[番組で紹介した情報]2017年9月7日
☆今回は、宇都宮動物園☆それではお知らせです。
まずは、「栃木県なかがわ水遊園」から。 今回は、今週末10日㈰に開催の那珂川大感謝祭をご案内します。 実りの秋を迎え、那珂川沿い地域の美味しいものが大集合し地域の魅力を 大発信するお祭りを行います。 当日は、那珂川イイもの&ウマイもの市や那珂川あゆ街道まつりの他、 素敵な景品がもれなく当たる「ふるさと大抽選会」も行います。 グルメにイベントに盛りだくさん! 那珂川大感謝祭は、今週末10日㈰、10時から15時まで開催。 ぜひご来園ください。お待ちしています。 次に、「那須どうぶつ王国」から。 驚きと感動を提供する那須どうぶつ王国では、最高の思い出“どうぶつ”と “こども”ベストショットフォトコンテストを9月1日よりスタートし 11月末まで実施します。 那須どうぶつ王国でお子さんが動物と楽しそうにしている写真を 那須どうぶつ王国HPにある応募フォームからご応募ください。 公式フェイスブックページに掲載されるほか12月中旬には選考会を行い ホテルラフォーレ那須の宿泊券など豪華賞品をご用意しています。 ご応募お待ちしています。 なお、ご紹介した施設の詳しい情報については、直接、それぞれの施設まで お問い合わせ下さい。 |
をご紹介します。
突然ですが、日本には、野生の牛は生息しているのでしょうか?
家畜として利用されている牛の野生種は、オーロックスといわれる
種類になります。しかし、この原種であるオーロックスは1627年に
絶滅してしまいました。では、野生の牛がいないのかというと、そうでは
ありません。野生化した品種がいます。
それが今日紹介する、口之島牛(くちのしまうし)です。
口之島牛は、鹿児島県トカラ列島の口之島で放牧されていた牛が明治以前に
野生化したものになります。もともと家畜である牛が野生化した例は世界的
にも珍しいといわれ、日本在来の唯一の野生牛が口之島牛なのです。
さて、『和牛』という言葉よく聞くと思います。おそらく、日本の牛なんだ、
という風に思いますよね。日本の牛の歴史の中で、明治時代にヨーロッパの
近代的品種が導入されて、在来種と交雑されて改良が行われたといわれて
います。そこで改良された食肉専門の4品種の牛のことを和牛というので、
和牛は純粋な日本の牛というわけではありません。
ちなみに、ヨーロッパの近代的品種の影響を受けていない牛は日本在来種と
いわれ口之島牛と山口県の三島牛だけになります。
口之島牛はとても小柄で、肉用の牛700㎏に対して、オスの大人の牛でも
体重300~400㎏しかないんですよ。
宇都宮動物園では、♀メスの口之島牛ジョジョとジュジュを飼育しています。
2012年に生態調査をしていた名古屋大学より入園しました。
ふれあいコーナーのなかよしランドで見ることが出来ます。はじめは、全然
人に慣れていない2頭でしたが、現在はなかよしランドで販売しているエサを
食べにくる可愛い様子がみられますので、ぜひ会いに来てください。