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2013年9月4日

秋の虫を楽しむ&「生きるための知恵くらべ 花と昆虫の大研究」

夏の暑さが少しずつ和らぎ始め、秋の陽気も感じ始めてきました。
夕方にはスズムシやコウロギの声も聞こえ始めてきましたね。

こうした虫たちの声って心落ち着くんですが、実は私、秋の虫についてあまり知らない
んです。
そこで今回は、初夏にさくら市で行われた「ホタル観察会」でもお世話になった
氏家自然に親しむ会・副会長の松田喬(まつだ・たかし)さんに秋の虫について
お話しを聞いてきました。

まずはさくら市でもよく声を聞くことができる「エンマコウロギ」。
「エンマ」…「閻魔」!?
なんか怖そうに思えますが、どうやら顔がちょっと怖いらしいんです。
だけど、鳴き声は「リー リィー」と
高い綺麗な声。
ん~、顔と声にギャップがある虫のようです。

続いて松田さんが紹介して下さったのが「スズムシ」。
この鳴き声を聞くだけで秋だな~と感じる方は多いと思います。
やはり秋のを代表する虫といえば「スズムシ」なのかもしれませんね。

ここで、松田さんがこんなお話しをしてくださいました。

「日本人は虫の声を音楽と同じように感じ取ると言われているんですね。
    日本人の繊細な感覚という気がします。」


なるほど。
秋という日本独特の四季だからこそ感じられるもの。
虫の声を音楽ととらえることが日本人の奥ゆかしさのような気もしますね。


エンマコウロギやスズムシはわりとどこでも声を聞けるような気がしますが、
さくら市では個体数が減りつつある「クツワムシ」の声を聞くことができるそう!

みなさんは「クツワムシ」ご存知ですか?

「ガチャガチャ  ガチャガチャ」って鳴く虫。

「虫の声」という歌の歌詞にも「ガチャガチャ」という擬音を使って登場しますね。
この「クツワムシ」は現在、栃木県のレッドデータブックに記載されるほど数が
少なくなってきているそうです。
でも、さくら市では今でも林の縁や草むらで生息しているんだそうですよ。

虫って面白いもので、彼らの出す音は体から発される。
体を楽器のごとくならしてお互いに合図しあう。

今まで虫の声を聞いても「心地いいな」くらいにしか思っていなかった私ですが、
松田さんのお話しを聞いて、本当にメロディーを奏でているように思えるんです。
そう思うと、ふと足を止めて聞き入ってしまうこともあるようになりました。

虫たちのメロディーにあなたも是非、耳を傾けて下さいね。




そうそう、松田さんは今年の6月に『生きるための知恵くらべ 花と昆虫の大研究』
という本を出版されているんです!
そこで、この本のお話しについても聞いてみました。
どんな中身かというと~
この本ですが、花と虫は互いに知恵比べをしながら生きている、そんなことが
書かれています。

どういうことかと言いますと…
花は花粉を仲間の花に届けたいわけで、昆虫のエサにしたいわけじゃない。
昆虫は花粉や蜜を楽してたくさん集めたい。
そんな風に生きているのが花や昆虫の実際の姿なんだそうです。


本の中を見てみると、
カラ―写真がたくさん!!
写真が多く見やすい!!
しかも、この本の写真全て松田さんが撮影したもの!!
さらに驚いたことは、撮影場所はさくら市はもちろん栃木県内だそう!!!

昆虫は身近で撮影しないといい写真は撮れないともおっしゃってました。

写真を撮っていて思いがけない出会いもあったそう。
これもさ「さくら市」での撮影だそうです
このカラスウリという花、夜しか咲かない花だから人間は見逃してしまう。
でも昆虫はちゃんと蜜を吸いに夜中やってきて花粉を運んでいく。

こういう瞬間が楽しいと子供のようなキラキラした表情で話してくれましたよ。




花や昆虫は身近だけど、よく見てみるとそこには自然の不思議がたくさん
詰まっている。この本を通してそんなことにも気がついて頂けたら
有難いです。

そんな想いも込められた松田喬さん著
『生きるための知恵くらべ 花と昆虫の大研究』

氏家図書館での貸し出しの他、「さくら市ミュージアム」でも販売されています。
みなさん是非、一度手に取ってみて下さい!
松田さん、ありがとうございました♪

  
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さくら市