[番組で紹介した情報]2017年10月18日
☆今回は、宇都宮動物園☆![]() アフリカタテガミヤマアラシは 赤道より北のアフリカ大陸のサバンナや森林などに生息している 齧歯目(ネズミの仲間)の動物です。 体長は60~90㎝程度、体重は15~25㎏程度と齧歯目の中では大きいです。 夜行性で嗅覚は優れていますが目は小さく視力はあまりよくありません。 泳ぐのは意外と上手だそうですよ。 ヤマアラシといえば体の針が特徴的ですが、 この針は毛が変化したもので名前の通り全身にたてがみのように生えています。 この全身の針は、自分の体を守るためのものです。 野生のヤマアラシの敵はライオンやヒョウ、ハイエナなどです。 危険が迫ったときには、まず尾の針を振って音を出し相手を警戒したり、 仲間に危険を知らせます。 尾の部分は針ではなくストローのように空洞状になっているのです。 相手がひるまないときは、針になっている毛を逆立てて、さらに威嚇します。 それでも相手がかかってくるときは、おしりから突進します。 突進して相手に針をさしますが、 針は自分の体からはすぐ抜けるようになっていて逃げることが出来ます。 針はとても鋭く、百獣の王ライオンでも針が嫌で ヤマアラシを避けることもあるようです。 どれくらい鋭いかというと、私たち飼育員が毎日履いている長靴は 簡単に刺すことが出来、アルミ缶くらいだと刺せてしまうほどです。 またこの針は、生まれてくるときから生えています。 お母さんの出産が大変そう・・・と思いますが、 生まれてくるときは柔らかく生まれて数日で硬くなってくるそうです。 宇都宮動物園では、現在1頭のアフリカタテガミヤマアラシを飼育しています。 13歳のオス、ラッキーです。 飼育下での寿命は20年くらいといわれていますので、 おじちゃんくらいでしょうか? 頭の細長い針がきれいにオールバックになっているイケメンなヤマアラシです。 近くには同じく体の大きなネズミの仲間、 ビーバーやカピバラがいますので是非見比べてみてください。 ![]() これからの寒い時期はなかなか活発には動いてはいませんが、 平日の午後などヤマアラシガイドの際には、 抜けたヤマアラシの針を触ることも出来るので体験してみてくださいね! それではお知らせです。 まずは「栃木県なかがわ水遊園」から。 10月のなかがわ水遊園はハロウィン一色! 11月5日までハロウィンカルナバルを開催しています。 期間中はハロウィン関連生きものの特別展示や、 土日祝限定でカボチャマンがアマゾン大水槽に現れる 「ハロウィン仮装潜り」を行っています。 また仮装してご来園いただいたお客様には、 ハロウィングッズをプレゼント! なお今週末22日(日)は天狗王国祭りを開催します。 当日は午後8時まで開館、夜の水族館もぜひお楽しみください。 みなさまのご来園、お待ちしています! 次に「那須どうぶつ王国」から。 驚きと感動を提供する那須どうぶつ王国は10月をハロウィン月間として 小型犬や猫たちが可愛らしい衣装を着て皆様をお出迎えします。 王国ファームでは、午後3時30分からアルパカがハロウィン風のマントを着て 記念撮影が出来ますよ。 秋の目玉として、モミジを浮かべた温泉にカピバラがつかる、 カピバラもみじ温泉や園内のレストラン・ヤマネコテラスでは、 秋限定スイーツ「カピぽてモミジプレート」も好評販売中です。 紅葉に彩られた那須高原にどうぞお出かけください。 今日、ご紹介した施設の詳しい情報については、 直接、それぞれの施設までお問い合わせください。 |

「アフリカタテガミヤマアラシ」についてご紹介します。