[放送内容]2014年10月15日
第4回 美炎・馬頭琴の調べ![]() この日は、本番ひと月前の音合わせを兼ねて
美炎さんと共演者でキーボード奏者の竹井 美子さんが いらしてくれました。 ![]() そもそものきっかけは、
「馬頭で馬頭琴ってどう!?」というダジャレ発言から(笑) しかし、美炎さんが実際に来てみると おどろくべき偶然がたくさんあったそうです。 会場の棚田は、すり鉢状になっていて まるで自然のホールのよう。 そして棚田の真ん中に せり出した小高い丘は このために用意されていたかのような石舞台。 普通、屋外での演奏は音が散ってしまいがちで マイクが必要なのに、 馬頭琴を奏でてみたら マイクを通さずとも どこまでも伸びやかに音が広がっていく・・・ これは、なんて気持ちがいいのだろう、 と感動された美炎さん。 初演はもちろん大好評で 以降、毎年リピーターが多く訪れる 恒例イベントとなりました。 “馬頭琴”という楽器は 『スーホの白い馬』といったお話などで 名前を知っている方も多いと思います。 モンゴルの民族楽器で、ギターよりは小ぶり。 ![]() ヘッドの部分は“馬頭”
そう、馬の頭を模した飾りが付いています。 ![]() 美炎さんの使っている馬頭琴には、
もう一つ、顔がついています。 馬の下に彫られた、もう一つ顔の顔。 これは龍なのだそうです。カッコイイ!! 馬頭琴には大体2種類あって、 馬だけのものと、馬と龍が付いているものが あるんですって。 写真にもあるように、パッと見の弦は2弦。 しかし、実際には 1弦あたり 100本以上もの糸が集まっているんです。 (元は馬の毛が主流でしたが、 今はナイロンも多く使われています。) そのためでしょうか、 馬頭琴を試しに引いていただいたら 想像以上に 色とりどりで深みのある音でした。 まるで風が歌っているかのような音色に 思わずため息がこぼれちゃいます。 さらに! 今回は噂をききつけて集まった取材陣のために 竹井さんと1曲セッションしてくださいました。 青い空へと昇っていく馬頭琴の音色と 鳥や虫の声、そよぐ風、木々のざわめき・・・ すべてが完璧に溶け合って やさしくやさしく、包んでくれるような感覚。 なんだか涙が出そうでした。 毎年、開催ごとに共演者を変えているそうですが 「今回の共演者は“いつものメンバー”でもあるので より完璧な音を届けられそうです。」と美炎さん。 演奏はもちろんですが、 「馬頭という地域の風光明媚な魅力や 人との温かいつながりも楽しみに来てもらえたら」 とメッセージもいただきました。 当日は、山の上 や あぜ道など 好きな場所で演奏を楽しめます。 レジャーシートがあると安心かも? ちなみに、ツウは休憩中に場所を移動して 音の違いを楽しむらしいですよ。 秋風と一体となる馬頭琴の音色。 里山の風景と合わせて、楽しみに来てくださいね。 *:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・ 【第4回 美炎(みほ)・馬頭琴の調べ】 日時:10月19日(日)11時開演 受付:午前10時頃~ 会場:那珂川町小口・梅平地区の山の棚田 (ヒロクラフト奥) ※雨天時は小口集会所 当日券は大人3000円、子ども1500円 *:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・ ※前売り券は大好評につき、すでに完売となりました! 当日券は、山の棚田で実施の場合のみ 枚数を限定して販売予定です。 その他、駐車場が満車になった場合には 販売終了の可能性もございます。 詳しくは、主催の「ヒロクラフト」 電話番号080-3349-3465 または公式ホームページや フェイスブック「美炎・馬頭琴の調べ」で 直接ご確認ください。 ![]() |
『美炎・馬頭琴の調べ』。
馬頭琴奏者の美炎(みほ)さんと
企画のヒロクラフトさんの共通の知人が縁となり
始まったのだとか。
屋外のコンサートで
小口地区にある、ヒロクラフトの先にある
シゲルさんの棚田が会場となっています。