[放送内容]2018年1月25日
"とちぎ米-1コンテスト2017"なすひかり 大賞 露久保一夫さん![]() 露久保さんは地元・大内地区のほか、 健武や盛泉、松野地区の水田で なすひかり、こしひかり、あさひの夢などを育てています。 どれも出来るだけ美味しいお米を作ろうと 日々 努力してきた露久保さん。 実際はどのように評価をされるのかな、と 今回 出品に踏み切ったそうです。 コンテストは食味計と呼ばれる機械を使っての 一次審査・二次審査を通過した 9名の生産者(各部門3名)が最終審査に選出。 最終審査は、お米マイスターの澁谷さんをはじめとした 審査員のみなさんが実際に食べて評価します。 9名の生産者さん達はこの最終審査会場に集まり 実際に、その審査の様子を見守ったそうです。 最終審査に残った時点で「大賞・金賞・銀賞」の いずれかを受賞することは決まっているのですが その場で結果が出るということで なかなかに緊張したと 露久保さん。 見事、トップの大賞を受賞し 「びっくりしました」と感想を話してくれました。 受賞した「なすひかり」はすべて JAなす南を通して出荷済みということで 今回は、露久保さんが個人的に 少量のみ保管されていた貴重な分を 特別に奥様が炊いてくれました! ![]() ![]() コシヒカリより粒が大きめ、といわれる 「なすひかり」 白飯で食べるとたしかな甘みを感じますが さっぱりとした甘さなので おかずとの相性もバツグンです。 しっかりとした食感で食べ応えあり。 露久保さんによると「冷めても美味しい」のも 特徴のひとつとのこと。 お弁当にもぴったりの品種なんですね。 実は露久保さん、コンクールの前身である 『食味分析鑑定コンクール』で 2010年にも「なすひかり」の部で 3位を受賞しているんです。 ![]() そして、7年ぶりの出品となる今回で それを上回る大賞の受賞。 露久保さん、何か特別なことをしているのではっ!? と、思いきや、ご本人によると とにかく基本に忠実に取り組んでいて 特別なアイデアや製法などで作っていない とのこと。 露久保さん自身も今回の結果を受けて 何がお米に良い影響を与えたのだろう?と 考えたところ…… 豊かな土壌や水の綺麗さ、気候など 地元の環境の良さ=美味しいお米が育つ環境なのでは、 という考えにいきついたそうです。 しかし、地元の方たちにとっては当たり前の環境。 逆に、その良さを実感しにくいものでもあります。 露久保さんは、大賞を受賞したことで 「自分たちがいるところは 美味しいお米が育つところなんだ、と みんなに美味しいお米を食べてもらいたいよね、と そんな風に思ってもらえるきっかけになったら嬉しい。 そして、こういった良さを 地元のみんなでPRしていけたら」 と話してくれました。 そんな露久保さんに 今度の米づくりでの目標を伺うと…… 「やっぱり、コシヒカリでトップを取るのが 米づくりでの大きな目標です」とのこと! むずかしいとは思いますけどね!と話す露久保さんは 目の前の高い壁にひるむこともなく かえってなんだか楽しそうにも見えました。 那珂川町産のお米が県内で一番になったら 自分だけでなく、町の誇りになる。 そんな想いが 真摯に米づくりと向き合う露久保さんの 背中を押しているのかもしれません。 次はコシヒカリで一等賞! 露久保さん、楽しみにしてまーす!! 露久保さんの「なすひかり」は 個別で一般発売などはされていませんが JAなす南より 栃木県産の「なすひかり」として出荷されるそうです |
とちぎ農産物マーケティング協会による
栃木県産の良食味米を決定するコンテスト
『とちぎ米-1コンテスト2017』
昨年度までは『食味分析鑑定コンクール』として
開催されていたそうですが
審査項目をさらに細かくしてリニューアルしました。
部門は
「コシヒカリ」「なすひかり」「とちぎの星」の3部門。
そして今年度「なすひかり」の部で
トップとなる大賞を受賞したのが
那珂川町で米づくりをしている露久保 一夫さんです!