濃紺のシャツとジーンズ姿。ステージに立つだけで、「絵」になります。
3年ぶりにベリテンのステージに戻ってきた男、斉藤和義。
ちょっとアゴヒゲも濃くなりました。
3年ぶりってことは、パパになってからは初ですねぇ。
今回は、ギター、ベース、ドラムを率いての4人編成。
ギターソロパートから始まる
♪「I LOVE ME」。
このギターソロが、また格好良い!
今日も開始から"ほんの数秒"で、何千人もが彼のトリコになります。
和義:イエーイ!ただいまー!(観客:おかえりー!)
和義:暑いねぇ。ベリテンは3年ぶりくらいですかね。
地元でこんなに続いてんのは嬉しいですねぇ。(観客、拍手)
実家は、壬生なんですが・・・家を建て直しまして、荷物をまとめに来いと言われてるんですが、まだ行けてなくて・・・
そんなプライベートトークもはさみつつ、
演奏は
♪「猿の惑星」から新曲の
♪「ウサギとカメ」へ。
動物つながりは偶然か?
どちらの曲も、歌詞に昨今の社会問題が織り込まれた、存在感のあるナンバー。
会場西側の林に、陽が隠れ、少し涼しい風が芝生広場を通り抜けます。
和義:(マイクスタンドに)
トンボがとまってんだよ!
あ、つかまえた(笑) ちょっと弱ってるかな?(→トンボ逃がす)
こないだ野外フェスで、ライブ中にコガネムシが出てきてさぁ・・・
野外フェスの思い出から、思い出ツナガリで・・・
和義:じゃあ、次は、PVを宇都宮のパン屋の屋上で撮った曲!
宇都宮のパン屋のナントカっていう屋上からみたら、ロンドンっぽく見えてさ。
ビートルズのパロディをしながら撮ったんだよね。
♪「ずっと好きだった」
そして・・・曲が終わりそうになり・・・終わらない。
またイントロが流れ出して・・・あの曲!
WEBで披露して話題をさらった
♪「ずっとウソだった」。
怒り、悲哀、困惑、さまざまな感情が込められた歌詞を、その痩身から搾り出すように届けてくれました。単に話題性を狙っての替え歌ではないんだという姿勢が伝わります。
♪「ずっと好きだった」も♪「ずっとウソだった」も曲サビは会場中で大合唱になりました。
イントロでググッとくるハートをつかまれる曲と言えば、この曲もはずせない!
♪「歩いて帰ろう」
2番の歌詞を、観客に歌わせるなどもパフォーマンスもありました。
斉藤和義のラストナンバーは、ギターソロ・弾き語りでの
♪「歌うたいのバラッド」。
じっと和義さんを見つめ、耳を澄ますオーディエンス。
見上げれば、空はいつしか茜空。
ゆるやかに時が流れ、そして、演奏が終わりました。
和義:ありがとう。またね~。
いつものライトな挨拶でステージを去った和義さん。
客席には満足そうな笑顔があふれていました。
【ファミリースタンディングゾーンから】
小山市から一家4人で参加したノグチさん一家。
30代ご夫婦&長女むーちゃん(7歳)&長男しゅう君(5歳)。
斉藤和義さん、カッコよかった~!100点満点で言うなら、"120点"くらいです。♪「歌うたいのバラッド」も印象深かったですし、あと『あの曲』を歌うとは・・・ちょっと驚きました。
(ファミリースタンディングゾーンについて)
こんなにアットホームで、かつ、しっかり盛り上がれる環境に大満足です。別のフェスでは子どもと観戦できるエリアがあっても、かなりステージから遠かったので、今回は逆にビックリ!あと、思っていた以上に子どもたちが楽しそうでした。こういった場所と機会があれば、"音楽好きな子どもたち"もどんどん増えそうですね。ベリテンには初参戦ですが、来年もファミリーで来たいですね。