[放送内容]2022年2月24日
笹沼園芸の「ハナモモ」でも、一般的にハナモモが咲く時期って もっと先なはず…?? 桃の節句に合わせて成長を早め、 綺麗なハナモモを市場に届けるために 笹沼園芸ではどのようなことをしているのでしょう? 代表の笹沼巧さんにお伺いしました! まずは、枝木の切り出し。 のこぎりで切り落とした後、 根元をナタで斜めに削ぐようにして枝を短くします。 これを「そくり」と呼ぶそう。 : 続いて、「枝折り(しおり)」 ①この状態の枝を… ②数本手に取り、あちこち伸びた枝を 傷めないように ぎゅっと集めて束ねます。 ③上から下まで、等間隔に糸で縛って… ④「枝折り」完了!!! --- あ、あんなに広がった枝が こんなまっすぐに!!??( ゚Д゚) 「枝折り」は江戸時代から伝わる技法で いかに花を落とさずに、綺麗な状態で 消費者の皆さんに届けられるかを考えたものだそう。 川崎でハナモモについて勉強したという巧さんは この「枝折り」という、 難しくも追及しがいのある技に魅せられて 現在も、どうしたら上手にできるのかと 日々 奮闘しているといいます。 : 枝折りしたら、一定の温度と湿度で管理された 「室(むろ)」に入れて 真っ暗な状態で数日置きます。 中は春のあたたかさ! なるほど… ここで成長を早めるわけなんですねぇ。 笹沼さん曰く、ハナモモは繊細で難しい花。 これらの行程の どれを疎かにしても 綺麗には仕上がらないため、 ひとつひとつの作業を丁寧に確実に行います。 なお、室から花を出すタイミングは勘! お店に並ぶハナモモは 園芸農家さんの知識と技術と経験の結晶なんですね。 ------ 今年のハナモモは、冬の寒さが強いので 花が揃っているそうですよ◎ 桃の節句に合わせて お家にお迎えしてみてはいかがでしょうか? : なお、ハナモモの切り枝。 上手に花を咲かせるコツを笹沼さんにお伺いしたところ、 ハナモモの花は湿度が失われると 咲かなくなってしまうそうで…乾燥NG! できれば、暖房の影響を受けにくい場所に飾る 乾燥した部屋に飾らざるを得ない場合は、 霧吹きで水をかけてあげると長持ちするのでは… とのことでした! ぜひ、このコツを踏まえて 上手にハナモモの花を咲かせてみてください☆ 【笹沼園芸】※直接の商品購入はできません 住所:那珂川町小砂 お問い合わせ:0287-93-0755 |
桃の節句に欠かせない花といえば、
歌にも出てくる「桃の花」ですよね!
一年を通して、季節の花々を市場に送り出している
那珂川町小砂の「笹沼園芸」では
今、ハナモモの切り枝が出荷の最盛期を迎えています。
出荷先は主に、都内の市場。
出荷直前のハナモモのツボミは
ふっくら濃いピンク色!!