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[齋藤さんの栃木市ラブ]

2012年10月22日

歴史残す町並み…栃木市嘉右衛門町

江戸から明治時代の蔵や木造づくりの歴史的な建物が残る
栃木市蔵の街エリア。

今年7月には、この蔵の街エリアにある
栃木市泉町、嘉右衛門町、小平町、錦町、昭和町のそれぞれ一部が
栃木県内では、はじめて
国の重要伝統的建造物群保存地区になりました。

重要伝統的建造物群保存地区は、
城下町や宿場町、門前町など全国各地に残る
歴史ある集落や街並みを守るために選定されるものです。

今回は、国の重要伝統的建造物群保存地区になった
栃木市嘉右衛門町の街歩きに出かけてきました。

その嘉右衛門町で見つけたのが岡田記念館。
岡田家は、室町時代から550年以上、栃木市に住む旧家です。

栃木市周辺の13の集落を管轄する代官として、
栃木市の歴史と共に歩み、
その足跡を今に伝えています。

ご案内いただいたのは、岡田記念館の岡田陽子さん。
岡田家は、
元は京都の三条で時の天皇に仕えていた武士でしたが、
後醍醐天皇が島流しになり、岡田家の祖先が浪人になって
流れ流れて栃木市へ来ることになったそうです。

巴波川を水源に農業をはじめるため、その近くの荒れ地を切り開きました。

栃木市で開墾した後、
もともと栃木市に住んでいた人たちとも親しくなり、
岡田嘉右衛門という代々岡田家で引き継いでいる名前が
そのままその土地を嘉右衛門新田と呼ぶようになり、
現在は嘉右衛門町となりました。

岡田家には、歴史を感じられる資料がたくさんあります。

1つは、日記。
これは代官としての務めの一環として
記されたものだそうですが、
なんと146年分もあります。

地域の農民、漁民などのこと。
江戸とのやり取りなどが書いてあります。

中には、大奥にあがった岡田家の女性の話もあり、
その時の手紙、衣装などの品も残されています。
そして、例幣使街道が走る嘉右衛門町。
例幣使が日光までの旅路の間に岡田家に寄って
お食事をした時に使ったきらびやかなお膳も残っています。
その岡田記念館を含む嘉右衛門町は、
石蔵・問屋など蔵、瓦屋根のお家があり、
江戸~明治の雰囲気を今に伝えています。

普通、歴史ある建物は人が住んで使っていることは少ないのですが、
ここ嘉右衛門町周辺は、人が生活しながらにして
歴史ある建物が守られています。

嘉右衛門町を訪れる多くの人を案内してきた岡田さんは、
「栃木市は、静かな素敵な街並みなんだね。
と喜んで帰っていく人が多いんですよ。」とおっしゃっていました。

昔の街並みのままなのでとてもカーブが多く
写真ではその魅力を十分に伝えきれませんが・・・

みなさんも一度、栃木市の蔵の街エリアに来てみてくださいね。
心穏やかな時間を過ごすことができると思います!!

※嘉右衛門町の読み方について

栃木市としての公式な形としては「かうえもんちょう」
地域にお住いの方は、「かえもんちょう」とお読みになります。

学者の方によりますとどちらも正しいとのことです。

今回、番組では、栃木市の出している「かうえもんちょう」に
読み方を統一させていただきました。

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