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2014年6月18日

平川晋吾先生

今年の春、御年78歳で瑞宝章を綬章された鋳金家の平川晋吾さんにお話を伺ってきました。
瑞宝章とは、社会・公共のために功労がある方に国から授与される勲章の事。
平川晋吾さんの綬章理由は「学校において教育又は研究に直接携わる業務」に、宇都宮大学で35年間美術教諭として携わったから、ということです。

平川少年と鋳金との出会い。。。
10代の頃、モダンバレエの舞台装置の仕事をきっかけに鋳金と出会い、鋳金の魅力にみせられた平川少年。大学に進学する時にはすでに、「金属を使った仕事がしたい」と、自分の進む道を決めていたそうです。
東京芸術大学を卒業する頃に、鋳金家として生きるきっかけとなる出来事に出合います。
それは、「奈良の大仏」として有名な、東大寺での大仏研究のお手伝い。
それからおよそ20年、平川さんは東大寺に通います。研究を重ねてゆく内に、先人たちが残した美術を研究する楽しさや、当時の技術を想像する面白さを知ったそうです。
大仏様の所に行けるチャンスは、一年にたった一回だけ。貴重なチャンスを無駄にしない為にも、平川さんは懸命に大仏様と向き合います。
そして20年が経ち「鋳金について伝えたい!」という思いが強くなった平川さんは、故郷の宮崎県を離れて、宇都宮大学の教員になりました。
それから35年。平川さんは宇大で教べんをとり続け、今年、瑞宝章を綬章されたという事です。

さて、今回【SA・KU・RA FM】にお越し頂いたのは、もちろん先生がさくら市と深い関わりをもっていらっしゃるからです。
なんと。実は、氏家の光明寺境内の高い所に安置されている、江戸中期に造られた県指定文化財の不動明王坐像は、平川さんが修理されたんですね。

私は平川さんのお話を聞いていて、美術に関わるプロの、アートに対する畏敬の念や、美術品への、強いてはそれを作った昔の人たちへの、深く、温かい眼差しを感じました。







「鋳金」という言葉の説明を改めてします。「鋳金」とは金属の修理の他に、金属を溶かして作品を作る事を言います。材料は銅や鈴、鉄、ステンレスなどたくさんあって、そういった金属を自在に操って工芸品に変身させるのが、鋳金家です。
数ある工芸品の中でも特に平川晋吾さんは、お花を飾る為の壺を作り続けています。
その理由を語っていただきました。

誰かの喜ぶ顔が見たい…。シンプルな理由が、先生のアートの原点だそうです。
少年時代に抱いた夢を胸に、先生は今も鋳金家としてご活躍されています。
きっとこれからも平川晋吾さんのアートへの姿勢は、変幻自在に形を変える金属を通して、これから先も人々に受け継がれていくのではないでしょうか。
例えば教え子さんたちに伝えてきた教育は、そのまた教え子たちに紡がれてゆく。例えば美しい花を生ける花瓶は、誰かの笑顔を誘う、といった風に。
改めて光明寺に行って、先生の手仕事をみてみたいと思いました。

颯爽と自転車に乗ってのご登場!!!

後日、どうしても光明寺にお目にかかりたく~~スタッフ3人でいってきました♡
実物は、やはり迫力満点でした。
思っていたよりポップで華やかな不道明像、ぜひみなさんも一度光明寺を見に行ってくださいね!!!!

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さくら市