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B-HOT!(08:20) 08:20~08:25
2025/5/3 08:20/INSOMNIA/秋山黄色
仕事柄、様々な地域を巡ることが多いのですが、地元にもあまり知られていないような素晴らしい風景や、隠れた特産品、故郷のためにアツイ人たちと出会った時の感動って、本当に忘れられません。 皆さんにも是非、そんなワクワクをお届けしたいと思います!
スギ花粉による花粉症の症状を感じるという方が
増えてきたようですね~
もはや、“花粉探知機”。
花粉症のかたはお大事にしてくださいね~
***
そして スギ と言えば…
栃木県には、有名な「日光杉並木」がありますね。
地元の人たちには、馴染みがありすぎて
ピンとこないかもしれませんが、
植えられたのは、およそ400年前。
およそ35.4キロもあって、ギネス世界記録にもなっています。
そして、日本で唯一、国の「特別天然記念物」と
「特別史跡」の二重指定を受けたスゴい文化遺産。
現在、日光の杉並木は およそ1万2000本あるそうです。
戊辰戦争で砲弾が当たった跡のある
「砲弾打込杉(ほうだんうちこみすぎ)」、
杉の切れ目に桜の種が入って芽吹いた「桜杉」、また、
根元に ポッカリと穴の空いた「通称/杉並木ホテル」といった
珍しい杉もありますので、ゆっくり散策してみると、
楽しみも増えそうですね。
***
そんな杉並木ですが、台風などの自然災害や杉自身の老齢化、
生育環境の悪化などで、ずいぶん減ってしまったそうです。
このペースで減っていくと、
今の美しい景観が失われる可能性があるということで、
栃木県では 様々な保護事業に取り組んでいるんですね。
そこで 注目なのが、杉並木の「オーナー制度」。
オーナー制度とは、消費者が生産者に事前に出資をして
生産物を受け取ったり、活動に参加する仕組みのことで、
農産物の他、畜産物や魚介類・お酒・森林などを対象とした
ものもありますが、日光杉並木も、
このオーナー制度を実施しているんです。
「杉並木オーナー制度」は、平成8年10月から始まり、
現在は400名以上のオーナーがいらっしゃるそうです。
この制度は、周囲に木柵を設置したり、
隣接した木を伐採することで、樹木の生育状態の回復を行い、
杉並木を 後世に受け継ぐことが目的とされていて
行政や企業のほか、一般の方でも、「杉並木」の
保存事業に 関わることができるんです。
「オーナー制度」の他にも、
“清掃活動”を通して保護事業に関わる方法もあります。
毎年、「日光杉並木街道ウォーク&クリーン作戦」という
“清掃活動”を行っているそうで、例年、約300人もの参加者が
美しい杉並木を散策しながら 清掃活動に励まれているそうです。
昨年は、新型コロナウイルスの影響で中止になりましたが、
また 開催される機会があれば、是非参加してみたいものですね。
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そして、実は、栃木県には「日光杉並木オーナー制度」の他にも、
参加できる「オーナー制度」を実施している場所があります。
例えば、日本の棚田百選にも認定された茂木町の
「入郷石畑の棚田」や矢板市の棚田「兵庫畑の棚田」で
2月中旬位迄の期間、オーナーを募集中です。
田植えや稲刈りなども体験できて、収穫したお米は
オーナーさんに収められます。出来高にもよりますが、
30kg~50kgくらい収穫できるそうですよ。
気になった方は、
茂木町「入郷石畑の棚田」…茂木町農林課(0285-63-5634)
矢板市「兵庫畑の棚田」…矢板市農業振興課(0287-43-6210)
まで お問い合わせしてみてください!
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他にも、「梅の木のオーナー制度」
「そばのオーナー制度」、「茶豆のオーナー制度」など、
時期によりますが、各地域で実施されるものがありますので
ご興味のある方は、各市町のホームページや、
“栃木県 オーナー制度” などで 検索してみてくださいね!