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生コマ

[今週のトピックス]

2020年3月16日

3月「バリアフリーはビジネスの卵」

今週は「バリアフリーはビジネスの卵」です。


皆さん、洗濯用洗剤のアタックゼロって知ってますか?

CMで大人気の俳優さんを贅沢に起用したり、ドラッグストアでも大規模なプロモーションを行って、話題になっています。洗浄力はもちろんなんでしょうけど、注目すべきは、片手でプッシュするだけで、必要な分量の洗剤をだすことができる設計になっているところです。

ワンハンドプッシュと呼ばれていて、この方法が採用されたことで、子供を抱っこしながらでも、握力の弱くなった高齢者でも、洗濯初心者でも、そして、手が不自由な方でも、片手で簡単に使うことができるというものです。障害者視点で見ると、片腕の人はもちろんですが、実は視覚障害者から大好評だったんです。

SNS上では、「今まで計量カップから洗剤が溢れてしまうことがあった」、「なんとなく感覚で洗剤を入れていた」、弱視の方からは「計量の細かいメモリが見えづらくて、時間がかかっていた」という不便さを見事に解消してくれた!との声が上がっていました。

この商品を開発した花王さんは、開発段階で、高齢者や視覚障害者、障害によって握力の弱い方に実際に使ってもらってデザイン検証していたそうです。ワークショップでは、自らの固定概念を壊すことに集中していたというから素晴らしいですね。

こういう話を聞くと購入したくなっちゃいますよね。花王さんスゴいな~と思って色々と調べていたら、こんな取組もされてました。シャンプーボトルの側面にギザギザが入ってるのって知ってますか?目をつぶった状態でもボトルの側面を触れば、それがシャンプーなのかリンスなのかが分かるというもの。視覚障害者にとっても嬉しい配慮ですよね。実はこれも花王さんの発明で、盲学校での調査をヒントに「だれもが触って分かりやすい」、きざみ入りの容器のデザインを完成させたそうです。そして、苦労して開発した、このデザインを独り占めしないで、業界で統一できるように、あえて実用新案登録をしなかったそうです。もう大ファンになっちゃいました。


より多くの企業がこうした考え方を持って、商品やサービス開発をしてくれれば、弱者という言葉がこの世の中から消えるかもしれませんね。

  
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