RADIO BERRY 76.4FM
エールなすしおばら
番組後記
2015/3/7
〜なすしおばらブランド「赤松材の経木」〜
日本に古くから伝わる、様々な伝統工芸。
今回はその中でも那須塩原で50年以上前から続いているという「経木」づくりの工場へ伺いました。
訪れたのは「島倉産業株式会社」。
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お話を伺った、島倉彰秀さん。
工場の外には材料となる大きな赤松が積まれており、屋根の下には おがくずがたくさんたまっていました。赤松ということで非常にいい匂いがします。
〜「経木」とは〜
薄く削り出した「木」で作られており、近代では『包み紙』として、お肉や魚などを包んで保存するもの。
更に昔は紙として用いられており、お経を書いたことから「経木」と呼ばれるようになりました。
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そんな経木、工場の外でお話を聞いていても、中からガシャコンガシャコンと機械の音が聞こえてきます。
ということで工場の中へ早速突入――
高さ1.5mほど、横幅10m近くある、黒光りする機械が木の板をピストンしていました。
そしてそこから生み出される薄い紙のような経木。
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時折機械を止めて木を削る歯を調整したり、かんな部分をメンテナンスしている職人の匠の技。
昔から受け継がれている、伝統的な技術がそこにはありました。
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奥には山積みになっている経木が置かれた倉庫が。
もう日本全国でも限られたわずかな企業しか経木の制作をしていないため、生産を止めてしまう会社が出てくると、新しく取引が増えてしまうんだとか。
普通なら喜ばしいことかもしれませんが、島倉産業で使う機械もすでに50年もの。
機械を開発した人も残っている人は少なく、修理をできる人となるともはや残っているのかわからないというレベル・・・
「機械になにか重大な問題が起こってしまえば、そこで経木の生産は終わってしまう。」
島倉さんは言います。
無機質な紙や道具と比べた時に感じられる、触った時の温かみや何とも言えない味わい深い質感、そしてかすかに香る松の匂い。
無くしてはならない、無くなってほしくないと願うばかりなものが、そこにはありました。
経木、作り続けてほしいものです。
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島倉産業
那須塩原ブランド「赤松材の経木」
販売場所
・道の駅明治の森黒磯
・道の駅湯の香塩原
・那須野が原博物館 など。
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ぜひ皆さんも見かけたら手に取ってみてくださいね。
これで手紙をかけば、とてもおしゃれに仕上がりますよ!
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