[宇都宮調査ファイル]2013年5月24日
『宇都宮の“坂”に秘められた、謎を解き明かせ!』![]() ◆狸坂◆ ・宇都宮市役所のすぐそば。 ・狸やムジナがよく出没したので、「狸坂」…。 ・この辺りには、地位の高い武士が住む武家屋敷がたくさんあった。 ![]() ◆小豆坂◆ ・現在の「市役所前通り」の坂! ・「小豆を洗うような音がしていたから」、小豆坂。当時の方の 粋なセンスを感じる♪ ![]() ご紹介した坂にはそれぞれ、いろいろな諸説があるのですが、今回の調査結果としては、 このようなカタチにさせていただきました。 宇都宮には まだまだ隠された歴史や、 その歴史にまつわる不思議なスポットが たくさんありそう! 「宇都宮調査ファイル」でも、まだまだ、調査していきたい、そして 宇都宮の魅力やおもしろさを、再発見していきたいと思います! その時には また是非、大貫さん、是非よろしくお願いいたします★ *** 『宇都宮調査ファイル』では、 みなさんから 宇都宮にまつわる 素朴な疑問、 大小さまざまなナゾを 随時大募集しています! いただいた 疑問をもとに、スタッフが全力で 取材・調査いたしますよ! 調査対象に選ばれたかたには、宇都宮餃子会から 加盟店の餃子・10人前相当をプレゼント! みなさんからの調査依頼、お待ちしています! HP:宇都宮観光コンベンション協会 |
宇都宮のナゾを紐解く『宇都宮調査ファイル』★
リスナーの皆さんから 宇都宮にまつわる 大小様々なナゾを募集し、
番組独自に取材・調査、報告していきます!
今回の調査テーマは…!?
「宇都宮の“坂”に秘められた、謎を解き明かせ!」
ラジオネーム:ター坊ママさんからいただいた調査依頼です。
≪調査依頼内容≫
『以前からずっと気になっていたのですが…
宇都宮市の 東京街道(国道4号線)の東側、旧一条町には、
3つの坂道があるそうですね?
それぞれ、名前が「千歳坂」、「狸坂」、「小豆坂」、「首切り坂」だそうです。
どこがどの坂で、なんで そのような名前が付けられたのでしょうか?
≪調査結果≫
◆それぞれの坂についての概要◆
・東京街道(東武宇都宮百貨店のある 大きな通り)の東側・旧一条町には、
それぞれ「千歳坂」、「狸坂」、「小豆坂」などと呼ばれる細い坂道がある。
・それぞれが、東京街道から現在の宇都宮城址公園の方向(市役所方面)に向かって
下っていくように、ほぼ平行に通っている。
・それぞれの坂は、宇都宮城があったとされる江戸時代にはすでに存在していたが、
当時、名前は付いていなかった。
なぜなら、この周辺一帯が、お城の敷地内(宇都宮城内)だったから!
・それぞれの坂に 名前がつけられたのは、明治維新の頃。
「士農工商」という身分もなく・そこに住む全ての人が宇都宮城内にも
自由に行き来できるようになり、それに伴って“町”の名前や、“坂”の名前も
付けられた。
・これらの坂道は、かつて宇都宮城に通じる古道であり、由緒ある坂だった。
◆千歳坂◆
・現在の平成通り。
・英厳寺、宇都宮城主・戸田家の墓所であり、この辺りは「野菜畑」だった。
・昔は、「野菜畑」のことを「前栽畑」と呼んでいた。
それをのちに「千」に「歳」と書くようになり、「千歳坂」と呼ばれるようになった。
写真は、今回の調査にご協力いただいた「うつのみやシティガイド協会」の大貫裕さん。