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[ちょいモテゴルファーへの道]

2014年9月19日

観客のデリカシー

先月、高垣プロが目をひいたニュース
「サッカーJリーグの3/23に行われた、浦和レッズvsサガン鳥栖のゲーム」
このゲーム、NEWSでも耳にしたかと思いますが
“無観客試合”を強いられました。
これはJリーグから、浦和レッズサポーターが起こした不始末を
“チーム側が治められなかった”というペナルティだったのですが…

この“観戦客の不始末”という問題、
日本のゴルフ界でも、かつて起こったのです。


当時アメリカツアーで活躍していた女子プロゴルファー
「岡本綾子が泣いた!」
ある大会で、岡本選手と一緒にプレーしていた外国人選手が
ボギーをたたいてしまったとき、
なんとギャラリーから、拍手と共に『ナイスボギー!』と声が出てきたそうです。

日本では、例えば…仲間がミスったときに「ナイス、ナイス…」と
声をかけることがありますよね?
これは「気にするな」という意味で使ったりします。
決してそこには“悪意”があってということではないはず
ところがこれ、外国人選手(プロ)にとっては、強烈な嫌味になります。

このギャラリーの行為に、岡本選手は恥ずかしく
怒りと悔しさの涙を流したんだそうです。。。


実際に高垣プロも、これと似たような体験を…
ある日、外国人ゴルファーと一緒にラウンドしたとき
その外国人がOBを打ってしまった。
その瞬間、同じ組の知人が『ワンモアプリーズ!』と叫んだそうです…。

きっと“ドンマイ、もう一回打っていいよ”って言いたかったんだと思いますが
相手の外国人には「もう一回OBを…」って受け取っちゃいますよね。



日本人は「サービス精神」で言ったつもりが
相手を怒らせちゃうことになりかねない…

みなさんも気を付けましょうね!デリカシーの問題。

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高垣真路
(たかがき しんじ)プロ

PGAティーチングプロ(A1)

決して自分の型にはめることなく、受講生の体型やパワー、年齢、ゴルフスタイルなどに合わせてレッスンを施す。
ビデオ撮影も取り入れ、肉眼では見えない部分をチェックするなど、わかりやすい解説と的確かつ丁寧な指導で定評のあるティーチングプロ。
また、西の森ゴルフパークでジュニアスクールを開講するなど、ジュニアの育成にも積極的に取り組んでいる。
2006年の栃木県知事杯で優勝を飾った作新学院に通う高校生、高橋勝君も、高垣プロの教え子で、現在も西の森でレッスンを受けている。