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2024/3/28 17:39/ウェイク・ミー・アップ/アヴィーチー

生コマ

[放送内容]

2024年3月7日

日本刀を作る職人――刀匠・高野和也さん

旧 馬頭町出身の刀匠・高野和也さん。
高校卒業後に群馬県で人間国宝の刀匠・大隅 俊平さんに師事し、
約30年前に独立して故郷に戻り
「那珂川町森林公園 すくすくの森」にある鍛錬場で日本刀を作っています。

刀剣には流派(刀派)があり、作り方や作風に特徴が出るのですが、
高野さんの師匠・大隅俊平さんは来派や青江派を理想とし
直刃(すぐは:刃紋がまっすぐなもの)を得意としていたそうで、
高野さん自身も、直刃を主体として
地鉄が良く、鳥居反りや輪反りと呼ばれる姿を目指して
刀を作っているそうです。



日本刀を作る上で欠かせない材料が「玉鋼」
日本古来の製鉄方法で作る純度の高い鉄で こぶし大でも、ずっしり重い!!
角度を変えて眺めると時折、金 銀 青に紫…様々な色がチラリと見えます。
今回は、日本刀づくりの数ある工程の中から
「水へし」という作業を見学させてもらいました。

まずは 火床(ほど)に置かれた松の炭に火をつけた和紙を入れ、
左手で箱ふいごを操作して風を送り込み、火をおこします。

1000度を超える炎は、普段の生活では目にしないほど明るく、
うっすらと紫色を帯びて、なんとも神秘的。
そこに玉鋼を入れて、赤めて(熱を加えて)いきます。
しばらくすると、オレンジ色に光るような玉鋼が取り出され
今度は槌で叩いていきます。

玉鋼は一気に叩くと崩れてしまうので、
熱しては叩き、熱しては叩き…を数回繰り返して
ゆっくりと平たくする必要があるのだそう。

刀鍛冶というと二人で行うイメージですが、
向こう槌の役割をしてくれる機械を使って一人でも作業ができます。

玉鋼が平たくなったら、槌を水につけて打つ「水打ち」をします。
すごく大きな音がしますが、力を入れているからではなく
水蒸気爆発を利用して、玉鋼に付いた不純物などを取り除いているそう。
最後は、熱い玉鋼を一気に水の中に入れる「焼き入れ」です。
ジュウッ!!!!!という音が徐々に収まり、
静けさの中で水音と取り出された玉鋼。1cmもない薄さになりました。

持ってみると ほのかに温かく、
鉄ではありますが不思議と「いのち」を感じます。

刀が生まれる場所が神聖とされる理由が
少しだけ わかったような気がしました。
高野さんの刀は、主に 個人の方から注文を受けて制作されます。
価格の目安は、短刀だと約70万円~。

「どんなものを注文したらいいか分からない」という場合でも
ちゃんと提案をしていただけるそうですよ。
自分だけの一振に憧れがある…!という方、いかがでしょうか?



また、高野さんは日本刀だけでなく
包丁やナタ、切り出し小刀などの制作もされています。
包丁は小ぶりのものもあります。
※一般的なサイズの三徳包丁で約2万円~

「市販のものだとイマイチ合わなくて…」
「研いで長く使えるものに出会いたい」
「ちょっと良い包丁をプレゼントしたい!」といった方にもオススメ☆

ほかにも、涼やかな音色が美しい風鈴のようなものもあります。

日本刀には手が出ない…という方も、
刀匠の技で生み出された品をおそばに置いてみては?

★注文・お問い合わせは、
 090-8687-2822(高野さん)まで

*・゜・*:.。.*.。.:*・☆*・゜・*:.。.*.。.:*・☆

【高野さんからのイベント情報♪】
4月下旬から約2か月間にわたり、
道の駅 那須与一の郷(大田原市)にて行われる刀剣展示にて
高野さんが制作した刀が展示されます。
同じく栃木県出身の刀匠で
人間国宝・宮入行平氏に師事した加藤慎平さんの刀も展示。

詳しくは、日本美術刀剣保存協会 栃木県支部からの情報を
チェックしてください。
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放送内容
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