[今週のつながる劇場]2014年5月30日
5月30日 ~東新宿・舌鼓~![]() 私は、「山田はじめ」(40歳)。 現在は、父親の製造業を継いで、日々工場勤務。 一応、二代目の工場長。 そんな俺も、10年前までは、 とあるラジオ局でディレクターをやっていた。 30歳を機に、リタイアしたおやじの跡を継ぐことを決心して、今に至ってる。 はじめ 久しぶりに来るな~、ここ。 東新宿の街は変わったけど、お店の雰囲気は変わってないな。 小久保さん、もう着いてるのかな? (発信音) はじめ あ、もしもし・・・はじめです。 小久保さん、もういらっしゃいますか? あーホントですか!僕もイマ目の前です。 はい、行きまーす! (ピッ) 今日は、ラジオ時代にお世話になっていた 小久保プロデューサーから連絡をいただき、 当時よく使っていたもつ鍋屋さんにやって来た。 (ガラガラガラ~) はじめ あー!小久保さーん!お久しぶりですー! どのぐらいぶりですかねぇ・・・僕が辞めた後・・・ 1,2回会いましたっけ・・・ どっちにしても5年以上は経ってますね。 このお店は、今も来てるんですか? 僕はスゴイ久しぶりです! ぜんぜん変わってなくて、すぐわかりましたよ! 東新宿にある、「博多串焼き・薩摩地鶏」の美味しいお店「舌鼓」。 鹿児島直送の美味しいさつま地鶏と博多本場のもつ鍋。 お酒も、日本全国から厳選された、焼酎と梅酒は圧巻の品揃えなのです。 森伊蔵、魔王、百年の孤独、天使の誘惑、佐藤の黒、伊佐美、十四代などなど。 ラジオ勤務時代、打ち合わせ、反省会、打ち上げ、企画会議・・・ なにかと使わせてもらったお店です。 はじめ 昔から、焼酎好きの小久保さん、お気に入りのお店でしたね! 到着すると、小久保さんは早くも一杯始めていた。 焼酎と、サメ軟骨と鶏軟骨を梅肉で和えた「梅水晶」をアテに。 そのへんも、昔とぜんぜん変わってなくて、なんか嬉しくなった! はじめ 誘っていただいて、嬉しかったです。 ラジオ辞めてから、なかなかみなさんと会う機会もないもので。。。 あ、はい・・・かんぱーい! (ちんっ♪) はじめ 今日は・・・どうして誘ってくれたんですか? お電話もらってから、「どうしてかなぁ~?」って気になってたんです。 俺は、なぜわざわざ誘ってくれたのか・・・ 俺に何か話でもあるのか・・・ 小久保さんに、その理由を聞いてみた。 すると小久保さんは、一瞬だけ考えて・・・「別に」と。 ただ、デスクの整理をしていたら、俺の名前が書いてある紙資料が出てきて、 何やってるかな~って気になったから電話しただけ・・・と。 はじめ あ、はい。 そうですね、まぁなんとか跡を継いでます。 なんだかんだで10年経ちますから、 最近やっとこっちの世界でも形になってきたかなって カンジですが・・・ たまに、ラジオのことも思い出しますね。 なんせ、工場勤務はなかなか渋いですからね~。 小久保さんは、まったく業種の違う俺の仕事の話を、 じっくり聞いてくれてる。 俺も、仕事の愚痴や、工場の不満など、 すっかり昔のカンジで話していた。 はじめ あ、なんか・・・スイマセン! こんな、僕の今の仕事の話・・・聞いても、 小久保さん訳わかんないですよね。 お酒もすすみ、調子に乗って話していた自分に、ちょっと反省。。。 すると小久保さんは、気にしないで何でも話してイイと言ってくれた。 例え今の仕事が違っても、知り合いだし、飲み仲間なんだからって。 「はじめの番号は、俺のケータイに入ってるんだからな。 いつでも〝繋がるんだろ〟これからも、俺が呼び出した時は、すぐに飛んで来いよ!」 はじめ はい!いつでも呼んでください! 仕事が変わっても、 今でも部下のように扱ってくれることがとても嬉しかった! こんな風に、分け隔てなく会ってくれる小久保さん、カッコイイな! はじめ じゃ、小久保さん・・・そろそろもつ鍋いきますか! あー、わかってますよ。ニラ多めでしょ?変わってませんねー! END |
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2014年5月23日
5月23日 ~東京ソラマチ・MAX BRENNER~5月23日の舞台は「東京ソラマチ・MAX BRENNER」。 ![]() 私は、「島田むつみ」(32歳)。 東京でひとり暮らし。まだ独身。。。 三姉妹の長女で、下のふたりがサッサと結婚しちゃったもんで、 私はあんまり焦ってはいない。 むつみ お母さん!ヨシエおばちゃん!ここだよ! 今日は、田舎から母と、母の姉のヨシエおばちゃんが、 ふたりで東京に遊びに来た。 私にも会いたいということで、東京スカイツリーで待ち合わせ。 でもホントは、私に観光ガイドをしろということなんだろう。 だいたい、察しはついている。 むつみ あー久しぶり!ヨシエおばちゃんも、元気だった? え!?なに? スカイツリーと一緒に写真・・・そんなに急がなくても・・・ じゃあ、いくよ! ココからだと、近すぎてスカイツリー全部入らないからね。 はい、チーズ! (カシャ) 三姉妹の私が言うのもアレだけど・・・ ウチのお母さんとヨシエおばちゃんの、この姉妹はホントにわがまま。 二人揃うと、勝手なことばっかり言って、ぜんぜん言うこと聞かない。 むつみ さて、どうする?疲れたでしょ? ちょっとお茶でもする? 私の話、全然聞いてない。 ふたりは壁にかかっているフロアガイドを見ながら、 楽しそうに笑っている。 どこへ行きたいって言うんだろ? まぁ、スカイツリーだから、やっぱり展望デッキかな? むつみ ねぇ、決まった? どこから行く? ふたりが指を差したのは、展望デッキではなく・・・ 意外にもイマ表参道で話題のチョコレートのお店だった!? むつみ え!?ここ行きたいの?? 聞けば、朝の情報番組で観たとか。 行きつけの地元の美容院でも、 東京のおすすめスポットだって聞いたらしい。 ホントに新し物好きなんだから。 むつみ 来たかったお店って、ここのことでしょ。 お母さんとヨシエおばちゃんが行きたかったのは・・・ 「マックスブレナー・チョコレートバー」 イスラエル発、ニューヨークで大人気のチョコレートバー。 表参道ヒルズ店に続き、東京スカイツリー・ソラマチに、2号店がオープンしました。 チョコレートのテーマパークのような店内には、 五感を刺激するインテリア、ユニークな食器、 ポップなパッケージが並び、新しいチョコレートの楽しみ方など、 今迄にないチョコレートエンターテインメントのお店なのです。 むつみ エーッ!!こんなに並んでるのー!? ねぇねぇどうする・・・行列だよ!並ぶの!?ねぇ並ぶの!? ・・・並ぶんだ。 並んでる様子を、写真を撮って妹たちに送れとか・・・ 待ってる時間も、惜しみなく楽しんでるお母さんとヨシエおばちゃん。 そういうところ、ホントに感心します。 私は、東京に住んでるから、 いつでも来られるって感じになっちゃうけど、 ふたりは今日しかないんだもんな。 そうだ!せっかく来てくれたんだから、 私も文句ばっか言ってないで楽しもうっと! むつみ ねぇねぇ、メニューあるよ。 どうする?ナニ頼む? イチゴをチョコレートにつけて食べるんだって! これ美味しそうじゃない!! チョコレートいっぱい食べたら・・・また太っちゃうって? ナニ言ってるのお母さん、これ以上は太らないわよ! メニューを見ながら、3人でワイワイ喋っていたら、 意外にもあっという間で店内へ。 ソラマチ店の中は、チョコレート工場をイメージした雰囲気で、 天井や壁にチョコレート色したパイプが張り巡らされている。 インテリアもすべてチョコレートのイメージで、 座ってるだけで甘い気分になる。 むつみ お母さんのは・・・それナニ? へぇ~、「クラシックヨーロピアンフォンデュ」? あ、マシュマロを焼いて、チョコレート付けて食べるんだ! ヨシエおばちゃんは? バナナとワッフルとアイスにチョコレートソースかけて食べる、 「バナナスプリットワッフル」! 私は・・・イチゴにチョコレートを付ける「チョコレートディップ」! どれも、美味しそう~ 食べよ!食べよ! それちょっとちょうだい!こっちの食べてイイよ・・・ 私とおばちゃんふたりは、もうチョコレートに夢中! 周りはカップルや若いギャルばっかりの中、 私たちもキャッキャ言いながらチェコレートまみれに。 むつみ いやぁ~~~美味しかったね~💛 ねぇねぇお母さん!おばちゃんも!・・・ 余ったチョコをペロペロ舐めないでよ。 ・・・と、注意はしたものの、実は私も無意識のうちに指をなめてた。 さすが身内!こんなところで家族の〝繋がり〟を感じるなんて!! むつみ さてさて、このあとはどうしますか? え!?何か食べたい?? イマ食べたばっかじゃーん。。。 END |
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2014年5月16日
5月16日 ~皇居・パレスサイクリング~5月16日の舞台は「皇居・パレスサイクリング」。 ![]() 俺は、「長瀬ともお」(37歳)。 地元で印刷工場をやってます。一応、俺が二代目。 そして、今日は三代目になるかどうかはわからないけど・・・ 息子・長男のナオトと一緒に、自転車の練習をしに来ました。 ともお ほら、ナオト!走るな。 ナオトも小学一年生。 そろそろ補助輪なしで、自転車ぐらい乗れないと、 男子としては恥ずかしいだろうと思って・・・ でも、いきなり自転車は買わないで、 まずは練習してみようというママの提案もあって。 皇居にやって来たわけです。 ともお ナオト、こっちだぞ! ここ皇居では、「パレスサイクリング」という「自転車乗り方教室」が、 毎週日曜日に開催されているんです。 たまたま、ネットで調べていて知ったんだけど。 パレスサイクリングのコースは、 祝田橋(いわいだばし)~平川門(ひらかわもん)の往復およそ3km。 お堀と松の緑に囲まれた皇居周辺で、快適なサイクリングを、 しかも無料で体験できるとのこと。 小学生以上なら、自転車に乗れない大人も、 「自転車乗り方教室」で教えてくれるんだって。 ともお ナオト、ここだ!ここに並んで。 俺とナオトは、貸出自転車の申込書を書いて、 ヘルメットやサポーターも付けて、 そしてナオトの身長に合った補助なし自転車を借りた。 乗り方教室に頼らず、 ここは自転車に乗れるパパが教えてあげることにした。 ともお ナオトいいか、ちょっと練習すればスグだから。 帰りには、スイスイスイ~って乗れるようになってるから。 大丈夫!パパに任せとけ! (チリンチリン♪) とはいっても、初めての補助輪なし。 いきなり乗れるわけもなく、 俺が後ろを支えながら一緒に小走りして付いていった。 ともお 前をしっかり見て!下向いちゃダメだ。 漕いで!ペダルも漕いで! ハンドルしっかり!しっかり握って! ナオトは一生懸命にがんばっている! しかし、自転車の乗り方を教えるという、 パパならではの醍醐味だが・・・これほどまでキツイとは!? もっと楽しく、子供と和気あいあいなカンジで、 自転車の練習できると思っていたけど・・・俺の心臓はバクバクだ!! ともお ナオト、ちょっと休憩しようかな。 そんなに張り切ると・・・あとが持たないぞ。 持たないのは俺の方だ。。。 ともお そうだ。ママに練習しているところ送ってやろう。 ほら、自転車にまたがってごらん。 いいか~、いくぞ~、はいポーズ! (カシャ♪) ともお 「ナオト練習中」と書いて、送信。 よし、じゃあ・・・続きやるか? 練習するか?・・・するよな。 ナオトはもうヤル気満々だ! ホントに、今日中に乗れるようになる気だな。 なぜ俺は、そんなことを約束してしまったんだ・・・ ともお いいか、もうお前はほとんど乗れているんだ。 あとは自信だ。練習も大事だけど、自信!気持ちが大事だぞ。 いかんいかん、走りたくないから精神論を言い始めてる。。。 小1にはわかる訳ないか。 ともお よーし、行くぞー! さぁ~~~、ナオト漕げぇ~~~!! そうだ!いいぞ! (チリンチリン♪) ともお 大丈夫!ちゃんとパパが持ってるから、心配するな! (チリンチリン♪) ともお 今、ちょっとだけ乗れたぞ! ブレーキだ、止まる時はブレーキを握って! ともお ハアハアハアハア・・・ もうダメだ・・・もう走れない・・・休ませてくれ・・・ パパ・・・息が切れて・・・死にそうだ・・・ 疲れ果てた父親を見て、ナオトはあきれ顔。 ひとりで練習を続けると・・・走っていった。 こんなことなら・・・乗り方教室に入って、 専門の方にお任せするべきだった。。。 そんなことを思いながら、大の字で寝ころんだ。 ともお しかし・・・今日は天気もいいし、皇居の風も気持ちがイイな! ここで、このまま昼寝したら、気持ちイイんだろうなぁ。。。 はあ~眠い~ (メール受信音) ともお ハッ!! あ、ママからメールだ。 ん?「ナオトは乗れるようになった?」だって・・・ 寝てるのを見られてたみたいだな。 さすが奥さん、いつでも〝繋がってるな〟。 ともお ナオト~!よーし、パパは復活した。 もっかい練習だ! もうちょっとで、絶対乗れるようになるからな!! END |
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2014年5月9日
5月9日 ~麹町・コーヒーショップ ファースト~5月9日の舞台は「麹町・コーヒーショップ ファースト」。 ![]() 私は、「小林エリナ」(28歳)。 下着メーカーで勤務。 今は、新商品の開発などを担当しています。 今日も、ちょっと会社を抜け出して、近所の喫茶店へ。 エリナ こんにちは~。 えーと・・・アイスコーヒーと・・・タマゴサンド。 ください! 会社の近く、麹町にある「コーヒーショップ・ファースト」。 昔ながらの喫茶店。 シアトル系のオシャレなカンジでもなく、 茶色いコーヒーシュガーが置いてあるような重厚感もなく、 ごくごく普通のビジネス街に溶け込む、入りやすいコーヒーショップ。 しっかりと苦みのきいたアイスコーヒーと、 タマゴサンドが私のお気に入り。 他にも、サンドイッチやホットドッグ、お惣菜パンがどれも美味しい! そして、5回に1回は、コロッケサンドも頼んじゃいます。 エリナ うーーーん!!今日もタマゴサンドが美味しい!! そして、アイスコーヒーで落ち着くぅ~。はあ~。 不思議なもので、ここのサンドイッチを食べると、 いつもおばあちゃんのことを思い出す。 なぜなら、小学校の運動会の時、我が家の家族弁当は、 いつもおばあちゃん特製のサンドイッチだったから。 友達のウチのお弁当は、だいたいおにぎりとかお稲荷さんだった。 サンドイッチがメインのお弁当は、ウチぐらいだった。 でも、おばあちゃんの作るタマゴサンドやツナサンドが、美味しかったんだよね。 久しぶりの食べたいなぁ~。 エリナ よしえばあちゃん、元気かな? 久しぶりにメールでもしてみようかな。 「よしえばあ、元気?お母さんに聞いたけど、風邪は大丈夫。」 で、送信と。 おばあちゃんにメールを送る時、気を付けることは、 長文にならないこと。 昔、たくさん書いて送ったら、 読んでるうちに頭が痛くなってきたと怒られたから。 私の中では、1回につき2行までと決めている。 (メール受信音) エリナ 今日の返信は、珍しく早い! 「エリカいつもありがとう(えがお)ばあちゃんの風邪は治ったよ(たいよう)今度はいつ帰ってきますか(ふじさん)」 この意味不明の絵文字も、よしえばあちゃんならでは。 エリナ 今度はいつ帰る・・・か。 ゴールデンウィークは帰れなかったしなぁ。 「まだ決まってないけど、お盆のお休みには帰るよ。 帰ったら、またよしえばあのサンドイッチが食べたい!」 とは送ったものの、お盆に帰れるかな? 夏休みはあるんだけど、 まとまった休みはいろいろやりたいこともあるしなぁ・・・ (メール受信音) エリナ 「お盆に帰っておいで(えがお) ばあちゃんのサンドイッチが食べたいなら田舎に戻ってくればいい(みかん)」 なんで、ミカンの絵文字なんだろ?? サンドイッチの話をしているのに・・・ でも・・・よしえばあちゃんに、「戻ってこい」とか言われると、 正直気持ち揺らぐんだよね。 なんで、わかるんだろ? 友達が徐々に結婚し始めていくけど、私は予定もないし。 仕事も順調といえば順調だけど、将来が不安だし。 東京で暮らし始めて10年。もうすぐ30かぁ・・・。 いろいろ考えちゃうな。 (メール受信音) エリナ また、きた! 「エリナ好きな人はおらんのか(えがお) いたらばあちゃんには教えてよ(ねこ)」 エッ・・・ 頭の中を完全に見透かされてる!! さすが・・・よしえばあちゃんだ。 こんなに孫のことを気にかけてくれるなんて、うれしいな。 よしえばあちゃんとは、いつも〝繋がってる〟って感じがする! エリナ 「うん、わかった!必ず教えるから。 彼氏のことは、お盆に帰った時、いろいろ報告するね。 じゃ、仕事に戻ります!」 あー、送っちゃった。。。 彼氏いないのに。。。 でもまぁ、これで夏までに彼氏を作るという目標もできたし。 よしえばあちゃんに、喜んでもらえるイイ~彼氏を見つけなきゃ! さぁ、会社に戻らなきゃ!! エリナ ごちそうさまでしたー! END |
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2014年5月2日
5月2日 ~上野・国立科学博物館 特別展~5月2日の舞台は「上野・国立科学博物館 特別展」。 僕は、「佐藤まもる」(27歳)。 今日は彼女と上野で待ち合わせ。 あまり行くことのない上野。。。 でも、彼女のどうしても「行きたい!」 というリクエストに付き合って、僕は今、 待ち合わせの時間に上野公園の入り口で立ってます。 (メール受信音) まもる スミレからだ。 なになに・・・ 「間違えて、アメ横の方に出ちゃった!公園の方に向かうから待っててね」・・・だって。 ほら、だから慣れない所で待ち合わせするもんじゃないな。 (時間経過) まもる スミレー!ここ、ここ! スミレは、遅れて来たくせに、急ぐ様子はぜんぜんない。 笑顔で、ニコニコしながら歩いて来た。 ま、彼女が楽しそうにしていて、悪い気はしないけど。 まもる そんで、今日は上野公園で何するの? 行きたいって・・・どこ?? 歩き出してわずか1分ぐらいかな。 目的地へはすぐに着いた。 スミレは、そこで僕に、こんなチケットを渡した。 まもる なんだ?「特別展・・・医は・・・仁・・・術」 ナニこれ?? スミレがくれたのは、上野公園の中にある 「国立科学博物館」で6月15日まで開催されている 「特別展・医は仁術(い は じんじゅつ)」という展覧会のチケット。 まもる これ?スミレが来たがってやつって? ふーん、そうか。で、チケットも買ってあるんだぁ。 「医は仁術」ね。。。 わかった・・・よし、入ろう。 スミレって、こういう博物館とか、絵画展とか、歴史展とか、 前から好きなんだよな。 僕はあんまり・・・苦手。 恐竜とかモーターショーとかゲームショーとかならイイんだけど、 難しいのはダメだ。。。 ま、でも今日は、スミレのために、最後まで付き合おう! ただ・・・「医は仁術」って、何の展覧会をしてるんだろ?? まもる あー、ここだ! なんか、こういう博物館みたいのって、 入る瞬間ワクワクドキドキするよな。 え?あースマホね! そうだ、マナーモードにしとかないと。 しーんとした中で鳴らしたらヒンシュクだ! 「医は仁術」 それは、「江戸の医から、未来を眺める展覧会」というキャッチコピー。 江戸時代の医学についての展覧会らしい。 そういえば・・・そんなドラマが以前あったような・・・ まもる (小声で) あ!スミレ、「大沢たかお」さんが、スペシャルナビゲーターだって!! そっか・・・TBSドラマ「JIN」の主演だった大沢さんだ!! 僕は、ドラマの「JIN」と関連があるとわかった瞬間、 俄然展覧会に興味がわいてきた! 500円で借りられる音声ガイドの声も、 大沢たかおさんの声でテンションが上がった! 会場の中は、意外にもたくさんの人で賑わっていた。 賑わってはいるが、もちろん誰ひとりとして話したりしてはいない。 みんな、静かに展示物を順番に眺めている。 その中に、彼女のスミレもいる。 まもる (小声で) さて、僕も見ていこう・・・ 日本の医学や医療は、世界の最先端と言われているが、 その始まりはなんと江戸時代からだという。 江戸時代に、日本で初めての人体解剖が行われたらしい。 また、教科書か何かで聞いたことはある、「解体新書」なるモノも、 この時期に杉田玄白(すぎた・げんぱく)という方々によって翻訳されたとか。 まもる (小声で) ふーん・・・そうなのか。 意外にも人体の構造がちゃんと解明されたのって、 江戸時代あたりからなんだなぁ。 昔の人の寿命が、今の僕たちよりも短いわけがわかった! そりゃそうだ、病気やケガしたって、治し方や体の構造を、 まだ誰ひとりわかってなかったんだもんな。 まもる ん! (小声で)スミレ!もしかしてアレは・・・ 当時の手術を人体模型じゃないか!? へぇ~~~ やはり、今と比べれば人体模型もかなり違う。 実際とはだいぶ違ってるように見えるけど、 でもこの第一歩があったから、今の医学につながっているんだな。 この時の努力が、今の未来を作っているってことか。。。 そして、最後はあのパラパラ漫画芸人の鉄拳が、 この展覧会のために作ったパラパラ漫画の映画を観て、イベント終了。 まもる ぐぐぐぅ・・・このパラパラアニメ・・・泣げるなぁ。。。 まもる なぁスミレ、僕あんま期待してなかったけど、この展覧会「医は仁術」。 すっげー面白かった。 僕たちも、江戸の医学みたいに、 将来のための第一歩を残していこうぜ。 未来のふたりへ、「繋がる」ようにね! スミレは、なんか変な顔をしていた。。。 END |

5月30日の舞台は「東新宿・舌鼓」。