[放送内容]2014年5月21日
広重が見た江戸の名所 ―名所江戸百景展―![]() その名の通り江戸の名所が描かれてる“名所江戸百景”。
市川さんによると、浮世絵は当時 今でいう情報誌のような役割も果たしていたそうです。 江戸時代の人たちは、浮世絵を故郷に持ち帰って 「江戸ってこんなところなんだよ!」と話したり 「江戸にはこんな名所があるんだ~」 「いつか江戸に行ってみたーい!」なんて 想いを馳せたりしたんでしょうか。 名所江戸百景は全120点で それぞれ春・夏・秋・冬に分けられており 前期で春・夏の1/3(60点)、 後期で夏の2/3~秋・冬(60点)が展示されます。 今回、私は前期の展示を見てきましたー! ![]() 教科書やインターネットで見たことがある浮世絵。
だけど、美術館で見てみると その色の鮮やかさに驚きました。 キレイ! 色数は多くないはずなのに ものすごくビビッドな印象で目に焼き付きます。 ![]() これは“亀戸梅屋敷”という浮世絵。
(特別に許可を得て館内を撮影させていただきました) 臥龍梅(がりゅうばい)と呼ばれた 当時の有名な梅の名所なのだとか。 よーく見てください。 ただの梅の絵ではありません。 ちゃんと、奥に見物の人々が描かれているのです! このように、広重の絵って構図が面白いんです。 ただ風景を描くのではなく 窓から切り取った景色を描いたり。 趣味で写真を撮る人にも参考になる・・・かも?! 私Rioおすすめの楽しみ方は 江戸時代と現在の風景の比較。 絵の一つ一つに 「この絵の場所は現在のこの辺ですよ~」という地図と 学芸員さんたちが総出で撮影してきた(!)という その場所の写真が横に並んでいるのです。 ![]() これがまた楽しい!
「よく知っているあの場所が 昔はこんなだったの!?全然ちがーう!」や 「そういえば今も名残がある!」など 様々な発見があります。 見ているだけでも楽しい、この特別展ですが さらに理解を深めたいなら 名所江戸百景についての講演会に 参加してみてはいかがでしょう? 館長の市川さんが “名所江戸百景”の見どころについてお話してくれます。 帰りはロビーでお土産も買えますよ~! 展示はもちろん、隈研吾さんが設計した 和の雰囲気が素敵な建物にもご注目ください! *:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・ 【馬頭広重美術館】 住所:栃木県那珂川町馬頭116-9 お問い合わせ:0287-92-1199 『広重が見た江戸の名所 ―名所江戸百景展―』 前期:平成26年4月18日(金)~5月18日(日) 後期:平成26年5月23日(金)~6月22日(日) ※5月19~22日は展示替え期間につき休館 特別展入館料:大人 700円・高校、大学生 400円 中学生以下無料 ☆記念講演会:6月14日(土)午後1時30分~ 視聴覚室にて 参加無料(先着50名) *:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・ 【プレゼントのお知らせ】 那珂川町 馬頭広重美術館で開催中! 春季特別展 『広重が見た江戸の名所 ―名所江戸百景展―』 この特別展の招待券をペアで5組10名様に プレゼントします!! ご希望の方は、この「那珂良しラジオ」のHPにある “プレゼントの応募”の専用フォームから <特別展チケット希望>と明記して ご応募ください! なお、当選者の発表は 発送をもってかえさせていただきます。 ※現在は後期展示のみとなります。 最終日は6月22日(日)です。 ![]() |
その広重の最後のシリーズ作品と言われるのが
江戸の風景や人物を描いた『名所江戸百景』。
現在、那珂川町馬頭広重美術館では
春季特別展
『広重が見た江戸の名所 ―名所江戸百景展―』を
開催しています。
ご案内してくれたのは
物知り館長の市川 信也(いちかわ・しんや)さん。
浮世絵について、作品ひとつひとつについて
詳しく丁寧に教えてくださいました!