[たかね・ざ・わンダフル]2013年7月24日
藍の生葉染め![]() 私が手に持っているのが、今回染め上げたシルクのスカーフです。
夏色に染まっていい感じに仕上がったと思います。 「生葉染め」は、その名の通り、生の葉を使います。 色は藍染めよりもかなり薄く、夏空のような水色に染まるのが特徴です。 これが藍の葉です。 ![]() 朝早くに畑へ行って、朝露が乾かぬうちに摘むのが良いとされています。
この葉に塩を振り、よく揉みこみます。 全体がしんなりしてきたら、 水を張ったトレイに汁を絞り出し、染色液を作ります。 ![]() ここにシルクのスカーフをいれ、液の中で静かに動かたのち、
取り出して絞り、広げて空気に触れさせます。 すると、薄いみどり色だったのが、淡い水色にふわっと変わりました。 これは酸化による色の変化だそうです。 この染色液に浸して、取り出して空気に触れさせを2~3回繰り返します。 何度もやるほど色が濃くなりますが、やりすぎるとくすんだ色になってしまうので、 どこで染めるのをやめるかの判断が重要です。 私は3回でやめることにしました。 ![]() 自然のものを使って染め上げるので、2度と同じ色に染めることはできません。
色との出会いは一期一会なんですね。 そこが染物の魅力なんだと思いました。 体験したいというかたは、8/18(日)元気あっぷむらで体験ができます。 時間:朝10時~午後2時 料金:大人が2800円 、子どもが1900円です。 *染色に使用するシルクのスカーフ、昼食と温泉の入浴もセット 定員:先着20名 興味のある方はお早めに元気あっぷむらまでお問い合わせください。 |
教えてくださったのは、高根沢町で活動している里山文化の会の大野恵子さんです。