[番組で紹介した情報]2019年10月22日
【第17回】ジェネリック医薬品の普及率、希望方法 |
2019年10月15日
【第16回】医療費適正化への寄与例えば、高血圧症の代表的なお薬を、
1日1回、1年間服用したと仮定した場合、 従来の先発医薬品は、 年間で16,430円かかります。 ジェネリック医薬品に切り替えた場合は… 年間で9,860円! 先発医薬品からジェネリック医薬品に切り替えると、 1年間で6,570円の節約になるという計算になります! ※価格もお薬ごとに様々で、先発医薬品に対して、 まだジェネリック医薬品が開発されていないお薬もあります 協会けんぽによる試算では、 これまで、協会けんぽの加入者の皆さんが ジェネリック医薬品を使用することによって 軽減された医療費の額は、 平成30年度で、およそ330億円 平成21年度から 平成30年度の累計だと、 およそ1,640億円になる見込みです。 医療技術の進歩や高齢化などの理由で、 日本の医療費は、今後も上昇すると言われています。 ジェネリック医薬品の利用が進めば、 それだけ医療費を減らすことができますので、 医療保険制度を維持するためにも、 国ではジェネリック医薬品の使用が推進されています。 |
2019年10月8日
【第15回】ジェネリック医薬品の安全性●ジェネリック医薬品
先発医薬品とおなじ有効成分が含まれていて、 効き目や安全性も同等であると、 厚生労働省が承認したお薬。 それまでの先発医薬品と比較して 同等の品質・効き目があるかどうか、 しっかり試験されています。 それだけではなく、メーカーによって、 お薬を飲みやすい形や大きさに変える、といった さまざまな工夫がプラスされています。 ジェネリック医薬品は、先発医薬品よりも 飲みやすい・使いやすいお薬も多いんです。 ●なぜ先発医薬品よりも安価なの? 先発医薬品に比べて、 “研究開発にかかる費用を大幅に抑えることができるから”! 先発医薬品の開発というのは、 10年~15年程度の長い期間がかかります。 開発にかかる費用も、 数百億円もの資金が必要といわれていて、 先発医薬品には、このコストが価格に反映されているのです。 一方、ジェネリック医薬品は、 その先発医薬品の有効成分を、そのまま利用して開発されますので、 開発期間やコストを大幅に抑えることができます。 なので、ジェネリック医薬品は、 価格を安く設定することができるのです! |
2019年10月1日
【第14回】ジェネリック医薬品とは?本日は、ジェネリック医薬品について、
協会けんぽの篠﨑さんにお話を伺いました。 ●ジェネリック医薬品とは? 先に開発されたお薬(先発医薬品)の “特許”が切れたあとに、同じ有効成分で作ったお薬のこと。 先に開発されたお薬と違って、 お薬をつくる際の開発費などが抑えられているので、 効き目が同等で、価格が安いものが多くなっています。 ●ジェネリック医薬品の特徴 飲みやすさ・使いやすさなど、様々な工夫がされており、 カプセルから錠剤へ飲みやすい形に変えたり、 コンパクトにしたり、 苦みを抑えた味に改良されているものもあります。 先発医薬品と効き目や安全性は同等です。 ●ジェネリック医薬品に変えるには 病院へかかった時に、 「ジェネリック医薬品に変更したい」ということを、 お医者さんや薬剤師さんへ相談してみてください。 中には、ジェネリック医薬品が まだ開発されていないお薬もあったり、 薬局によっては、在庫がないなどの理由で 変更することができない場合もあります。 また、「ジェネリック医薬品希望シール」を、 保険証やお薬手帳に貼っておくと 簡単に、意思表示をすることができますよ。 |
2019年9月24日
【第13回】正しい医療の受け方・正しい保険証の使い方8箇条きょうは、「正しい医療の受け方・正しい健康保険証の使い方8箇条」です。
●保険証は、病院を受診するとき、毎回 窓口に提示しましょう! 健康保険の受給資格があることを確認するためです。 ●退職後は 保険証は使えません! 「協会けんぽ」に加入している会社から渡された 保険証を使用できるのは、 その会社を 退職した その日までとなります 退職日を過ぎたら、保険証は無効となりますので、 速やかに、退職した会社へ 返却してください。 ●扶養から抜ける時も、速やかに保険証の返却をしましょう! 就職等で扶養から抜ける場合、保険証を返却する必要があります。 ●通勤途中や仕事によるケガや病気には保険証は使えません! 通勤途中や、仕事によるケガや病気は、 原則として、労災保険が適用されます。 もし、通勤途中や、お仕事が原因のケガや病気の時には、 すみやかに、お勤めの会社・事業所に報告してください。 ●交通事故等で保険証を使うには 届出が必要です! 交通事故やケンカなど、相手(第三者)によって ケガや病気をしてしまって、保険証を使って治療を受ける場合には、 必ず、「第三者行為による傷病届」を、協会けんぽへ提出してください。 ●なるべく診療時間内に受診しましょう! 救急外来が混み合うと、より重症な患者さんへの対応が 遅れてしまう可能性があります。さらに、時間外の医療費は、高額です。 症状が軽い場合には、診療時間内に、なるべく予定を合わせて行きましょう。 ●かかりつけ医を持ちましょう! 病院を転々とする、いわゆる「ハシゴ受診」をしていると、 医療費がかさむだけでなく、治療が中断・重複し、 症状の回復を 遅らせてしまうこともあります。 ●ジェネリック医薬品希望シールを 利用しましょう! ジェネリック医薬品は、先発医薬品よりも価格が安いものが多いので、 積極的に使用することにより、医療費削減につながります。 「ジェネリック医薬品 希望シール」を、保険証に貼って使うと、 お医者さんや 薬剤師さんに、その意思を伝えやすくなります。 「シールが欲しい!」という 加入者の方は、 「協会けんぽ 栃木支部」へ お問い合わせしてみてください。 来月は、「ジェネリック医薬品」について勉強していきます! |
日本でのジェネリック医薬品の普及率は、およそ22%
アメリカでは72%、カナダは66%、イギリスは65%
国の承認を受けて発売されている
ジェネリック医薬品の数自体が少ないということです。
●ジェネリック医薬品の使用割合
栃木県の場合、平成31年4月のデータでは、75.3%。
全国では33位。 全国平均は 76.1%となっていますので、
栃木県ではますます、ジェネリック医薬品の使用をすすめたいところです。
●ジェネリック医薬品を希望するには
お医者さんや、調剤薬局の薬剤師さんに、
「ジェネリック医薬品に変更したい」と伝えるか、
保険証やおくすり手帳などに、
「ジェネリック医薬品希望シール」を貼ってください!
シールは、協会けんぽでもお配りしていますので、
希望される方は、協会けんぽ栃木支部へお問い合わせください。
※一部の先発医薬品には、
ジェネリック医薬品が存在しないものもあります
※薬局によっては、在庫がないことなどもあります