[番組で紹介した情報]2024年3月7日
『災害直後に起こる 子どもの不安と心のケア』 |
2024年2月29日
『手先の器用さ どう育つ?』手先の器用なお子さんを見ると、 小さいのにスゴイな~と 関心することがありますが、 子どもの頃は とくに、手先の器用さには 個人差があるように思えますよね。 その差は 一体どこから来るのか…? 今日は、お子さんの手先の器用さ、 運動能力の育てかたについて、チェックしてみましょう! ::: “手先の運動能力”と聞くと、 まず「指先」をイメージすると思いますが、 その指先を 動かすためには、 しっかりとした「土台」が必要になるそうです。 その土台とは…「肩や手首の機能が育つこと」。 さらに、最終的に 指先をうまく動かすためには、 「てのひらと5本の指・それぞれの役割分担が育つこと」、 「両手の協調運動が育つこと」が、大事になってきます。 そして、こうした運動能力を育てる要素は、 生活の様々な場面に隠れています! ::: 例えば、「肩や手首の機能が育つ」動作は・・・ 雑巾がけや、少し重たい荷物を運ぶ、 プチプチ(緩衝材)を潰す …など。 こうした動作には、肩や肘、手首の安定性や 固定性を育てる要素が含まれています。 (日々のお手伝いの中に ヒントがありそうですね♪) また「てのひらと5本の指・それぞれの 役割分担が育つ」動作は・・・ 例えば、マヨネーズやクリームを絞る、 自動販売機に小銭を入れる、 がま口やファスナーの開け閉め …など。 自分の手の大きさや チカラの加減・動きに対して、 モノがどのように動くか、という感覚が育ちます。 ::: そして、「両手の協調運動が育つ」動作は・・・ 例えば、ペットボトルや瓶のフタを開ける、 紙パックにストローをさす… など。 こうした動作を上手く行なうには、 左右の手を「支える手」と「操作する手」に分担させて、 さらに、左右別々に 微妙なチカラ加減をしながら、 同時に動かす必要があります。 この運動能力が育ってくると、 お箸や鉛筆など様々な道具を上手に使ったり、 ヒモを結ぶ、シャツのボタンを留める・外す…といった 手先の運動能力、いわゆる“器用さ”を求められる動作が 上手に出来るようになってくるんです。 ::: こうして見て見ると、特別な環境や道具がなくても、 日常生活の中で 何気なく行なっている動作が 手先の器用さに繋がる…ということが、わかりますよね☆ 一方で、手先の運動能力は すぐに育つものではなく、日々の積み重ね! 年齢で言うと、だいたい3歳前後から 育つものなのだそうです。 ::: “手先の器用な子になって欲しいな~”と思ったら、 ぜひ お子さんには、日常生活の色々なことに 楽しみながらチャレンジさせて、 上手にできた時には お子さんのうれしい達成感を パパママも一緒に、共有していけたらイイですね♪ |
2024年2月22日
『こどもの短所、どうとらえる?』…『人間なら、誰しも 長所と短所がある』…
頭では分かっていても、我が子の短所が目についてしまって 何度も注意したりイライラしてしまう、、、 そんなパパママは、多いようですね~。 そこで今日は、お子さんの短所を どうとらえていけば良いのか そのヒントを 探ってみたいと思います。 ::: まずはじめに 思い出したいのが、 よく言われる「短所と長所は 表裏一体である」ということ。 短所だと思っていたところが、見方を変えると 実はそれが長所にもつながっている… ということが、よくありますよね。 ::: 例えば… 「集中力がなく、面倒くさがり」というお子さんの場合。 「集中力がない」ということは、一方で、 「周囲のことに よく気がつく」、何かをしている時でも 周りに気を配ることができる…ということでもあります。 また、「面倒くさがり」なのは、 「近道を探して 物事を合理的に考えることができる」 という側面もあります。物事を 効率よく 合理的に進めることは、将来の仕事や 生活にも役立つ、 すばらしい才能にも なり得ます…! …「集中力がなく、面倒くさがりな子」と、 「よく気がつき、合理的な考え方ができる子」… お子さんの姿は 同じハズなのに、やはり、 角度を変えるだけで、全然、違った印象になりますね☆ ::: もっと見ていくと、例えば… 「臆病」という短所は、 「慎重に行動できる」という長所に 言い換えられますし、 「優柔不断」なのは、「様々な角度から、 色々な考えをもつことができる」証拠♪ また、「頑固で意地っ張りな子」は、 「自分の信念を しっかり持っている子」、 「すぐにふざける お調子モノ」は、 「ユーモアに富んだ 明るい子」、 「引っ込み思案で、気の弱い子」は、 「相手を尊重できる 優しい子」…とも言えそうです。 ::: …でも こうした“短所を長所に変換”する作業は、 受け取る側の・パパママの気持ちに 余裕がないと、 なかなか難しいかも知れません。なので、 パパママも、時には、「我が子には こうあって欲しい!」 という期待をかけすぎていないか、 ちょっと振り返ってみましょう。 また、自分が子どもだった頃のことを思い出すと、意外と、 「私も同じだったな、しょうがないか♪」と思える…、 そんな人も いるかも知れませんね。 ::: もちろん、様々な短所を すべて長所に とらえ直したりひっくり返すことは 難しいと思いますが、その特徴がお子さんの長所に つながっている可能性は、あると思います。 お子さんの短所が気になった時には、 ちょっと一瞬、立ち止まって…、長所を伸ばす 前向きな声かけに、活かしていけたら良いですね。 |
2024年2月15日
『卒園式 パパママ☆ファッション』もうすぐ、幼稚園・保育園の 卒園式シーズンですね。
卒園を迎える我が子に 当日、どんな服を着せるか 悩み中のパパママも 多いかも知れませんが、 式に出席する パパやママの服装や ヘアメイクも、気になるところ。今日は、基本となる考え方や 外せないマナーを チェックしてみたいと思います。 ::: まず 心がけたいことは、 『卒園式の主役は子どもたち!』ということ。 なので、パパママは個性を主張しすぎないよう 気を付けましょう。ベーシックなスタイルは、 落ち着いた色の スーツやワンピース。 そこに、華やかさを ちょっとプラスするために、 さりげない真珠のネックレスや、明るい色の コサージュ、ネクタイ、ポケットチーフで 演出します。 ::: また、スカートの場合、 ストッキングは 肌の色に近いベージュが無難です。 落ち着いた色の服に ストッキングまで 黒を選んでしまうと 喪服のイメージに近くなってしまうので、避けましょう! そして 靴は、革靴やパンプスが 基本ですが、 派手なイメージのものは なるべく避けて選ぶようにします。 ヒールの場合は つま先が出るオープントゥや ピンヒールなどは、ゴージャスになり過ぎてしまうので、 避けた方が良いですね。 ::: ちなみに… 卒園式を行なう場所が 講堂など 室内の場合、忘れてはいけないのが「中履き」! 室内履きやスリッパも、色目の落ち着いたものを 用意しておきましょう。 また、バッグ(かばん)も、布製や革製で、 派手さのないものがオススメ。色は 靴の色と合わせると 統一感を出すことができますね。 メインバッグのほか、当日、園から配られる書類や 配布物を受け取ることを考えて、サテンなどでできた A4サイズぐらいの“サブバック”をしのばせておくと安心です。 ::: そして、ヘアメイクやネイルも、 華美になり過ぎないよう、清潔感・上品さを意識して。 メイクは、濃すぎず・薄すぎず! ラメ感の強いシャドーやグロスは 避けたほうが無難です☆ ::: また、こうした 一般的なマナー以外にも、 お子さんが通っている 園独自のルールや マナーがあるかも知れませんので、 事前にチェックできると、さらに安心ですね! おなじクラスの パパママに聞いたり、先輩パパママに 雰囲気を聞いておくと、失敗が少なく済みそうです☆ お子さんの晴れの舞台、新たな門出を祝う気持ちは 敢えて“さりげなく”表現するのがポイントかも知れません♪ 落ち着いた華やかさで、素敵な一日を迎えられたらイイですね。 |
2024年2月15日
『親子で スリー・グッド・シングス!』日頃、お子さんと接していて、お子さんの“自己肯定感”が
下がっているかも…と 感じることはありませんか? 「自分なんて…」という ネガティブな言葉が 増えたとか、 元気がない など、気になる様子が 見られる時には、 『スリー・グッド・シングス』と呼ばれる 簡単なエクササイズに 親子でトライしてみるのも 良いかもしれません。 ::: 『スリー・グッド・シングス』とは…、 “夜、眠る前に その日にあった良いことを3つ、 口(くち)に出す(または 書き出す)”という、 とても簡単な方法です。これは、アメリカの心理学者 マーティン・セリグマンさんが唱えたもので、 これを取り入れると 幸福度が増し、不安や落ち込みが減って、 その効果が 長期間、持続することが 分かっているそうです。 ::: そんな『スリー・グッド・シングス』の具体的なやり方は…、 夜、眠る前の時間に、その日にあった「よかったこと」や 「嬉しかったこと」「幸せだと感じたこと」などを、3つ、 できるだけ その時の気持ちを よく思い出しながら、 口に出すか、紙に書き出します。 どんなに小さなことでも、話しをするだけでも良いので、 ママ・パパが 聞き手になってあげましょう☆ ::: …と、たったコレだけ!なのですが、どうしてコレが 幸福感や自己肯定感アップに つながるのかと言うと、 それには 大きく、2つの理由があるそうです。 1つは、『夜のうちに 気持ちをリセットできるから』。 …夜、眠る前の時間は、その日のイヤな出来事を 思い出す人も 多いと思いますが、 『スリー・グッド・シングス』を取り入れると、 眠る前に、気持ちをポジティブな方向に 切り替えることができます。 2つめは、『脳が勝手に“いいこと”を探すようになるから』。 人の脳は、同じことを 繰り返していくと、 思考回路や考え方に クセがつくと言われています。 つまり、「スリー・グッド・シングス」のエクササイズを 続けると、脳に“いいことを探すクセ”がついたり、 「これからも良いことがある」と考えるクセがついて、 結果的に、自己肯定感が増していく…、 そう考えられているんですね。 ::: 心が落ち込んでいる時には、なかなか、 “グッド・シングス”が 思い出せないかも知れませんが、 数日~数週間かけて、無理せず、 ゆっくりチャレンジしてみましょう。 3つの出来事が すんなり出るようになったら、 エクササイズを やめても・続けてもOKです。 ポジディブな言葉で“幸せ体質”を生み出す、 『スリー・グッド・シングス』。 気になったかたは 是非、お子さんと一緒に 試してみてはいかがでしょうか。 |
地震だけでなく、台風、豪雨など、
いつ・どこで発生しても おかしくない、自然災害。
そのとき、幼い子どもたちの心には、
どのような変化が起こるのでしょうか。
:::
近年は 書籍などでも、様々な災害で
小さなお子さんと被災したママやパパのインタビューを
まとめたものが出版されていたりしますが、
そうしたものを見てみると、例えば…
当時、1歳7か月のお子さんを抱えて被災したママの体験談では、
自宅が津波で流されて 避難生活をしていたとき、
当時のお子さんは、普段なら
おばあちゃんに預かってもらっても泣かないのに、
その時は ママの姿が見えないと、ずっと泣いていたそうです。
また、被災当時:1歳10か月のお子さんがいたママも、
被災したあと・すぐは、お子さんがママから離れず、
少しの物音にもビクビクしたり、
敏感に反応するようになったそうです。
:::
こうしたお子さんの反応はとても自然なことで、
むしろ、こうした反応が
被災後・すぐに出たほうが、安心です。
まわりの大人が 気づきやすく・早めにケアできるので、
結果的に早く 回復することができるんですね。
一方、被災した直後に不安や恐怖が 表に出なかった子は、
生活が落ち着きはじめた頃に反応を出すことも 多いようです。
例えば、急に 夜泣きがはじまる、わがままになる…など。
時間差があると、まわりの大人は 困惑したり、
すぐに原因がわからず、対処が遅れてしまうことがあります。
:::
こうした傷ついた心のサインには、そのほかにも、
泣きやすくなる、安心を求めての後追い、
かんしゃくを起こす、また、腹痛や発熱・過呼吸など、
体の変化として表れることもあります。
そんな変化に気づいた時、パパママは
何をしてあげると良いのか?というと…
まずは、スキンシップを増やすこと♪
被災した直後は、いろいろ大変だと思いますが、
おんぶや抱っこなど、短い時間でOKです。
できるだけ、お子さんが求めているタイミングで
ケアしてあげると、お子さんの心は満たされて、
落ち着きを 取り戻しやすいと言います。
そして、できるだけ生活のリズムを整えてあげること。
環境が変わっても、食事は1日3回、できれば温かいものを、
しっかり食べさせることが、大事になります。
:::
こうしたケアをしていくと、お子さんの不安は
一時的なもので おさまっていくそうですが、
災害だけでなく、何かショックな出来事が起きた時にも
お子さんの 心のサインに気付き
すぐに対処することができるように、
お子さんの様子は 普段から、
よ~く、見守るようにしたいですね。