[今月のエコピープル]2022年11月1日
栃木県立博物館 自然課 研究員 山本航平さん![]() その中で山本さんは、2017年から 自然課の学芸嘱託員として所属、 現在は 県立博物館の研究員として 栃木県の自然環境に関する調査・研究業務のほか 来館者に 栃木県の自然について伝える活動を行ない 専門である菌類・キノコをテーマとした 企画展なども担当。 研究者としては「日本菌学会」 「日本地下生菌研究会」「日本冬虫夏草の会」など 所属していらっしゃいます。 今回は 山本さんに、森の中(生態系)における キノコの重要な役割について、あれこれ伺います! * そして コチラが… 山本さんが 小学生の頃から研究しているという 「冬虫夏草」の一種!! ![]() 冬虫夏草とは…土の中に籠っているムシに寄生して そこから 成長してキノコを生やすという、 すごーく変わった キノコです。 (注意して見てください… 写真の左側が“セミの幼虫”部分。そこからシュ~ッと伸びて 写真右側の白くプチプチして見えるのが キノコ部分。 ※こちらは 中央公園敷地内で掘り起こされたものだそう!) すこし弱ったムシさんの体をもらい、 それを栄養にして 伸びるんですって。 「なんで!?」って、思いませんか?! 見た目にも かなり不思議なんですが 自然界には役に立っていないモノなんか ないワケで。。。 * 菌類に興味が湧いてきた~というアナタ! 山本さんが担当するという、 今後開催予定の キノコ関連のテーマ展がコチラです! 2023年3月5日(日)~18日(土) テーマ展「地中に生えるキノコ~トリュフとその仲間たち~」 また、それに先駆けて、 今月11月19日(土)からは「いま知ってほしい 栃木の外来生物」 の展示がはじまります。 そのほか、栃木県立博物館では 年間を通して 様々な展示・講座・観察会がおこなわれています。 詳しくは、栃木県立博物館の HP等ご覧ください♪ |
「栃木県中央公園」内にある 博物館。
考古、歴史、民俗、美術・工芸の人文系4分野と、
動物、植物、地学の自然系3分野を備えた 総合博物館で
今年で開館40周、昨年は
新しい収蔵庫が完成したことでも話題に!