[番組で紹介した情報]2019年8月27日
【第9回】特定保健指導を受けられる機関とその成果 |
2019年8月20日
【第8回】特定保健指導の種類と内容「知ってる?協会けんぽ!」
今回は、特定保健指導の種類と内容についてお話しました。 特定保健指導の対象は、40歳以上の方ですが、 メタボリックシンドロームのリスク数に応じて、 特定保健指導の内容が2種類に分かれます。 判定の基準は… 腹囲(お腹周り)が、男性85cm以上、女性90cm以上 BMIは25以上の方 なおかつ、血糖・脂質・血圧の数値や喫煙歴から、追加リスクを判定します。 追加リスクが1~2つの方・・・「動機付け支援」 追加リスクが3つ以上の方・・・「積極的支援」 生活習慣病の発症リスクが中程度の方は「動機付け支援」 発症リスクが高い方は「積極的支援」となります。 <動機付け支援> ①保健師または管理栄養士と、個別面談 健診結果や生活習慣などを確認して、オーダーメイドの 生活習慣改善策を考えて、一緒に取り組んでいきます。 ②これから3 か月間に取り組む目標と、行動計画を考える 3か月間、健康づくりにチャレンジしていただき、 その後、お電話・手紙などで生活習慣の改善状況を聞き サポートを行ないます。 <積極的支援> ①初回の個別面談で、取り組む目標と行動計画を一緒に考える 健康づくりの計画を続けられるように、 さらに手厚く、継続的なサポートを行ないます。 ②3~6か月間、サポート 電話・手紙などで連絡を取り合いながら、 生活習慣の改善をサポートしていく。 生活習慣を振り返って「ご自身のライフスタイルに合わせた目標を設定する」 ことがたいせつですね。 |
2019年8月13日
【第7回】特定保健指導の対象者・受診方法「知ってる?協会けんぽ!」
今日は、特定保健指導の対象者・受診方法についてお話しました。 【特定保健指導の対象者】 40歳以上で生活習慣の改善が必要な方に、 健診のあと、ご本人やお勤め先にご案内をお送りしています。 <具体的な数値> 腹囲(お腹周り)とBMI(肥満指数)の数値 ・男性…腹囲が85cm以上またはBMIの数値が25以上 ・女性…腹囲が90cm以上またはBMIの数値が25 以上 なおかつ、高血糖・脂質異常・高血圧それぞれの項目に該当する数値が 一定数以上の場合、特定保健指導の対象となります。 【特定保健指導の実施場所】 協会けんぽの専用ルームや、お勤め先で実施しています。 健診の申込みを職場単位で行った場合、特定保健指導のご案内も 職場のご担当者様に行きます。 ご担当者様と日程の調整を行い、お勤め先での特定保健指導が行われます。 また、健診当日に健診結果がわかり、病院で特定保健指導を受ける場合も。 【協会けんぽ加入者のご家族】 特定健康診査のあと、特定保健指導の対象となった場合、 「特定保健指導利用券」をお送りしています。 特定保健指導の予約を病院にし、 この利用券と、健診結果票、健康保険証をもっていくと、 加入者ご本人と同等の保健指導を受けることができます。 特定保健指導の通知が届いた方は、 この機会に生活習慣を見直せるチャンスだと思って、 積極的に特定保健指導を受診しましょう! |
2019年8月6日
【第6回】特定保健指導とは?「知ってる?協会けんぽ!」
今月は、特定保健指導についてお送りします。 本日は、協会けんぽで、保健師として 実際に特定保健指導を行っている 近藤さんにお話を伺いました! <特定保健指導とは?> 健康診断を受診したあとに、 その結果を踏まえて受けることができる、保健指導のこと。 メタボリックシンドロームのリスクに応じて、 生活習慣の改善が必要な方を対象に行われます。 <ご案内の方法> 健診を受診していただいたあとに、 特定保健指導に該当する方には、「協会けんぽ 栃木支部」または 保健指導機関から、お勤めの事業所様またはご本人様へ、 特定保健指導のご案内をしています。 <費用や内容> 特定保健指導の費用は無料。 管理栄養士や保健師のような健康管理の専門家からの指導を 受けることができます。 お勤め先や協会けんぽ栃木支部において、 現在のご本人のライフスタイル等を伺う面談を行い、 これから健康で働き続けるために努力できることを、 出来るだけご自分で決められるようにサポートします。 面談の後も、3~6か月間、継続的にご連絡をします。 健診で良くない結果が出るのは、ご自身の体からの大切なシグナル。 例えば、車の調子が悪い時に点検・メンテナンスをするのと同じように、 体からのシグナルをきちんと受け止めて、改善するための行動を起こしましょう! |
今回は、特定保健指導を受けられる機関とその成果について
お話しました。
【特定保健指導を受けられる機関】
特定保健指導は、お勤め先に管理栄養士や保健師が訪問し
実施する場合もありますが、
病院などで受けることも出来ます。
協会けんぽ加入者ご本人の場合は、
栃木県内14の病院で受けることができ、
そのうち10の病院は、健診の当日に受けることができます。
加入者ご家族の場合は、
栃木県内28の病院で受けることができます。
しかし、「積極的支援」を受けることが出来ないところもありますので、
各実施機関に確認してみてくださいね。
【特定保健指導の成果】
平成28年に、協会けんぽが行った調査の結果…
・平成24年度の健診で、「生活習慣病の発症リスクが高い」と言われた方
→積極的支援を受けた人と受けていない人の、
平成26年度の一人当たり医療費の差(入院外)は…
男性で約3,790円、女性で約4,500円!
・平成24年度の健診で、「生活習慣病の発症リスクが中程度」と言われた方
→動機付け支援を受けた人と受けていない人の、
平成26年度の一人当たり医療費の差(入院外)は…
男性で約1,067円、女性で約1,641円!
一人一人に合った特定保健指導を受けることで、
生活習慣が改善され、治療の必要がなくなったのではと推測されます。
長い目でみると、医療費が節約できることに。
健診結果をきちんと見て、特定保健指導の案内が来た方は面倒がらずに受ける事で、
健康なからだづくりをめざしましょう!