[MY TOWN なかがわ(2014年3月放送終了)]2012年4月26日
#30 水戸黄門ゆかりの「 たけのこ祭り 」![]() たけのこ祭りとは、
馬頭地区の氏神様 静神社の春季例大祭の別称で 旧暦5月の季節に 氏子たちがタケノコを煮て食べ、 例祭参拝に来た人に振る舞ったことから この名前が付きました。 当日は、静神社から神様に降りてきていただき、 町内を神輿で渡御します。 担ぎ手は、白丁( はくちょう:白い装束 )に 黒い烏帽子をかぶり 太鼓の音に合わせて、ゆっくりと静かに町内を練り歩きます。 ![]() その列には当番町の屋台も加わり、
列の長さは 何と50mほどにもなるそうです。 当番町とは、たけのこ祭りを仕切る町のことで、 1年ごとに新町・田町・南町・室町の それぞれの町が当番となり、 各町の屋台を出します。(今年の当番は新町) その町に残る屋台彫刻は、 日光東照宮造営宮大工の彫刻の流れをくむもので、 その美しさには、目が奪われてしまいます。 さらに、たけのこ祭りでは 屋台の前に舞台をすえ 余興の歌や踊りが演じられます。 この舞台が他に類をみないもので、 民俗学的にも価値の高いものとされています。 ![]() 伝えられるところによると、
話は江戸時代に遡ります。 水戸黄門でおなじみの水戸光圀公が、 たけのこ祭りを見に来られておりました。 その日は 日差しの強い中で、 娘手踊りをご覧になった光圀公は 「何か日差しを遮るものはないのか」 と命ぜられました。 即座のことで、馬頭院の仏事用の白黒の幕しか用意できず これを天幕として利用しました。 しかし、これだと白黒になってしまうと 当時の世話人の粋な図らいで 若衆がつけていたピンク色のタスキを 白黒の天幕の上からかけたそうです。 これを「御免天幕」といい 今日でもこの形が残っています。 白と黒とピンクの舞台・・・・。 なかなか見ごたえがあります。 精巧な彫刻屋台に舞台、そして御出社・御帰社と 様々な見どころがあり、目を楽しまさせてくれるお祭りです。 水戸光圀公 ゆかり の 極めて古く、その形が今やなお残る伝統的なお祭りに ぜひ 足を運んでみてください。 ![]() ※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※
5月1日(火) 御出社 ◆16時~ 静神社より神輿と本屋台行列での御出社 5月1日(火) 余興庭割、本屋台巡行と御帰社 【民謡と踊り】 茨城県磯節保存会・福田佑子 外のみなさん ◆10時30分 / 11時30分 / 12時30分 14時 / 19時30分 ~ 【お囃子演奏】 鷲子囃子保存会のみなさん ◆11時30分 ~ 【御帰社・金棒引き】 ◆16時~ 御仮屋より神輿と本屋台行列での御貴社 金棒引き(稚児行列) ◆20時~ 屋台に提灯を飾り、町内巡行 ※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※ |
那珂川町で古くから続く
伝統的なお祭り 「たけのこ祭り」が5月1日・3日
馬頭中心商店街を会場に行われます。
このお祭りの執り行い方、屋台、舞台には
“めずらしい云われ”があるようです。
果たして、その云われ・歴史とは?
町内外問わず、必見のお祭りです。
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