[ましこ・あ・ら・もーど]2012年10月9日
五十四回目 松本歌舞伎舞台公演![]() この松本歌舞伎舞台公演は江戸時代後期から始まった、 農民歌舞伎(その土地に伝わり受け継がれている歌舞伎)は 山本地区の方々が直接舞台に出演されるわけではありません。 今回は茂木飯野歌舞伎の方々が、 「寿曽我対面の場」「白浪五人男稲勢川勢揃いの場」 という2つの演目を見せて下さいます。 なぜ益子町でこの様な歌舞伎舞台が開催されるに至ったかといいますと、 それは山本地区に綺麗に保存されていた襖絵にあります。 この襖絵の絵は基本的に自然の物が描かれています。 1枚あたり幅0.61m、高さ1.69mの大きさで、 それが12枚1組になっています。 ※中には枚数と組み合わせ数の違う物もあります。 中には益子町指定文化財の物もあります。 この襖絵を学生の頃に見た広田さんは、 「これ(襖絵)をどうにか表に出せないか?」と思っていたという事です。 そして昭和28年を最後に開催されていなかったこの公演を 広田さんが復活させ今回で第3回になります。 今回は様々な団体が参加される楽しい内容満載の物になっています。 ![]() そんな中の見所の一つが、 沢山残されている襖を使ったカラクリ満載の舞台装置です。 その舞台装置を担当されている方の代表として 今回は石川さんにお話しを伺いました。 石川さんを始めこの公演の舞台装置を担当されている方々は 普段は、歌舞伎に全く関係ない仕事をしているという事です。 石川さんは普段は自動車屋さんなんです。 全く操作した事の無かった襖のカラクリですが、 その操作方法は大きく3つあります。 アオリ:12枚の襖絵が一斉にせり上がり、 それにより奥の背景が現れます。 ヒキワケ:襖絵が左右に引き分けられ奥の背景が現れます。 デンガク:襖絵が180度回転し絵柄が一気に変わったり、 90度回転により奥の背景が現れます。 そしてこの公演では舞台も山本地区の方々が 公演の1ヶ月前から手作りで作ります。 取材に行った時は花道を合わせた舞台が出来上がり、 後は屋根を付けると言っていました。 本番舞台がどの様になるのか楽しみですね。 ![]() □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 農村歌舞伎と大衆芸能in益子 松本歌舞伎舞台公演 日時:平成24年10月27日(土) 午前10時~午後6時30分 会場:益子町山本 松本三ノ宮神社 出演予定団体:茂木飯野歌舞伎 船生かぶき村 山本太々神楽 妙伝寺雅楽 山本子供おはやし ブーゲンビリア(フラダンス) 尺八益子愛好会 JAはが野民謡会 琴聖会(大正琴) ※地域住民による各種売店 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 今回お話して下さった広田茂十郎さんと石川正夫さん ありがとうございました。 |
[益子ウラstyle]2012年10月9日
秋色に染まって・・秋になってきましたね。 街行く人々の装いも秋めいてきました。 ミサキーヌも 髪色が 秋色に。 色味イメージは、 ヨーロッパの秋の小麦畑。 黄金に輝く、豊かに実った小麦。 淡い青色の空の下、秋風に吹かれながら、キラキラと踊っています。 夏の太陽からの贈り物であり、来たる厳しい冬を乗り越える糧。 そんな喜び・豊かさを讃えた色です。 (BY ADピーコ) ![]() |
松本三ノ宮神社で行われる「松本歌舞伎舞台公演」について
松本歌舞伎舞台保存事業実行委員会 実行委員長 広田茂十郎さんと
舞台装置担当の石川正夫さんにお話し伺いました。