[番組で紹介した情報]2019年10月30日
紹介絵本 「もっともっとおおきなおなべ」 |
2019年10月23日
紹介絵本 「アイスクリームが溶けてしまう前に」紹介絵本 「アイスクリームが溶けてしまう前に」
作:小沢健二と日米恐怖学会 福音館書店より 1,512円 10月と言えばハロウィンですね。なんてセリフも昨今では違和感がないくらい、日本でも市場規模がバレンタインを上回り、クリスマスについで第2位になりました。しかしまだまだハロウィンって何?という方も多いでしょう。そこで、とてもわかりやすくてハロウィンが大好きになる絵本を紹介します。 街はゴーストタウンのように装飾され、子どもたちは手作りのおばけの衣装をまとい、お菓子をくれないといたずらするぞ!と近所の家のドアをノックします。ハロウィンは子どもたちにとってどんないたずらをしても許される夢と魔法の世界です。しかしなぜお菓子をもらうのでしょう?なぜ仮装するのでしょう?ハロウィンの由来や子どもたちの家族や友達と過ごすかけがえのない時間を、ミュージシャンのオザケンが歌の歌詞のように言葉を綴り、絵本に閉じ込めました。 子どもたちがハロウィンにお菓子をもらうのはアイスクリームが冷たいのと同じくらい当たり前。しかし子ども時代の終わりが来る。大人になった子どもたちは考える。パパやママとあの時に作っていたのは何だったのだろう?思い出や愛いう気持ち、一緒の時間。いつかタイムマシーンが発明されるとしたら、その答えを知るために発明されるのだ。アイスクリームが溶けてしまう前の、あの特別な夜へ! ハロウィンで子どもと過ごす時間も、絵本を通して子どもと触れ合う時間もとても愛おしくなる、まさに傑作です。 |
2019年10月16日
紹介絵本 パパがやいたアップルパイ紹介絵本 パパがやいたアップルパイ
文:ローレント・トンプソン 絵:ジョナサン・ビーン ほるぷ出版 食欲の秋、美味しいものがたくさん実る季節になりました。今回はとびきりおいしいアップルパイの絵本のご紹介です。 「これはパパがやいたあまくてあつあつのアップルパイです」から始まるこの絵本。アップルパイを作るためにパパが摘んできた赤くておいしいりんご。その木はねじれてとても立派です。木には深くねざした根っこが大地に這い、恵みの雨が大地を潤し、空には大きな雲が湧いて、お日さまが命でいっぱいの地球を照らしています。それらが全部このアップルパイにつまっているのです。このように家族の愛と自然の恵みにあふれた幸せなアップルパイをみんなで食べるまでが、つみあげうたとなって、とても壮大に描かれています。 このお話によって、動物も植物もすべてお互いの恵みおかげで生きているということに改めて気づかされます。すべてのいのちに感謝しながら、家族みんなで読んでいただきたい一冊です。 |
2019年10月9日
紹介絵本 どうぶつえんのピクニック紹介絵本 どうぶつえんのピクニック
作:アーノルド・ロベル 訳:舟崎克彦 岩波書店 よく晴れた秋の日は車でおでかけ!が、最高ですね。そこで、今回の紹介絵本は、どうぶつえんのどうぶつたちのドライブのお話です。 ある日のこと、「ぜえぜえ ぐずぐず ごほん くしょん」動物園の動物たちはみんな悪い風邪にかかってしまいました。飼育係のマスターさんは心配して、お医者さんに診てもらうと…、なんと運動不足が原因。毎日檻の中にいるので、病気になってしまったのです。そこで、マスターさんはお弁当をいっぱい作って、動物たちをバスに乗せて、ドライブへ出かけました。けれど、外の世界には楽しいことがいっぱいありすぎて、もう動物園には戻りたくありません。困ったマスターさんが思いついたことは…? この絵本の著者は、がまくんとかえるくんシリーズのアーノルド・ローベル。物語も面白いですが、登場しているマスターさんと動物たちの表情がとてもかわいくて、おもわずほっこり。そしておしゃれ!絵本も小さめのサイズなので、お出かけのお供にもおすすめです。 |
2019年10月2日
紹介絵本 ともだち しょうかい しようかい紹介絵本 ともだち しょうかい しようかい
作:tupera tupera ブロンズ新社 大好きなツペラツペラの待望の新刊の紹介です。なんと、本がおすわりする!?という今までにないしかけ絵本です。 この絵本と出会ったら、中に登場する人たちは、すでにあなたのお友達です。ページを開いて、頭と足を折り返すと、お友達が出現します。では、さっそく紹介をしてみましょう!まずはじめは、運動神経が飛びぬけて抜群のケイ君!かっこよくてモテモテなんだけど、実は だけはどうしてもできないんだって!他には歌が上手なミレドちゃん、目指している歌手は さんなんだって!次は動物が大好きなアニーさん。飼っている動物は と、 と、 等々まだまだたくさんいるんだって!など、それぞれお友達が9人登場しますが、みんな陽気で個性的! に自由に言葉を入れることによって、もっとユニークに♪そして最後は自己紹介です。一人でこっそり、みんなで一緒に考えても楽しい!友達紹介名人になりましょう! |
作:寮 美千子 絵:どい かや
フレーベル館
毎日のように収穫祭や紅葉のニュースが流れてくるようになりました。きりっとするような秋風と澄んだ青空がとても気持ちのいい季節です。ただ、朝晩だいぶ冷え込むようになりました。今回紹介するのは、そんな肌寒さを感じる時に読みたくなる絵本です。
森はすっかり秋の色です。かごいっぱいにきのこをつんだねずみくんは、シチューを作るようです。味見をしながら作っていきますが、しょっぱくなったり、うすくなったり…。塩や水を足していくうちにねずみくんのちいさなお鍋はいっぱいになってしまいます。そこでもっと大きなお鍋を借りるために、少し大きなお友達のところへ出かけていきます。そこにはおいしい食材があって、お鍋に一緒に入れることに。するとまたお鍋がいっぱいになってしまい、次のお友達のところへ。次へ次へとどんどんお鍋は大きくなり、友達も具材も増えてとってもにぎやかでおいしそう!
秋の森のぬくもりと動物たちのかわいらしさが、やさしく描かれていて、お気に入りのページを開いて飾りたくなります。動物たちが作るシチューの味も想像が膨らんで、とてもほっこりするお話です。大きなお鍋で、あつあつの美味しいシチューを作って、家族みんなで食卓を囲みたくなりますね。