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[今回のSAKURA情報]

2013年10月23日

日本上陸!「ウォールアートフェスティバル in さくら2013」

今度の26日(土)・27日(日)にさくら市で、いえ日本で本格始動初となる
「ウォールアートフェスティバル in さくら2013」が喜連川の廃校となった穂積小学校で
行われます。
このフェスティバルは公開当日にアートを見るだけでなく、公開日にむけてアーティストの
方が作業している姿を見たり、一緒に参加することもできるんです。そこで、実際に作業されているところにお邪魔させていただき「ウォールアートプロジェクト in さくら2013」
実行委員会の高瀬幸子さんにお話しをお聞きしました。

高瀬さんからのお話について紹介する前に、
このフェスティバル自体についてついて簡単にご紹介しますね!

「ウォールアート」
一言でいうと、「壁に画(アート)を描くこと」なんですが、
そもそもこのフェスティバルの始まりは2010年のインド。
NPO法人ウォールアートプロジェクトのメンバーによって立ち上げられ
インドでは毎年行われているんです。このフェスティバルが行われるようになった
背景として、現在のインドは地域によっては学校に通えない子供もたくさんいるのですが、
そこで、インドや日本のアーティストたちがそういった子どもたちやその村の人々と一緒に、
学校の壁をキャンバスにして絵や文字を自由にアートすることで、

“学ぶ楽しさや未来について考えて欲しい”

そんな思いが込められて行われている芸術祭なんです。

さて、そんなフェスティバルがどうしてさくら市で開催されることになったのか
高瀬さんにお聞きしてみると

今回の会場となる旧穂積小学校がある喜連川の穂積地区は少子化により
小学校が統合されたり、子どもたちは大人になると地元を離れてしまったり…

でも、この地区に住んでいる方たちは旧穂積小を含めた穂積地区を故郷として
大切に想い、この場所で何かできないものかと考えていらっしゃいます。
現在、旧穂積小は「杉インテリア木工館」として、杉の木のインテリアの製造販売し、
親しまれているんですよ。

そんな経緯や思いもあり今回実現したさくら市での「ウォールアートプロジェクト」!

さくら市出身の日本画家・荒井寛方がインドとの交流が深かったこともあり、
「ウォールアートプロジェクト」に強い縁を感じ、

絶対ここでやりたい!!

そう思ったそうです。


私が訪れた日(公開まであと一週間)は日本やインドのアーティストの方の
作業が始まっていました。

ちなみに参加する日本人アーティストさんたちは当日こんなことを予定されています。

加藤士文(かとう しもん)さん…自身初となる地上絵を旧穂積小の校庭に描きます。

遠藤一郎(えんどう いちろう)さん…子どもたちの夢を連凧で空へと発信!

山田はじめさん…模型の技法を応用した現代アートの展示など。




そして、このフェスティバルの発祥の地・インドからはるばるやってこられたのが
インドの先住民の生活を描くワルリ画の最前線で活躍されている
ラジェーシュ・チャイテャ・バンガードさん。
この方は、ロンドンやバルセロナにも作品を出展されていて、今回はフランスからも
オファーがあったんですが、さくら市のこのフェスティバルに参加を決めて
来て下さったんです。
作業中のラジェーシュさん
そんなラジェーシュさんが描くワルリ画というのは、インドの伝統的な生活様式を描くもの。
ラジェーシュが作業している旧穂積小学校の2階の一室は壁が全部茶色く塗られ、白い
ポスターカラーで様々な絵を書いている最中でした。
現在、どんな画が書かれているのか、高瀬さんにお聞きすると、
ラジェーシュさんの作業している教室に入り、左の壁に描かれているのが
インドの生活について。
すごく細かくてビックリ!!
洞窟の壁画を見ているようなそんな気持ちになるラジェーシュさんのワルリ画。
歌ったり、踊ったりしている人々の画は、飛び出してきて一緒に輪になって
踊ってくれそうに思えるくらい楽しく見えます。


インドでは土を塗り、米粉を水で溶いた染料で描きます。
作業の道具も近くでみせていただくと、筆ではなく、竹串のようなもの。
竹串のようなものに少し染料をつけて、壁に描く。
竹串の太さは色々あるそうですが、染料をつけては描き…
気の遠くなるような作業!!


そして、右の壁の壁に目を移してみると、ちょうど作業途中。
よく見てみると、インドの生活様式の画とは違い、車やお寺が描かれているよう。
そう、ラジェーシュさんがさくら市に来て、観光して感じた「さくら市の姿」をワルリ画
として描いてくれているんです!!
どんな「さくら市」を描いてくださるのか、楽しみです♪
壁一面に描く作業、ラジェーシュさん一人では大変なのでは思ったんですが、大枠はラジェーシュ
さんが描いて、枠の中を塗ったり、点を書くような簡単な作業はボランティアの方によって
手伝われ、地域やウォールアートを愛する人々によって生み出された、大作になりそう!!!


目の前には黙々と作業を続けるラジェーシュさん!
高瀬さんの勧めもあり、通訳の方を挟んでラジェーシュさんと
お話をすることができました。

何を思い、さくら市へ来てくれたのか聞いてみると


自分たちにはワルリ画というアートの文化があり、そのアートの力を通じて自分たちの生活文化や
さくら市の生活文化を多くの方に伝えるべくやってきました。
ウォールアートフェスティバルはその地域の課題を発信していくものでもあります。
そして、このフェスティバルを通して、みなさんの未来を輝かしていきたいと思います。


こんなふうに答えて下さいました。


言葉は通じない。
でも、ラジェーシュさんが自分の住む地域をワルリ画で紹介してくれ、さらに日本をさくら市を
ワルリ画で表現して下さった。言葉じゃなくて、ジェスチャー・アイコンタクト・目には見えない
心のどこかで繋がった、アートを通して通じて会話ができた。
そんなふうに私は思いました。


ラジェーシュさんのアートでみなさんはどんなことを感じるのでしょうか?
是非、会場に見に行って欲しいなと思います。


26日・27日は
見るだけでなく、ワークショップに参加することでみなさんもアートの世界を体感できます。

*有料ワークショップ
 ・似顔絵ワークショップ
 ・モザイク化画ワークショップ

*無料ワークショップ
 ・連凧

この2日間は飲食ブースもありますよ!
本場のインドカレーの販売だけでなくインドのミルクティーといわれるチャイのジェラート、
地元の特産品などが販売されるそうです。

言うことなしのおいしさ♪
ジェラートは「道の駅きつれがわ内になる『アイス工房きつれがわ』」自信作です♪

見て・体験して・食べて楽しめる2日間!!
是非、遊びに行ってみて下さい(*^_^*)


会場:喜連川丘陵の里 杉インテリア木工館 (旧穂積小学校)
   さくら市穂積478

詳しくは「ウォールアートフェスティバル」で検索してくださいね!

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