[今月のエコピープル]2022年5月2日
NPO法人 自然史データバンク アニマnet 代表理事 渡邊秀昭さん![]() 具体的には…特定の地域の生物を 継続的に調査・記録する「いきもの調査隊」、 里山で得られる自然の恵みを最大限に活かして 1から作り上げる「森カフェ」など 自然の中で過ごす 様々な体験を通して、 次世代を担う子ども達や市民に向けて 生物多様性を維持することの必要性、 自給自足・里山の暮らしの知恵なども 伝えています。 こうした活動が認められ、昨年・2021年には 「都市と農山漁村の共生・対流推進会議」が主催する 「第18回オーライ!ニッポン大賞」を受賞されました! *** また、アニマnetでは、耕作放棄地を有効利用し 農薬化学肥料を使わず生き物の力を最大限に活かして 畑を営む「FROGS(フロッグス)」、 そこで採れたお野菜なども使いながら 自然に寄り添った生活を提案する場所 「FROGS GARDEN(フロッグス ガーデン)」の 運営もサポート。FROGS GARDENでは 街の中に “森”を再現し、街中と中山間地との距離を 縮めたい、という想いで作られているそうです。 ※ちなみに FROGS=カエルは、 田畑に無くてはならない重要な存在。 生物多様性の象徴として 活動に名付けているそう♪ さらに「FROGD FIELD(フロッグス・フィールド)」では 古民家の納屋を使って、不登校の児童生徒と 親御さんの居場所となるような空間を提供。 こうした一連の活動が さまざまな視点・角度から 環境・自然、人にやさしい、 そして、自然の大切さを理解して次に伝えていく そんな人材を育み、仲間で集える場所になっています。 *** また、渡邊さんとのさまざまなお話から 自然に寄り添った暮らしが、人にとっていかに優しく 人を強くするか…ということも感じて 「本当の豊かさとは どういうことか?」 そんなことを 改めて考えるキッカケをいただきました。 (ちょっと、ザックリ、大袈裟に聞こえますかね…?汗) アニマnetの活動についてご興味のある方は、 アニマnetのHP、SNSなどチェックしてみてください。 そして 栃木市倭町にある「FROGS GARDEN」にも 気軽に足を運んでみてくださいね♪ |
2022年4月1日
学生服リユースSHOP さくらや 宇都宮店 皆川純子さん『さくらや』は、2010年に誕生した 学生服リユース店。
宇都宮店は『さくらや』の取り組みに賛同した皆川さんが 3月にオープンさせました。 “なんとか家計を抑えたい”という 子育て世帯のため、思い出のつまった学生服を バトンのようにつなげる、そんな “幸せのサイクル”をお手伝いされています。 ![]() 『さくらや』で扱う学生服は、 回収BOX「ツナグ回収BOX」への寄付も受け付けていて、 この寄付で集まった学生服は 『さくらや』で査定額を決めたのち、 その全額が 内閣府の「子供の未来応援基金」に 寄付されるシステム。 不要になった制服をBOXへ入れるだけで、 子どもの貧困対策といった支援につながります。 また、皆川さんは『NPOこども応援 朝ごはんとおやつカフェ なないろ』を立ち上げ。 食事・おやつが食べられないこども達に向け、 地域の方々と協力しながら、 現在は月に4回ほどカフェを開いています。 皆川さんが ご自身の体験からはじめたという あらゆる方向でサステナブルな、様々な取り組み。 制服の寄付をしたい! 制服をなんとか安く手に入れたい! 皆川さんの活動をお手伝いしたい! というかたは、ぜひ一度 「さくらや宇都宮店」のHP(ブログ)を 覗いてみてくださいね☆ |
2022年3月4日
雑穀農家のパンと宿『月noco』 君島佳弘さん![]() 『雑穀農家のパンと宿 月noco』は 茂木町の里山集落にある 築120年以上の古民家を利用した 民泊と 天然酵母パンのお店。お店では パンのほか、 オーガニック野菜や 自然食品、雑貨なども販売されています。 君島さんは 4年ほど前に 茂木町の里山の美しさや 地域の方の 優しい雰囲気に魅了されて 移住されたそう。 有機農業と、古民家宿・パン店を 営みながら 3月~12月には 青空学校 『里山ごはんのがっこう』も企画・運営。 茂木町での活動を通して、小さな子どもや その親が 自然や農業に触れる場所、食の自給を五感で学び合う場を 目指していらっしゃいます。 (その中で 2021年NHK大河ドラマ 『青天を衝け』では、農業指導をされていました!) ![]() ↑ こちらは 有難く頂戴した月nocoさんの商品。 (焼き菓子&お煎餅) 地元産オーガニックの素材の美味しさが よ~く感じられる、そんな優しくて 丁寧なお菓子です…(ほんわか)♪ そして 君島さんにいただいた お店のお写真もご紹介! 美しい日本家屋の香りまで伝わってきそうですね~ こちらの建物に宿泊すると かまど炊きのごはん、薪で沸かすお風呂 など 昔ながらの暮らしを 体験することができます。 そして そこに並べられている 焼き菓子やパン達の美味しそうなこと!! ![]() ![]() 月nocoさんでは『里山ごはんのがっこう』のほかにも 季節ごとに 様々なワークショップも企画されています。 ご興味のある方は 月nocoのHPや InstagramなどSNSをチェックしてみてくださいね! ![]() |
2022年2月1日
ドライフラワー専門店「and F」 店主 足立知美さん♪「and F」は 宇都宮市にある ドライフラワー専門店♪
規格外で出荷されないお花や 結婚式などイベントで 短い役目を終えたお花など まだキレイなのに 廃棄されてしまう予定だったお花 =ロスフラワーを 積極的に取り入れ、 ドライフラワーなどにアップサイクルし 販売されています。 今回は、そんなお花のロスについてのお話から 足立さんのお仕事への思い、 ドライフラワーの楽しみ方など うかがいます。 ※お電話でのご出演です ![]() 「and F」では、 ドライフラワーを1本から購入できるほか 様々なかたちの アレンジメントも 相談・注文することができます。 足立さんの手によって 新たな命を吹き込まれた花たちの、 力強い美しさを感じることができそうですね。 ドライフラワーは非常に長く楽しむことができますし その姿にも、生花のフレッシュな印象とはまた違った 深みのあるオーラがまとうような気がします…♪ 長引くおうち時間で お花のある暮らしに興味が湧いた…という方も ぜひ、お店に足を運んでみてください☆ まずは 足立さんの Instagram(@atelier__amour)をチェック! ![]() |
2022年1月7日
株式会社ピラミッド エコサイクル事業本部 営業部 石川 綾平さん![]() 「株式会社ピラミッド」は 福岡県久留米市にて1947年(昭和22年)の創業以来、 産業繊維加工のパイオニアとして多分野に資材を提供。 さらに、エコサイクル事業本部の栃木工場(那珂川町)では、 国内原料100%の有機性資源“バイオマス”を 微生物の発酵力により肥料に再生し、 循環型社会の形成に取り組んでいます。 ![]() こちらの小瓶に入っているのが、石川さんが見せてくれた 株式会社ピラミッドでつくられている有機質肥料。 フカフカの 土のようですね。 肥料の原料は、公共下水処理場から発生する バイオマスである有機性汚泥が8割、 民間の食品工場から出る 汚泥や植物性残渣が2割 だそうです。 工場では、そこに“種菌”を加えて、 温度や湿度・酸素量など発酵が上手く進むように 環境を整えています。 言うなれば、お酒やお醤油と同じような 昔ながらの“発酵”によって 廃棄物が おいしい作物をつくる 肥料になるって… 微生物のチカラってスゴイですね~。 目には見えない様々な生き物たちが 地球上の あらゆる営みを支えているのだということを 改めて感じることができます。 |
2012年から 栃木県・栃木市を拠点に活動する団体。
自然史資料の収集・蓄積と それに基づいた環境学習や自然体験、
野生鳥獣の管理、生物多様性を維持するための活動などを
行なっています。