[番組情報]2017年8月8日
今週も引き続き、ファナック株式会 サーボモータ製造本部長 遠藤裕一さんにお話を伺います。![]() この壬生工場。 本社工場では、現状以上の工場建設を出来る土地がないため NC・アンプ・モーターの増産、 そして、工作機械用NCは世界一のシェアがあるため 万が一本社工場の生産がストップした場合に、 安定して供給できるように建設されました。 きっかけは2014年の9月。 故郷に作るという話に驚き、運命的なものを感じたそうです。 企画から稼働開始まで3年かかるところ、 遠藤さんは 約2年後、2016円10月に稼働するという目標達成のために尽力。 壬生の土地を生かし、入荷から出荷まで 効率よくできるような仕組みづくりを完成させました。 これについては「理想を、少しずつ現実にできたかな。」 と話していました。 ![]() 工場の従業員は、おおむね200人。 ここ数年は地元採用も進めているそう。 その他、本社工場では研究所を中心に 中国・台湾・韓国・マレーシア・ベトナム等 多様なスタッフが働いています。 取材では、生産工場内にも足を踏み入れました! 工場内は、少数の従業員の他は、全て機械! ロボットがずらっと20台以上ならぶフロアでは サーボモーターの自動組み立ての真っ最中でした。 それぞれのロボットが役割をこなし、 文字通り流れるような作業。 面白いことに、ロボットたちが作っているサーボモーターは 自分たちにも使われているサーボモーターということ。 自分の心臓部を自分で作っているんです! このロボットによる製造・作業システムは、 ファナック株式会社が「工場の自動化」を目指しているため、 その一環として取り組んでいます。 ![]() 実は、今回訪れた壬生工場の他 4月に筑波工場(茨城県筑西市)の隣接地に 産業用ロボットの工場を新設すると発表がありました! 壬生工場という工場ができ、 お隣、茨城県にもロボット工場。 そしてさらに、つい先日! レーザー発信器を製造するレーザー工場も竣工。 このレーザー工場は、 今後の需要増加にも十分対応できる工場になるということで 日本のロボット産業に、ますます期待が持てますね! |
このコーナーでは、
栃木県から世界各国へ進出する企業にスポットを当て、
海外展開のキーポイントを探っていきます。
先週に続き、ファナック株式会社
サーボモータ製造本部長 遠藤裕一さん に
お話を伺います。
ファナック株式会社は
日本で民間初のNCとサーボ機構の開発に成功。
産業用ロボット、コンピュータ制御システムを柱として、
一貫して工場の自動化を追求している会社です。
(本社は、山梨県忍野村)
栃木県佐野市出身、宇都宮育ちの遠藤さん。
2015年にファナックのサーボモータ生産技術部長となり、
壬生工場建設プロジェクトに関わることになります。