[キラリ!日光]2013年3月14日
今回は「平成の大修理 第一期」を終えた日光東照宮の、春の見所をご紹介!唐門と聞いてピンときた方は、かなりの日光好きですね。
それってアノ、遠足の集合写真の背景になってる門?と思ったあなたにお教えしましょう。 石段の上にドッカーンとある、こちら(↓写真)は陽明門。いくら見ても見飽きないことから、別名「日暮しの門」なんて呼ばれている門です。 今回の大修理で美しく蘇った唐門は、この陽明門をくぐって更に奥にある・・・ こちら(写真↓)です!
唐門は陽明門と比べると小さいですが、その豪華さでは引けをとりません! なんと言ってもこの御門は、日光東照宮の一番大切な家康公がいらっしゃる御本殿への入り口なのです。 そしてその御本殿をぐるりと囲むのは、「東西透塀」という色鮮やかで精巧な彫刻で作られた塀。(↑上の写真の唐門の左右の部分)
38工程を経て塗り替えられたこの塀は、一級の職人さんの手により、当時の極彩色を再現されているそうです。 この奥にある御本殿の中の「石の間」(※写真撮影禁止)も300年振りにリニューアルされ、当時は特定の大名様しか入ることを許されなかった場所に、入ることができます。天井のたくさんの龍の画も見逃せませんっ そんな特別感をも味わえるなんて、さすが、日光東照宮、ですね!!! 「東西透塀」の一番下の彫刻は、全て水鳥なのです。その理由、皆さんお分かりでしょうか。
答えは、御本殿を水で囲んで、火災にならないようにという願いが込められているそうです。 水鳥さん、ありがとう! そしてこれからも末永くよろしくね!! こんな風に予備知識を持って東照宮を見学すると、本当に一日があっという間です。 さらにまだまだ大修理の見所はあります。詳しくは、日光東照宮までお問合せください。 ※3月末日までは「五重塔の特別公開」を実施中。搭を支える中心の柱、金で覆われた心柱を見られるのも、いよいよ今月までです。 |
今回終えたのは「平成の大修理 第Ⅰ期」。平成19年から6年かけて終了しました。
修理を終えた東照宮。一番の見所はなんと言っても、唐門(からもん)です!!