[今週のつながる劇場]2015年2月27日
2月27日 ~日暮里・谷中銀座商店街~私は、「仲本なおこ」。45歳。 これまで、特に取り立てて趣味のなかった私ですが、 先日拝見した美術館での絵を観て、急に絵が描きたくなったんです。 そして、ちょくちょくデッサンなどは家でやっていたんですが、 今日初めて風景画を描くべく、野外にやって来ました。 なおこ さぁ、日暮里に着いたけど・・・ ここからどっちに行けばいいのか? 長い間東京に住んでいますが、 日暮里の「谷中銀座商店街」に来るのって実は初めて。 でも、風景を描くならば、絶対にあの場所って・・・ 前から思いを募らせていたんです。 スマホの地図アプリに案内されて、無事目的の場所へ。 なおこ 着いたー! そう、私が描きたかった場所「谷中銀座商店街の夕やけだんだん」。 ここから望める景色。 日暮里駅の西口を出て、そのまま「御殿坂(ごてんざか)」を降りれば、 御殿坂と谷中銀座の間に「夕やけだんだん」と呼ばれる階段があります。 夕方この階段に座って、谷中銀座方向を見ると 綺麗な夕焼けが見えることから、一般公募で選ばれた名前だそうです。 夕焼けの光景が目に浮かぶような、素敵なネーミング。 夕方になると、階段に座って夕焼けを待つ方も現れます。 夕やけだんだんを降りると、そこが「谷中銀座」の入口です。 なおこ ここだ! テレビでは何度も観たことがあったけど、初めて来たわ。 そうそう・・・せ~の。 (シャッター音) なおこ あれ?うまく撮れなかったか・・・ 初めての夕やけだんだんにやってきた記念で、 慣れない自撮りなんてのをしてみたけど・・・ダメね。 一応、せっかくなので娘のヒトミに送っておこうっと。 なおこ さてと、準備をしましょう・・・ 商店街の階段なので、通行する方の邪魔にならない場所で道具を広げ、 絵を描き始めることにしました。 実際にこの階段へ来てみると、ホントに素敵な場所。 商店街を行き交う地元の住民、また私たちのようによそから来て、お散歩する方々。 小さい子からお年寄りまで、またかわいいペットも一緒に、 眺めているだけで自然と笑顔になる。 そして、夕やけだんだんには、もう一つの呼び名があって、 それは「夕やけにゃんにゃん」。 理由は、ここの階段に野良猫・飼い猫を問わず、 沢山の猫が集まってくることから、そう呼ばれているそうです。 なおこ わ!ホントなんだ!? 噂通り、階段には何匹もの猫たちが集まり、 通行人のみなさんからかわいがられている。 なおこ まずは、構図を決めて、下書きをしてるんだけど・・・ なかなかうまく描けない。 風景画って、家で描くデッサンと違い、とっても難しいんだな。。。 あ!そろそろ時間かな!? 今日は、ここ夕やけだんだんに来て、どうしても見たかったのが ココから望む夕陽。 そのために、しっかり今日の東京の日の入りを、 ネットで調べてきたんです。 見逃さないように。 なおこ 一応の確認をしておこう。 音声検索にして、「日の入り」「東京」で、検索! あ、あと30分で日の入りだ。 じゃあ、今から一番キレイな夕陽が見られる時間ね。 どおりで、夕陽目当てのお客さんもたくさん増えてきた。 うれしい反面、心の中では焦っている! 「夕陽が沈む前に、その他の部分描ききれるかな・・・」 私の風景画と、夕陽が沈むのと・・・どっちが先なんだろ。 (時間経過) なおこ うわーっ!!キレイな夕陽ね~。 あ、写真写真!! (カシャカシャカシャ) なおこ ホントに、ココから見る夕陽は最高なのねぇ。。。 思わずうっとりしてしまってる私、もちろん筆は止まっています。 結局、夕陽までの描き切れないと判断し、 今日のところは描くのを止め、 夕陽の景色を目と胸に焼きつけることへと専念しました。 この素敵な夕陽を、あとで思い出して、絵の続きを書いてみよう! あの夕陽を見てたら・・・なんかお腹空いてきちゃった。 コロッケかな?夕陽とコロッケが・・・《つながっちゃった》のね。 なおこ よし、じゃあ商店街で買い物して帰ろうっと。 そうだ、有名なコロッケのお店があったわね。 あそこで買っていこうかな! 「ママです。今から帰ります。ヒトミちゃん、コロッケ何個食べる?」 (ピッ) END |
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2015年2月20日
2月20日 ~品川駅・エキュート品川~2月20日の舞台は「品川駅・エキュート品川」。 私は、「寺島よしと」。42歳。 今日は、仕事終わりで、今から熱海へ一泊二日の家族旅行へ。 品川駅で、妻と息子と待ち合わせ、そのあと新幹線で出発! 予定より早く仕事の終わった私は、先に品川駅へ。 「早く終わったから、先に品川駅へ行って、お弁当買っておくよ」 と妻のリエコにメールをして、いざ駅ナカへ。 よしと 品川駅の中って、いろいろあるんだよなぁ・・・ さて、どこから見ていくかな。 品川駅の中にある、「エキュート品川」と「エキュート品川サウス」。 いわゆる、「エキナカ」! その場ですぐに食べたり、お土産を買ったり、お茶をしたり、 話題のスイーツがあったり、お花や雑貨やファッションも楽しめたり・・・ 便利なショップがギュッと詰まっています。 よしと さて、どんなお弁当がイイかな・・・ 目的は、家族3人分の駅弁を探したいのだが・・・ 目に入るモノがどれも美味しそうで、 今すぐ自分だけ食べてしまおうか・・・と誘惑される。 よしと うどん、おそば、韓国料理、インド料理、博多ラーメン、 野菜たっぷりのカレー、築地のお寿司・・・か。 中でも一番ビックリしたのは・・・ 創作和食と素材に適した温度で、 120種類以上の日本酒がいただける・・・というお店。 違う違う!俺はお弁当を選ばなきゃいけなんだ! 何をしてるんだ、まったく。。。 ダメだ・・・どうしてもレストラン街の方へ目が行ってしまう。。。 改めて、食べたい気持ちを抑えて、お土産やお弁当のコーナーへ。 よしと 確か、向こうにもショップがあったような・・・ 意外と広いエキュート品川。 中にいながらにして、スマホでフロア案内をチェック。 もう1つの売り場に何があるのかを確認して、向かった。 よしと あ、浅草の老舗すき焼き店の弁当がある! 旅のお弁当だからな、少々高めでもイイかな・・・ お、こっちには有名洋食レストランのテイクアウトもある! あのハンバーグが新幹線で食べれるのかぁ・・・ は、和食の老舗店もある! ここのテイクアウトなら間違いないよなぁ・・・ 食べたことないけど。 その他に・・・ おにぎり専門店、おいなりさん専門店、とんかつ専門店と、 結局お弁当の方も目移りがしてしまう。 (メール受信) よしと リエコからメールだ。 なになに・・・「あと15分ぐらいで到着する」か。 じゃあ、そろそろ決めちゃわないとな・・・ 改めて、整理しよう! 自分と妻と息子の分のお弁当。 食べるのは新幹線の車内。 そして、熱海までという短い時間。 着いたら熱海で晩ごはんを食べるので、軽めでもイイと・・・ もろもろを総合して、もう一度売り場へ行ってみる。 よしと えーと・・・よし、決めた! あの・・・これをください。 スマホのSuica払いでイイですか? (ピッ) よしと あ、ケンゴ~!リエコ~! ほら、お弁当買っておいたぞ。 夜ゴハン食べられなくなっちゃうといけないから、軽めでな。 ケンゴには、お肉たっぷりのすき焼きコロッケ。 それと、お前の大好きな、五目おいなりさんが2つ。 ママと俺は、高級のり巻きと、おなじみのカツサンドをつまみながら、 一緒に一杯・・・って感じでどお? うん、そっか!完璧か!! さすがパパだろ、わかるんだよな~二人の好みが!!な。 二人は、パパの選んだお弁当センスに、笑顔で応えてくれた! 我ながら、イイ仕事をしたなって実感がある。 食べ物を選んで、喜ばれるってこんなに嬉しいものなんだ。 そして、意外にも人のお弁当を選ぶ作業って、なかなか楽しかった。 こうやって、お互いの食の好みを把握しているのも、 やっぱり家族の《つながり》があるからだろうな。 よしと さて、お弁当も買ったし、そろそろ新幹線のりばへ降りておくか。 新幹線の中でこれを食べて、着いたら温泉入って、 そしたらすぐ晩ゴハンだ。 あー食べてばっかで、きっと帰る時には太ってるかもな!! END |
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2015年2月13日
2月13日 ~新宿・ネイキッドロフト~2月13日の舞台は「新宿・ネイキッドロフト」。 私は、「高木あゆみ」。28歳。 仕事は、介護福祉士。 先日、資格を取るための国家試験を受けたのですが・・・ 残念ながら不合格。。。 あゆみ はぁ。。。 一生懸命勉強したんだけど・・・な。 (着信音) あゆみ もしもし、マリナ。。。うん、明日の夜・・・空いてるけど。。。 同僚のマリナが、職場で落ち込んでいた私を見て、 飲みに誘ってくれました。 そんなマリナは、見事試験に合格していましたが。。。 あゆみ あれ!?ココって・・・こんなビルが建ってたっけ?? あんまり歌舞伎町って来ないから、知らなかったよ・・・ (シャッター音) あまりのビルの大きさに驚いて、思わず写真を撮り、 すぐにネットで調べてみた。 あゆみ あ、コマ劇場の跡地なんだ! ホテルとシネコンができるんだって。 そんなことを話してるうちに、新宿と新大久保の間、 職安通り沿いにある、マリナが誘ってくれたお店へ到着。 あゆみ ココ?「ネイキッドロフト」?? ふーん・・・ナニ屋さん? マリナは詳しいことは言わず、私の手を引っ張って中へ。 あゆみ え!?ライブハウスなの?? 新宿百人町、職安通りに面するライブハウス「NAKED LOFT」。 トークライブを中心に、アコースティック系ライブ、お笑い、 サブカル、政治などなど。。。 様々なジャンルが融合し、濃密なライブイベントを毎日やってます。 お客さんとの距離感の近いステージ! また、最近はネットの生中継も配信しているそうです。 あゆみ ふーん、こんなお店があるんだぁ・・・ あ!ナニ、飲んだり食べたりもできるんだね!! ステージと客席の横には、バーカウンター、 その奥にはたぶんキッチン。 フードメニューもドリンクメニューもなかなかの充実! 私たちは席につき、早速ビールで乾杯! サラダとかタコスとかチャーハンなんかも、 がっつり頼んじゃってたら・・・ ぜんぜん知らない若者たちがステージ登場! 何かしらのステージが始まった模様・・・ あゆみ ねぇねぇ、マリナ。 ところで、今日はこれ・・・今から何のステージをやるの? エェ!?知らないの??とりあえず入ってみたって・・・ ビックリした!! マリナは以前1回だけ来たことがあり、その時が楽しかったので、 今日私を連れてきたとか。。。 あゆみ いや、まあ、楽しく飲めればそれでイイんだけどさ・・・ でも、何やってるのかぐらいは気になるじゃん! ステージには、若者男子たちが次々と。 そして、何かを始めた・・・どうやらお笑いらしい。 きっと、お笑いの若手の人たちのイベントなんだろう。 そういうことは一切気にしなのいか、マリナは楽しく笑っている。 あゆみ え!?ナニ?マリナ知ってるの??お笑いの人たちでしょ・・・ あ、知らないんだ。ぜんぜん知らないんだ。 知らなくてもいいんだ・・・ 私はテーブルの下でスマホを出し、「ネイキッドロフト」と入れて検索。 WEBサイトのイベントスケジュールのところにいき、 今日の日付で内容を確認! やっぱり、若手芸人さんたちがテレビではやれないネタを見せる イベントってことがわかった。 わかると、胸のモヤモヤしたものがスっとした。 そして、マリナにもこのことを教えてあげた。 あゆみ あのね・・・なんだって! 「あっそ」って!!!そんだけ!!! ステージでは、若手の芸人さんが、 文字通りテレビでは披露できないであろう凄いネタを連発!! でも、客席は大爆笑!!マリナも手を叩いて笑っている!! 私も、なんか細かいこと気にしてるよりは、お酒を飲んで、 おバカなネタで笑いたくなった。 (客席の笑い声) あゆみ アハハハ! 今の芸人さん、超おもしろかったね! 名前なんて言ってったっけ?マリナも憶えてないの? ま、いっか。おもしろかったから!! 次から次へと出てくる芸人さん。 誰一人として名前もわからないけど、一生懸命に笑わせている。 だんだんと、試験に落ちたことも薄らいできた。 まぁいっか!来年がんばれば! そんなことより、マリナに感謝だな。 私を元気づけるために・・・わざわざここへ連れてきてくれたんだし。 職場の同僚以上の、今日は《つながり》を感じた。 あゆみ ねぇマリナ、今日はホントにありがとね・・・ ん? あ、イマ観てるから・・・ゴメンゴメン。 後にするわ。。。 END |
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2015年2月6日
2月6日 ~隅田川・七福神めぐり~2月6日の舞台は「隅田川・七福神めぐり」。 私は、「星川あつお」。63歳。 今日は、妻ののぶこを誘って、「隅田川七福神めぐり」に行く予定。 朝ごはんを食べ、ウォーキングの服装に着替え、新聞を読んで、 準備万端。 一応、ケータイの地図で、今から歩くコースも確認した。 あつお さぁ、用意はイイかな。のぶこさん? そろそろ行くよ。 いやぁ~天気も良いし、気持ちのいい朝だな。 本来は、今年の正月に、孫たちを連れて行っておきたかった 七福神めぐりだったのだが、予定が合わず行けなかった。 しかし、あれから気になって仕方がなかった。 七福神めぐりのために、私の今年の初詣は、まだ取ってあるのだ。 あつお よし、行こう! まずは・・・言問橋の近く、「三囲(みめぐり)神社」からだな。 「隅田川七福神めぐり」とは・・・ 墨田川七福神は、隅田川沿いに点在する5つの寺社と、 向島百花園とで構成される七福神めぐりのこと。 道のりはおよそ4kmで、七福神をめぐると同時に区内の 史跡・旧跡などを周ることもできます。 スカイツリーの真下を抜け、浅草方面へ。 言問橋の近くにあるのが、七福神めぐりの一か所目 「三囲(みめぐり)神社」だ。 あつお 三つの囲いと書いて・・・三囲。 なんか、素敵な名前の神社だな。 その昔、どこからともなく白狐が現れ、 稲荷神像のまわりを3回めぐったという伝説があり、 ゆえに三囲神社と名付けられたらしい。 あつお なるほど! それで、狛犬だけじゃなく、狐の像もあるんだな。 ん?どうした、のぶこ。 何をしてるんだ? のぶこは、その狐の像を自分のケータイで撮ろうとして、やめた。 理由を聞けば、狐に憑りつかれては困るということ。 あつお そうか・・・そういうことは気にするんだな。 ほら、ここの七福神は、釣竿を持った「恵比寿さま」と、 小づちを「大黒天」が祭られているんだって。 (柏手) あつお よし!じゃあ次の神様へ会いに行こう。 三囲神社を後にして、私たちは墨堤通りをまっすぐ歩いて、 次の目的地。 「弘福寺(こうふくじ)」、そしてそのすぐ隣の 「長命寺(ちょうめいじ)」へ。 弘福寺は、中国風の建物。 また、喉の病気に効くという咳の爺婆(じじばば)尊。 そして、ここの七福神はというと・・・ 杖と大きな布の袋を携えた「布袋さま」。 そして、そのお隣には「長命寺(ちょうめいじ)」。 こちらは小ぢんまりとした弘福寺とは違い、奥行きのある造り。 のぶこが、境内にある石碑をじっくり読んでいる。 あつお どうした?なんだって? ここ長命寺は・・・ 徳川三代将軍・家光が鷹狩の途中で腹痛を起こし、 境内の井戸水で薬を飲んだら良くなったことから、 長命水の名を頂き、お寺の屋号も長命寺としたんだとか。 あつお なるほどね。 お腹の弱い私には、ピッタリじゃないか。 ここは、しっかりとお賽銭を入れ、念入りにお願いをしておこう。 (お賽銭~柏手) あつお 長命寺の七福神は・・・唯一の女性の神「弁財天さま」か。 音楽・弁舌・財福・知恵の神様だそうだ。 ところで、のぶこはさっきから、何をお願いしてるんだ。 聞けば、ここまで3つのお寺、すべて同じお願いだとか。 「腰が痛いのを治して」と「宝くじ高額当選」。。。 あつお そうか・・・。 「と」、ってことは、どちらも頼むってことだな。 そうか・・・神様は大変だな。 あつお さぁ、まだ七福神の中の4福神だな。 のこりの3福神へ会いに行くぞ。 と、元気よく言いながらも、次の目的地をまたケータイの地図で確認。 次の白髭神社は結構離れてるんだな。。。 こんなに歩くんなら、ケータイの万歩計の使い方、 覚えておけばよかった。 あつお さぁのぶこさん、次いくぞ次!神様が待ってるぞ・・・ あれ? ふと、妻ののぶこを見れば、これは完全に歩き疲れたという表情。 よーく知っている。 長年夫婦をやっているから、私は知っている。 しかしこういう時、「疲れたんならちょっと休もうか」・・・ と言ってはダメなのだ。 そう言うと、必ず「別に・・・」と言い返され、 結果無理をしてしまうタイプの奥様なのです。 私は知っているよ。キミのそういうとこ、ちゃんと理解している。 あつお なぁ、のぶこさん。 すぐぞばに「言問(こととい)団子」っていう、 老舗の和菓子屋さんがあるそうなんだ。 池波正太郎の小説、あの『鬼平犯科帳』にも出てくるお店なんだって? その誘いに、我が妻のぶこは、気持ちよくOKしてくれた。 これぞ、夫婦の《つながり》ってやつだろう。 あつお さぁ、一休みしようか! 残りの神様は、その後だ。 END |
2月27日の舞台は「日暮里・谷中銀座商店街」。