[今週の『心の杖』]2018年6月25日
心の杖 其の169 |
2018年6月18日
心の杖 其の168【運とは・・・】 運が悪いな・・・ツイてないな・・・と感じることありませんか? 人は思い通りにいかないことが続くと「運が悪いな」とか 「最近ツイてないな」と思ったり、他の人が仕事や生活で 上手くいっているのを見るとあの子は恵まれてるな・・・って 思ってしまう事ありますよね。 自分は運が悪いし、ツイてないし、となんでも運のせいにして しまっていませんか? それでは「運」とは一体何だと思いますか? 「運」という言葉を辞書で調べると「めぐりあわせのこと」と 書かれています。「めぐりあわせ」を辞書で調べると「運命のこと」 と書かれています。「運命」とはどういうことか辞書で調べると 「運のこと」と書かれています。 なんだか「運」て良くわからないうちに使っていませんか? 私たちが運が悪い、ツイてないと思うのは、たいてい嫌な事や 悪いことが起きた時です。多くの人は「運が悪いから悪いことが 起きた」と言います。 ですが、実はその逆で「悪いことが起きたから運が悪いと思った」 ということなんです。 例えば、「暑くなったからアイスクリームが売れた」というのは 納得いく考えですね。ですが、「アイスクリームが売れたから 暑くなった」というのはおかしな考えになりますね。 お釈迦さまは「うまくいかないときは「運」のせいではなく、 自分のおこないを振り返りなさい。」と教えてくださいます。 最初から運の悪い人はいません。運が悪いと思い込んでる人が いるだけなんですよ!(^^)! さて、 哲ちゃん上人は皆さまからのお声に丁寧に答えてくれます! ぜひぜひ、メッセージを送ってくださいね♬ では、あなたの素敵な明日に南無阿弥陀仏❁ |
2018年6月11日
心の杖 其の167【進むべき道を・・・】 子供のころから「あきらめてはいけない」「がんばることが大事」 などと言われたりしてませんか? 確かに多くの場合、あきらめずに頑張ることが自分の夢の実現や 成功に近づくことになるから良いことではあります。 しかし、人はそれぞれ個性があり、得意不得意がありますから 頑張ればできることと頑張ってもできないことがあるのでは ないでしょうか!(^^)! できることであればあきらめたらもったいないですが、 できないことを無理して頑張り続けても苦しいだけでは ないでしょうか。 お釈迦さまは「できることはできる」「できないことはできない」 と物事を正しく見ることこそが大切だと教えていらっしゃいます。 《ある医者の男が妻子を亡くし、世をはかなんで僧侶に弟子入りを 願いました。僧侶は男に「私の言うことが何でも聞けるかな?」 と言いました。僧侶は「はい。なんでも従います。」と。 「よし、それではそこにある箒で庭を掃きなさい。」男は一身に 庭を掃き続けました。しかしいつまでたっても「止めろ」とは 言いません。「まだ掃くんでしょうか?」と男が尋ねると 僧侶は「まだわからないのか!」と怒鳴るだけ。ついにへとへとに なった男は僧侶に尋ねました。すると「よいか。お前は精一杯 掃き続けているが、掃いても掃いても木の葉が落ちてきて なくならないだろう。お前が仏門に入って心を清くしようと 思うのも同じこと。掃っても掃っても欲や怒りの心は 尽きはしない。それよりも世を捨てた覚悟で医療で他人を 救うのだ。」と僧侶は答えました。》 この男にとっては、世を捨て悟りの道を求めるより医者として 多くの人を救うことが仏の心に適っていると僧侶は 考えたんですね!(^^)! できないことをできないとわからせて、その男の長所を 最も活かせる道を示したんです。 どうしてもこれ以上は難しい、自分にはあわないと感じたら それを認めることも時には大切ということですね。 それは決して逃げるということではなく、あくまで正しく進むべき 道を進むということなんですね(^^)/ さて、 哲ちゃん上人は皆さまからのお声に丁寧に答えてくれます! ぜひぜひ、メッセージを送ってくださいね♬ では、あなたの素敵な明日に南無阿弥陀仏❁ |
2018年6月4日
心の杖 其の166【怒りは・・・】 皆さんが怒る時ってどんな時ですか? 理不尽な事とか納得がいかない時など腹が立ちますよね? 実は、「怒り」という毒は人生に様々な害を産むんです!(^^)! 特に我々の大切な3つの物「健康」「信頼できる相手」「満足感」 には影響があります。 「怒り」は健康を害します。怒りっぽい人ほど心臓病になりやすい という報告もあります。血圧も上がり心拍数も上昇します。免疫力 も落ちてしまいますね。 また「怒り」は人間関係も壊します。怒りに駆られて発した言葉で 長年の友情にヒビが入ってしまうこともありますし、夫婦間を 離婚に追いやることや、上司と部下の関係を一瞬にして崩して しまいます。 また「怒り」は心の満足を奪います。怒りながら食事をすれば どんなおいしい料理もまずく感じてしまいますね。 「人は可笑しいから笑うのではなく、笑うから可笑しく 思えてくるのだ。」という有名な言葉があります。 怒りにも同じ法則が当てはまります。 「不満だから怒るのではなく、怒るからいっそう不安に思えて くるんです。」 不満が不安に変わるということなんですね!(^^)! 大切な3つのものを失くしたくなければ「怒る」ことはやめたい ですね。 さて、 哲ちゃん上人は皆さまからのお声に丁寧に答えてくれます! ぜひぜひ、メッセージを送ってくださいね♬ では、あなたの素敵な明日に南無阿弥陀仏❁ |
【正見とは・・・】
皆さんは自分自身を「ありのまま」に見ていますか?
仏教では「正見(しょうけん)」という言葉があります!(^^)!
「正見」こそが幸せになるための一番の近道なんだそうです。
お医者さんが治療するうえで一番大切なことは正しい診断を
することですよね。この診断が間違ったら治るどころか悪化して
しまいます。
日々の悩みやストレスも同じで、自分の心の状態を正しく知り
整理すること。何に悩んでいるのか、何にストレスを感じている
かを知ることが大切なんです。
お釈迦さまはこの「正見」つまり物事を正しく見ていきなさい。
とおっしゃっています。
こんなお話しがあります!(^^)!
“ある有名な僧侶が町を歩いていると大きな松の木の下に大勢の
人が集まっています。その松の木の前に立札があり・・・
《この松をまっすぐにみた者に金一封を与える 一休》
と書かれていました。人々はどうにかしてこの曲がりくねった松を
まっすぐ見て賞金をもらおうとしていました。首を傾けたり、
近くの木によじ登ったりしてみましたが、どうやってもまっすぐ
見えません。その僧侶はあっさりと「なあに簡単なこと。私は
まっすぐ見たよ!」と言いながら種明かしをされました。
「曲がりくねった松を曲がった松だなぁとありのままに見ることが
まっすぐ見るということなのです。」と”
白いものは白、黒いものは黒とありのままに見ることが「正見」
なんです。悩みやストレスも押し殺すのではなくて、あるがままに
見ていくことがそこから抜け出し幸せの道につながんです(^^)/
さて、
哲ちゃん上人は皆さまからのお声に丁寧に答えてくれます!
ぜひぜひ、メッセージを送ってくださいね♬
では、あなたの素敵な明日に南無阿弥陀仏❁