[番組で紹介した情報]2020年1月15日
むれ![]() |
2020年1月9日
ねずみのシーモア紹介絵本 「ねずみのシーモア」
作:池田朗子(あきこ) 絵:福田利之 あかね書房より 今年の干支より、ねずみの絵本の紹介です。シーモアは、喫茶店の本棚に住んでいる小さなねずみの男の子。生まれて一度もお店の外に出たことがありません。ある夜のこと、いつものように店主が残してくれた大好きなチーズケーキを食べようとすると、一冊の本が落ちてきました。その中から、エニモという名前の、紙のようにぺったんこのねずみが飛び出してきました。エニモはシーモアを本の中へ誘います。思い切って、飛び込んでみると、海、魚たち、森の中、動物たち、宇宙など、まだ見たことのない世界がたくさん広がっていました。シーモアは本の冒険を終えた後、もっと広い世界を探しに喫茶店から旅立つのでした。 シーモアは、原宿の「シーモアグラス(SEE MORE GLASS)」という喫茶店から生まれました。シーモアグラスは、この絵本に出てくるような絵本の読める喫茶店で、本当にシーモアが住んでいそうな、素敵な場所です。 この絵本を読むと、シーモアのようにきっと新しい挑戦をしてみたいと思うはずです。まさに一年の始まりにふさわしい絵本です。素晴らしい一年となりますように。 ![]() |
2019年12月25日
365まいにちペンギン紹介絵本 「365まいにちペンギン」
作:ジャン=リュック・フロマンタル 絵:ジョエル・ジョリヴェ 訳:石津ちひろ ブロンズ新社より 小学校の読み聞かせボランティアを始めてから、毎回悩むのは高学年の絵本選びです。おすすめの中でも、今回紹介するのは、低学年から高学年まで大人気の一冊です。 ある一家の元旦の朝、玄関のチャイムが鳴ります。 「ぼくはペンギン1ごう。おなかがすいたらなにかたべさせてね」 宅急便で一羽のペンギンが届きました。そして翌朝は2号、翌々朝は3号と…1月の終わりには31羽になりました。そんなありえない日々が始まりました。ペンギンの管理に戸惑い、アイディアが生まれては次なる問題が起き、その繰り返しの日々が続きます。さてペンギンは、いったいどこまで増えるのでしょうか?いつの間にか他人ごとのように思えなくなってくるこの展開、最後まで目が離せません!ユーモアたっぷりの絵本ですが、実は今や重大な地球温暖化問題の物語なのです。 ここ数年、異常気象という言葉をよく聞くようになりました。時には甚大な災害を引き起こすこともあります。絵本を通じてこのような問題にもっと身近に取り組んでくのも一つのエコではないでしょうか。 ![]() |
2019年12月18日
ミニクリスマス紹介絵本 「ミニクリスマス」
ドンボスコ社 いよいよ、クリスマスです。毎年大人気のかわいい絵本の紹介です。手のひらサイズの箱に、大人の指三本ほどの小さなクリスマス型抜き絵本が、5冊おさめられています。それぞれのタイトルは「サンタクロース」「ほし」「サンタさんのそり」「ゆきだるま」「クリスマスツリー」。それぞれ素敵なクリスマスストーリが描かれています。ボードブックなので、つくりもとても丈夫です。また、絵本は立てることもできるので、オーナメントとして飾っても、とってもかわいいです。クリスマスプレゼントにもとっても喜ばれています。 ![]() |
2019年12月11日
いろいろクリスマスツリー紹介絵本 「いろいろクリスマスツリー」
作:おおでゆかこ アリス館より 待ちに待ったクリスマスシーズン!町もどんどん煌びやかになっています。皆さんのお宅はもうクリスマスツリーは飾りましたか? この絵本にはいろんなクリスマスツリーが登場します。森の中では、リスたちがどんぐりいっぱいのツリーを作っています。氷の国で、ペンギンたちが作ったのは、氷山のスライダーツリー。深い海の底では、真珠が輝く、キラキラのツリーが飾られています。他にも、ねずみの家族のツリー、へびのツリー、ヤドカリの海辺のツリーが登場します。さて、みんなどんなツリーを飾ったのでしょうか? 場所も飾るものも、みんないろいろ。かわいい動物たちが、思い思いに作るクリスマスツリーはとっても素敵です。みんなは、どんなツリーをかざりたい? 当店もシンボルツリーにあかりが灯り、店内も、絵本や飾りつけで、クリスマスモードたっぷりです。 ![]() |
作:ひろたあきら
KADOKAWA
黄色い表紙に、ありが並んでタイトル「むれ」と人文字ならぬ、蟻文字を作っています。この絵本にはいろんな群れが出てきます。ひつじのむれや、さかなの群れ、きりんの群れ、とうめいにんげんの群れも登場します。そんな群れの中から、一つだけ特徴のあるものを探す絵本です。それはパッと見てすぐわかるものだったり、微々たる違いだったり。また、その違いがまたユニークなものばかり。そして、最後に登場する群れは、表紙にも出てきたありの群れ。周りとは異なる一匹が、群れから外れて向かった先にはとてもユニークで個性的な群れが広がっていました。ここにたどり着くまで、ページをめくるたびにあったドキドキやワクワクが一度にやってきたように興奮しました。この絵本を読み聞かせると、いつの間にか絵本の周りには群れが出来ています。
この作家さんは絵本が大好きな吉本興業の芸人さんです。芸人さんならではの発想とユーモアたっぷりの笑える探し絵本です。