今年は1,566通のご応募をいただきました20秒ラジオCMコピーコンテスト「BERRY GOOD CM 2019」。
多数の応募作品の中から、今回のグランプリが決定しました!
各作品のCM音源はPODCASTでお聴きいただけます。ぜひチェックしてください。
■グランプリ作品
スポンサー名 | 作品名 | 製作者名 | 講評 |
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那須どうぶつ王国 | 身近なアイドル | 青木幸蘭 様 | 今回は作戦をちょっと考えました。実はグランプリ候補は他にもあったのですが、原稿が20秒にしては少し長いように思いました。それだと音声にしたときに聞いていて忙しいとか減点材料が出てしまいます。そこで今回はまず余裕を持って20秒におさまる作品から選ぶことにしました。青木さんは那須どうぶつ王国で予選通過が2本あり、どちらも面白い作品でした。もう一本のもよかったなあと、今これを書いていても思ってしまいます。 |
■各スポンサー別優秀作品(グランプリ作品を含みます)
スポンサー名 | 作品名 | 製作者名 | 講評 |
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下野新聞社 | 父と新聞 | 若杉幸祐 様 | 素晴らしいコピーです。切り口も新鮮でした。うまいなあ。正統派だなあ。もうちょっと短く書いてくれたら、音にしたときにしみじみ度が上がっていいのになあ。 |
栃木県農業振興公社 | わからん | 柴田賢一 様 | 笑ってしまいました。私はこの思考回路が大好きです。「わからん」と怒鳴られていますが、聴いている人にはこの思考回路がわかるところがいいです。 |
青源味噌株式会社 | 足りないもの | 大江智之 様 | ドレミの音階ネタは今までにもたくさんあったのですが、これはレベルが高いです。ほんのちょっとしたことでレベルアップする見本のような原稿です。 |
うつのみや表参道スクエア「ミヤスク」 | 大安吉日 | 田名瀬新太郎 様 | ミヤスクはこのパターンの原稿が毎年けっこう集まるのですが、結婚式の客がミヤすくへ行ってしまうというアイデアがよかったです。結婚式と言うシチュエーションを思いついたことが成功の鍵になりました。 |
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原 | 手ぶら | 清水利昭 様 | 「手ぶら」で行って「思い出」というお土産を持って帰る家族のストーリーが短い秒数に圧縮されていまして、いい作品だと思いました。 |
株式会社 三和住宅 | 執着 | 田名瀬新太郎 様 | これは笑ってしまいました。なるほど、こういう理屈があるんだなあ。この先のドラマを見てみたい気がします。 |
社会保険労務士法人TMC | チャラいそして会話に意味なし | 桶屋愛 様 | これがどう言う作品かをタイトルが見事に説明していました。「チャラい、そして会話に意味なし」。それだけで笑えます。原稿を読むとさらに笑います。ちゃんとやらなきゃいけないことに限って、こういうことになりそうで。 |
栃木県自動車整備振興会 | 法定速度 | 堀江成禎 様 | このパターンは毎年の応募作品にかなりあるのですが、この作品はなんだか抜け抜けとしているところが味わい深かったです。 |
栃木県なかがわ水遊園 | おいでぇ~ | 伊勢はづき 様 | のどかですね、いいですね。脱力感が素敵ですね。意味もなく雲を見つめる人とかを想像してしまいます。ところで、原稿が長いので次回からはもう少し短く書いてくださいね。 |
那須どうぶつ王国 | 身近なアイドル | 青木幸蘭 様 | 青木さんは予選に2本残っていまして、2本ともとてもいい作品でかなり悩みました。一方はカピパラ部長という言葉の強さ、面白さ。もう一方では至近距離アイドルの台頭という時代性。これで数日悩みまして、アイドルにしました。できれば2本入れたかったです。 |
■審査総評
面白かったです。皆さんそれぞれよくできていて、常連のかたはベテランらしい原稿で、若い人はちょっとやんちゃな感じがありました。お笑いからコピーのお手本のような正統派まで出揃っていましたし、レベルが高かったと思います。
審査委員長 中山佐知子