[齋藤さんの栃木市ラブ]2013年10月28日
「歌麿まつり」☆コレ見逃せない\(^o^)/![]() ↑背景に見えるのが、歌麿が描いた狂歌「絵本」(『画本虫えらみ』『百千鳥』)の絵です。
この絵から、栃木市と歌麿の深い関係が見えてきます☆ 佐山さんにお話しいただいた通り、歌麿は、江戸時代(今からおよそ200年前)日本で大流行していた“狂歌”(5・7・5・7・7で味わい深い滑稽な含みを持たせる和歌です)をよむ友達が栃木市にたくさんいて、その友達との交流のために栃木市にやってきたそうなのです。 歌麿自身も狂歌をよみましたが、狂歌師の挿絵を描いていたこと、ご存じでしたか? その絵が、とっても細かくきれいな和の色彩なのです。 ![]() ぜひ実物をご覧いただきたいのですが☆カエルさんやお花、蝶など、すごく惹きつけられる絵ばかりです。生き物の足や手、触覚など「節々の曲がり具合」などに心温まる何かを感じます。
もちろん、歌麿は大作「雪」「月」「花」など遊女が舞う絵などを描いていたことで、有名です。 先日完成した歌麿の作品をもとにした高精細複製画「吉原の花」も、歌麿まつり会期中、太田家見世蔵で公開されています↓ ![]() 「吉原の花」には、吉原遊郭、花魁道中のようすが描かれています。
とっても華やかです。 その花魁の華やかさ・艶やかさを現代に再現したかのようなイベント「歌麿道中」が歌麿まつりのメインイベントとして11月2日に行なわれます。 この「歌麿道中」について、遊覧船の上で聞いてきましたよ♪ お話を伺ったのは、歌麿まつり実行委員の、大木 洋(おおきひろし)さんです。(大木さん、船頭のオオハシさんと) ![]() 「歌麿道中」は、大木さんに伺ったように艶やかな着物を着たおいらんが巴波川を舟で渡ったり、蔵の街を練り歩くイベントです。
江戸時代の吉原を再現するかのような花魁ご一行が歩き、巴波川上で「水上絵巻」=演劇が行われます。その脚本を描いているのは実は大木さん!ストーリーは、歌麿と蔦谷重三郎(いまで言う出版社の社長さん)が栃木市にやってきて、栃木市のお代官様、善野喜兵衛(栃木市の豪商)が"未来の栃木市”のまちづくりについて話し合う…といったあらすじです♡ このストーリーが水上でどう繰り広げられるのでしょう―当日が楽しみです。 なんと、お代官役様として、「あのお方」が登場するのだそうです!!!「あのお方」…というのは、実は当日までのお楽しみということで、11月2日に見に行ってからのご紹介となります(*^_^*) ぜひ、みなさんも楽しみにいらしてくださいね。 悪天候の場合、歌麿道中は、翌日11月3日(日)に延期となります。 イベントは11月2日(土)13:00~は幸来橋、15:00~は蔵の街大通りで開催されます。 (※場所はJR栃木駅から歩いて15分くらいのところにあります。) 現在開催中の歌麿まつり!☆歌麿まつりに関するスケジュール等は、コチラ で確認ください!☆ 歌麿道中の取材にご協力いただいた、巴波川で楽しめる遊覧船の船頭さんたちです。 船頭さんの歌声がすごく素敵でしたので、ぜひみなさんにきいていただきたいです! また改めてご紹介しますね☆(セキウチさん、オオハシさん、ヒライさんです↓) ![]() |
歌麿まつりは、今年で3回目。会期中の11月4日(祝)まで、街中に建つ蔵には歌麿の作品が飾られていたり、華やかな着物を着たおいらんが街中を練り歩いたりと、さまざまな催し物が開かれています。
中でも今回は、蔵の中でも特に古い、江戸時代の見世蔵(旧古久磯提灯店見世蔵)が会場となっている展覧会「歌麿と栃木展」をご紹介しましたよ☆(他にも、期間中イベント5つ、週末開催イベントは今週末[11/2以降分]に5つ、関連イベントが3つありますのでこの時季の蔵の街、さらに見逃せません。)
入ると、歌麿と栃木のゆかりを紐解くような、珍しい絵が目に飛び込んできました!!
詳しくご紹介いただいたのは、歌麿まつり実行委員の佐山 正樹(さやままさき)さんです。