[今回のSAKURA情報]2015年1月21日
フィオーレ喜連川のアーティストさんについて☆![]() 「亜磁彩」はアジサイと読みます。アはアジアの亜、磁は磁器人形の磁、彩はいろどりの彩。池本先生が作る彩り豊な磁器人形が、ASIAを超えて海外にはばたくように、との想いが込められているそうです。
磁器人形とは、磁器でできたお人形で、その色は例えタイタニック号と共に沈んだとしても色褪せることのない技術が集約したものです。 その中でも先生が47歳の時に出会って30年近く続けてきたのが、レースドール人形です。(※写真↓) ![]() 繊細なレースが美しい・・・それもそのはず。実は池本先生は、レースドール作家になる前はファッションデザイナーとしてご自分のブランドを設立されていた方なんです。ファッションデザイナーと言えば、なにもない所から服をデザインして生地を裁断、縫製するという、アイディアを立体にするお仕事。どおりで流れるドレープがエレガントな訳ねと、合点がいきますよね??
プロとして活動されておよそ30年。池本先生の作品は1体数十万円位するそうです。レースドールを究めた先生の技には、一つだけ難点があったそうです。それは・・・レースドール作品は壊れやすい為、海外への輸出に向かないとのこと。日本国内では個展を何度も開いてきたものの、いざ本場・ヨーロッパからお声がかかっても運搬不可のため実現しなかったとのこと。 そこにたまたま2020年の東京オリンピック開催の話題が持ち上がって・・・ 先生は大きな夢を抱きます。運搬に耐えうる「Made in Tochigi,Japan」の磁器人形を世に送り出したい!!! そして誕生したのが「浮世絵人形」です。(※写真↓) ![]() レースドールの西洋人とは違う、日本人がモデルの「浮世絵人形」は、江戸時代に隆盛を極めた浮世絵の美人画(平面)の中から、立体的に飛び出しました。池本先生の手にかかると、浮世絵では描かれていない着物の流れや、つややかな黒髪の豊かさなどが、お上品に表現されます。
実際に彼女と出会った者としての感想は・・・彼女の息を感じることができる・・・つまり、浮世絵は日常生活の一部を切り取ったものであると言われて見ても、どこか自分とはつながりの無い時代が描かれている感じ。一方の「浮世絵人形」はというと、実在感が圧倒的なんです。彼女はどんな声色で話すのだろう、手に持つ金の扇では、一体どんな舞を見せてくれるのだろう、どんな唄や三味線の音色が彼女を包んでいるのだろう・・・ついつい話しかけてみたくなるんです☆ ![]() 先生は御年80歳。愛媛で生まれ、上京後にデザインを勉強しファッションデザイナーの道へ。レースドール作家から、今度は浮世絵人形作家へと歩みを進めます。いくつになってもチャレンジ精神を抱く池本先生の座右の銘は、
「希望と努力」 戦後に青春時代を過ごした先生は、中学生の頃から学費も自分の道も、自分の力を信じて切り拓いてきた方です。だからこそ池本先生のこのお言葉は、立体感をもって私たちに響いてくるのではないでしょうか。 先生のこれからと、「浮世絵人形」のこれからに、未来永劫さちあれっ!!! (※写真↓の池本先生は、完成したばかりの浮世絵人形専用の箱を披露してくれている所。貴重な作品にも関わらず、みささんに「コレ。持ってっちゃう?」と軽妙トーク。ユーモアのセンスも超一流の先生です☆) ![]() |
こちらは、作家・池本守先生の「アトリエ亜磁彩」です。(※写真↓)