは、喫茶店の本棚に住んでいる小さなねずみの男の子。生まれて一度もお店の外に出たことがありません。ある夜のこと、いつものように店主が残してくれた大好きなチーズケーキを食べようとすると、一冊の本が落ちてきました。その中から、エニモという名前の、紙のようにぺったんこのねずみが飛び出してきました。エニモはシーモアを本の中へ誘います。思い切って、飛び込んでみると、海、魚たち、森の中、動物たち、宇宙など、まだ見たことのない世界がたくさん広がっていました。シーモアは本の冒険を終えた後、もっと広い世界を探しに喫茶店から旅立つのでした。 シーモアは、原宿の「シーモアグラス(SEE MORE GLASS)」という喫茶店から生まれました。シーモアグラスは、この絵本に出てくるような絵本の読める喫茶店で、本当にシーモアが住んでいそうな、素敵な場所です。 この絵本を読むと、シーモアのようにきっと新しい挑戦をしてみたいと思うはずです。まさに一年の始まりにふさわしい絵本です。素晴らしい一年となりますように。 |
文・絵 みうらとも 岩波書店より
「もしも,わたしに妹がいたら…」女の子が、一人で想像しています。「きっと、私にそっくりの、小さな私なんだろうなぁ…」と。あんなこともこんなこともいっしょにしよう!積み木で遊んだり、かくれんぼをしたり、おやつを半分こしたり。そして、想像はどんどん膨らんでいきます。「もっとたくさんいもうとがいたら…」「もっともっとたくさんいもうとがいたら…」ページをめくるたびに、自分にそっくりな妹がどんどん増えてきます。みんなで大きな絵をかいて、お昼寝をして、長―い列を作って電車ごっこ。みんなで遊べば、こんなに楽しい!
女の子が自分の妹について夢をふくらませる、とびきりチャーミングな絵本です。