[放送内容]2023年6月1日
那珂川町育ちの茶葉で作られる「那須野紅茶」![]() 「紅茶は特に、若い女性が好んで飲んでくれる。 子育てのことなども考えると 安心安全な飲み物を提供をしたい」と話すのは父・清水敬一さん。 やわらかい葉には虫がつきやすいので、 無農薬にしてから2~3年は虫害もあったそうですが その後は健全に成長しています。 那須野紅茶の特徴のひとつ「雑味の少なさ」も 無農薬で育てているおかげかも、とのことです。 : また、美味しさのもうひとつの理由は、丁寧さ。 機械では 茎の固い部分も一緒に摘んでしまいますが 手摘みだと、良い葉を選んで 良くない葉は避けられるので とても品質の良い紅茶になるそうです。 今年 5/10に行われた茶摘みでは、 那須野紅茶の取扱店や ボランティアの方などが集合し、 朝から せっせと手摘みをされていました! ![]() 上の方の やわらかい葉を3枚くらい摘み取るのですが 清水さんがスーッと抜くように手を動かすと プチプチプチっ! リズミカルで早い! 一方、体験させてもらったRio。 ぶちっ!… ぶちっ!… うーん、茶摘みマスターへの道は遠い… 1日で一人で 30kgくらいは摘むという清水さん…さすがです! ![]() 摘んだ茶葉は、熱を持ち始めるので なるべく早く工場へ運び、 萎凋(いちょう)という作業を行います。 烏山製茶工場では、 揉捻(じゅうねん)という工程で揉捻機を使う以外は ほぼ手作業で すべて行っているとのこと。 また、単純に時間経過で見るのではなく、 香りをかぎながら、この時期だ!というのを見極めて 紅茶づくりをしているのだそうです。 ![]() さて、こうして作られた紅茶… 実は、すぐに販売することはほぼないそうです。 緑茶と違い、紅茶は作り立てだと味が安定しないため 時間を置いて、しばらく熟成させます。 味が落ち着きだす11月頃に、その年の初摘みが 数量限定で発売されますが ほとんどが1年ほど時間をかけて ベストなタイミングでお店に並びます。 今年の茶葉の生育状況からみて、 2023年モノも、例年並みに良いものができそうとのこと。 まずは、今 販売中の「那須野紅茶」を味わいながら 新たな美味しさが完成される その時を じっくりゆっくり待ちましょう~♪ *・゜・*:.。.*.。.:*・☆*・゜・*:.。.*.。.:*・☆ 『那須野紅茶』は 県内の飲食店で提供されているほか、 道の駅ばとうなど 県内の道の駅や オンラインショップ、 また、烏山製茶工場でも商品が購入できます。 【烏山製茶工場】 住所:那須烏山市大桶373-4 お問い合わせ:0287-84-0471 ![]() |
紅茶の味がしっかりしていながらも
渋みが少なく、すっきりした味わいが特徴です。
原料の茶葉は
那珂川町矢又にある「大金茶園」で育てられています。
お茶を育てる上では排水が大切だそうですが、
・傾斜地のため、雨が溜まらずに下へと流れる
・土に小石が混じっており、排水の良さに繋がる
・南向きで日当たりが良い
など、栽培条件としてはかなり良い所!!
もともと、この地で大金さんが構えていた茶園を
今は、烏山製茶工場の清水さん親子が管理し、
無農薬にこだわって茶葉を栽培しています。