[今月のエコピープル]2021年11月5日
「しもつけ環境市民会議」 メンバー 粂川祐子さん![]() 『しもつけ環境市民会議』は、 環境に関する課題に取り組み 持続可能な地域社会の 構築をめざし、市民・企業と行政をつなぐ 環境パートーナーシップ組織。 環境への正しい理解を広め、環境の保全と 創造のために行動する人の輪を下野市民全体に広げること、 市の環境 および 環境関連施策を調査研究し、 市民・市民団体・事業者・市に対して、 協働プロジェクト実施などの提案・提言を行い、 共に実施する団体です。 その中で 粂川さんは、環境関連イベントへの 参加を継続するほか、現在は 経済活動と環境保全の関係性 (持続可能な社会づくり)、とくに、適切な農薬の使用や 規格外野菜の活用など人にやさしく・持続可能な 農業のかたちに注目した 活動をされています。 |
2021年10月1日
『オトワ リバース&リバイバルワークショップ』 代表 永祚 純さん![]() 『オトワ リバース&リバイバルワークショップ』は 宇都宮市陽東にある“次世代型リサイクルショップ”! 80坪という広々とした店内に 生活家電や 家具・雑貨がズラリ。 家具は、シンプル、モダン、ナチュラル、 スタイリッシュなアイテムやデザイナーズ家具など どれも状態の良いもの、長く使い続けられるものばかりです。 陳列も、オシャレでカッコ良い家具屋さんのような雰囲気で 訪れるだけで きっと、 “リサイクルショップ”のイメージが変わります。 そして、どうして 永祚さんは そのようなお店を作ろうとしたのか…? これからナニをしようとしているのか…? そこにある アツい思いを、ちょっとずつ聞いていきます! * また、永祚さんは、 県内の建築家やデザイナ-、古家具店店主などが集まり 空き家を活用しながら まちおこしにつなげる 一般社団法人 Re:PROJECT(リプロジェクト)の 代表でもいらっしゃいます。 こちらの活動も ぜひチェック!! https://www.facebook.com/reprotochigi/ |
2021年9月3日
クラフトデザイナー 緑川裕子さん緑川裕子さんは、栃木県(佐野市)出身の
“いきもの好きなクラフトデザイナー”。 「aiai生物部」というブランド名で 様々な“いきもの”をモチーフにした作品を 制作・販売されています。 ![]() …例えば、、、いもむしのリング、 トンボのハネのペンダントトップ、 銀バエのピンバッジ、そのほか、 カエル、ダンゴムシ、 チョウの卵、植物の胞子、アロワナなどなど…! ↑ 上のお写真で、 緑川さんの左胸に付いているのは ハエのピンバッジ ネックレスは カエル! ですよー(めっちゃリアルぅ~) …ちなみにTシャツは、スガちゃんが持っているのが 「イモムシTシャツ」、緑川さんが着ているのは 「細胞分裂Tシャツ」…! 作品は、ハンドメイド通販サイト『minne』でも販売中。 aiai生物部で検索してみてください! また、緑川さんは、足利市にある 「アトリエ造形美術/SARA SILVER STUDIO」で 銀粘土教室の講師もされています。 ![]() そして コチラは、 『害蟲展 season2 』というコンペティションで 入選されたという作品「ヤマビル卵塊」。 ヒルの一種、ヤマビルの卵をモチーフにしたランプです! ステンドグラスのようで とっても美しい作品なのですが まさか ヒルの卵が こんなにキレイなワケ…あるんです! (ぜひ検索してみてくださいYO!) 今回は 緑川さんと、作品のモチーフとなっている 虫(蟲)の魅力について いろいろとお話をうかがいましたが どんな生き物も…、ヒトに嫌われてしまう生き物だって、 よーく見るとアートのモチーフになるような 色や形でいっぱい。自然界で生まれるモノの 神秘のようなものをたくさん感じさせていただきました!! |
2021年8月6日
うじいえ自然に親しむ会 会長 高橋伸拓さん「うじいえ自然に親しむ会」は、2003年に発足。
以来、保全活動や自然観察会などを通して 市民の自然への興味、関心を高めるとともに、 さくら市の天然記念物であるチョウ「シルビアシジミ」、 鬼怒川の 礫河原に生息する 絶滅危惧種 「カワラノギク」の保護活動、さくら市内のため池に棲む 希少種の昆虫「アカガネネクイハムシ」の 生息調査などを行なっています。 ![]() シルビアシジミの幼虫は、 鬼怒川の礫河原で 黄色くて丸い花を咲かせる 「ミヤコグサ」という花を食べて大きくなります。 でも ミヤコグサの成長を邪魔する 外来種 「シナダレスズメガヤ」などの雑草たち…。 会では、この雑草の駆除を進めています。 名付けて…“シナダレ バスターズ”! 草刈りカマ、草刈り機を携え、日々戦っているのです!! (^^) …お話をうかがうと、高橋さんを中心に みなさんが とても楽しそうな様子が とても印象的です。 その他、今回メインでうかがったのは、 希少種の昆虫「アカガネネクイハムシ」のお話。 アカガネネクイハムシは、 さくら市にあるため池(向溜)に生えている 抽水植物「フトイ」に棲む昆虫。 2019年10月の台風19号で ため池が決壊してから フトイが枯れて アカガネネクイハムシが いなくなってしまったのでは…と心配されていましたが、 なんと 今年の5月に その存在を 確認! さらに、種がつながっている様子(交尾)も 確認されたとのこと! 「副会長が 最初に見つけました。 私が見つけたかった~ 悔しかったな~!」と笑う 高橋さん。 明るい笑顔が素敵な高橋さん、会の皆さんと 活動してみたいな~と思ったかた、 まずは「うじいえ自然に親しむ会」で検索、 ホームページや Facebookページなどを ご覧になってみてください☆ |
2021年7月2日
日本両棲類研究所 所長 篠崎尚史さん日本両棲類研究所は、昭和45(1970)年に
初代所長の 篠崎尚次さんによって設立された 私立研究所。 尚次さんが 戦後の 尾瀬沼(尾瀬原)ダム化に反対し、 日本における自然保護団体の先駆けともなった 「日光の自然を守る会」を設立した事から、 自然保護活動の拠点として 位置付けられた場所です。 研究所は、世界でも有数の 両生類の生息地と言われる 日光にあって、 常時20種類以上の 日本産 サンショウウオ類が 展示・公開される市民の学習の場でもあります。 現在は、尚次さんの息子さんである 尚史さんが所長に。 自然環境調査や、県内の環境アセスメントをはじめ、 繁殖時の轢殺から個体を守る ハコネサンショウウオ横断トンネルの設置、 人工産卵池の設置など、奥日光における 両生類の保護活動などが行われています。 ![]() 両生類は、生物の中でも環境に対して非常に敏感な生き物で、 少し環境が汚染されるだけでも 数が減ったり、 姿を消してしまうため、生態学では 「環境指標動物」と言われているそうです。 つまり、両生類を観察していると、 環境の変化が見えてくる…ということなんですね! そして 良い自然環境を残すためには、 両生類が“生き続けられる”ような環境を提供する…、 もし人が開発を進める場合にも、 水質や、周囲の緑など 両生類の棲み処を守りながら開発をおこなう…、 それが 篠崎さんの 自然保護分野のお仕事だそうです。 両生類…と聞いて 皆さんがイメージするのは どんな生き物でしょうか? もしかしたら 苦手な方もいるかも知れませんが(汗)、 実は とってもスゴイ生物だったんですね…!! |