馬頭広重美術館では3月7日から企画展
「歌川国芳　－　みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」がスタートしました。
♪d(*^０^*)ﾉ:.｡. .｡.:*♪

作品の隣には解説が添えられていますが今回は3月8日（土）に
広重美術館の主任学芸員　長井裕子さんによる作品解説（ミュージアムトーク）
に参加して来ました♪
ヽ(*ﾟOﾟ).｡*･.（*＾▽＾）人（＾▽＾*）ﾉ

当日は多くの方が参加され長井さんの解説を熱心に聞き入っていました。

今回の企画展は歌川国芳という浮世絵師は「名所絵の広重」と同世代に
活躍した人で「役者絵の三代豊国」と並び「武者絵の国芳」として
浮世絵の第一人者の地位を確立した人です。
(ﾉ*ﾟοﾟ*)ﾉ

武者絵の・・と言われる通り国芳の武者絵は力強く
源氏を中心に源平の戦いを圧倒される迫力で描かれています。
Σ（」゜□゜；）

今回の企画展のタイトルになっている寄せ絵「見かけハこわゐがとんだいゝ人だ」
はとても有名な作品でこの作品は知っている！と言う方も多いですよね。
(ノ*´▽)ノゝ(▽｀*ゝ)

御伽草紙の『朝比奈物語』を テーマにした作品で15人の裸の男性が
組体操のように顔を作り上げています。

「大ぜいの人が よつて たかつて とふと いゝ人をこしらへた
とかく人のことハ 人にしてもらハねバ いゝ人にはならぬ」

つまり「大勢の人が寄ってたかって、とうとう、いい人をこしらえた。
兎角、人の事は人にしてもらわねば、いい人には成らぬ」という意味の寄せ絵。

それぞれの人物の趣の違いがとても面白い作品です。
.:*ヽ(*ﾟ∀ﾟ)ﾉ .:*･ﾟ☆.｡.:*･ﾟ☆

そして長井さんお気に入りの「井出の玉川」をよく見ると小さなカエルが
描かれています♪こういう細かいところに遊び心を感じます。
｡･:*+(o*´∇｀)o゜｡･:*+

そしてこの美人画にも実はよく見ると「虫」が描かれています♪
是非よ―――っく見てこの虫が何匹どこにいるのか・・探してみて下さい♪
？？( ･｡･)? ?
ⓑ

こんな遊び心をもった歌川国芳と言う人はどんな人だったんだろう・・
この才能あふれた国芳は気に入っていた地獄変相図のどてらをを着て
近くには必ず猫が居たそうです。
｡･:*+(o*´∇｀)o゜｡･:*+(=ΦｴΦ=)^(=^ェ^=)^

無類の猫好きで絵を描く時も懐に子猫を何匹も入れていたとか・・
愛猫が死んでしまったときには戒名をつけたり・・

そんな国芳ですからもちろん猫を題材にした絵も沢山残されています。
・・が今回はあまり展示がありません・・。
（￣ー￣?）.....??

実は今年の７月４日からの企画展「福を招く！猫じゃ猫じゃ」展が予定されていて
そこに国芳の面白い猫をモチーフにした作品が展示されるそうです。
（`･∀･´）ﾎｰ

水野忠邦による天保の改革により華美な文化に待ったがかけられ
浮世絵も役者絵や美人画が禁止になってしまいます。
ところが江戸っ子国芳はそんな江戸幕府の理不尽な弾圧を黙って
受け入れるのではなく！浮世絵に皮肉を込めて世に送り出したのです！
ヾ(≧∇≦)ゞ

禁止された役者絵も役者の顔を猫にしてしまうなど
ユニークな発想で描かれた風刺画なども夏の企画展には
登場するそうです♪


今回は予告編として会場に案内がありますのでそちらも要チャックです！
(o≧▽ﾟ)o

♪(ﾟ▽^*)ﾉ⌒☆ ･:*:･ﾟ`.｡.:*･

馬頭広重美術館

「歌川国芳　みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」

開催期間：3月７日（金）～４月１３日（日）

アクセス：馬頭116-9

開館時間：9:30～17:00（ご入館は16:30まで）

定 休 日 ：毎週月曜日(月曜が祝日の際は火曜日)
　　　　 示替期間・館内燻蒸作業期間

お問合せ：0287-92-1199

馬頭広重美術館