[キラリ!日光]2013年12月5日
墨彩画家の矢島想月先生にインタビュー!![]() 描かれる「墨彩画」とは、水と墨の濃淡の絵に彩り(色)をそえたもの。先生の描く仏は「想月仏」とも呼ばれていて、どのお地蔵様もふんわり優しく笑みをたたえています。
これは「顔施(がんせ)」という仏教のことばを想起したものだそうで、意味は、私は何もできないのとは言っても、あなたには笑顔があるでしょう、それを自分の顔にたたえなさい、というような意味だそうです。 さらに笑顔の施しは自分自身だけではなく、周りの人も明るくするから、と終始にこやかな顔で取材に応じてくださる想月先生。 ![]() この日、突然先生から素敵なサプライズがありました。私に絵を描いてプレゼントしてくださるということで、実際に目の前で、描いてくださったんです! 金で縁取られた色紙とに数種類の筆を使い分けて、墨と水でもって描いてくださいました!
![]() その時さらさら~と書いてくださった作品がこちら(写真↓)。添えられた言葉の優しさが、心に行き渡ります。真ん中の仏さまは観音様だそうで、理由は、私が似ているから、その様に頭部を書き込んでくださったんです。観音様に似ているだなんて、大変おそれ多いですが、とても嬉しいです!!
また左上の中が赤く塗られた丸は、先生のシンボル。どうして赤をお使いになるんですか?との質問に、笑顔がつづく気がするから、とお答えになった先生。先生の絵を見て心が癒される理由が分かった気が致しました。 ![]() そろそろもう、完成かな?と思った時に、先生が面白いことをおっしゃったんです。
「ちょっと、口紅貸してごらん。」 えっ 口紅ですか?と思ったけれど、急いで鞄から取り出してお渡しすると、ちゃちゃちゃっと想月仏さんのほっぺがほんのりオレンジ色に染まりました☆ 自分の持つ笑顔の大切さを再発見して、これからも明るく前向きに生きていきたいと思いました。 皆さんはどんな風に感じられたでしょうか。 是非想月先生の生の絵を欲しい!と思った方。先生は年に1回、6月に日光山内にあるギャラリー蓄音機で個展を開かれていますので、その時にお買い求めできるそうです。今から楽しみです♪♪♪ ちなみに先生はいつも、日光下駄(写真↓)を足元に履いておられます。 ![]() |
今回は景子さんも大好きなこの絵の作者さんに会いに行ってきました。お名前を、矢島想月さまと申します(写真↓右)。