[放送内容]2022年6月9日
ブラRio散歩 ~那珂川ふしぎ発見!~ 武茂城跡の巻![]() 通常は一つの山に一つの城ですが
武茂城は菩提寺であった乾徳寺を囲むように 東西2つの山の上に築城。 面積は東京ドームくらいあったのではとのこと。 今回は、古くから城跡として知られる 西側をご案内いただきました。 : おすすめルートは、まず馬頭郷土資料館へ。 武茂城跡模型があるので、そこで全体像を把握。 そのあと、資料館裏手にある静神社へGO! ![]() 階段 or その横を外れた女坂を登り、境内へ。
境内がすでに当時の城内です。 お社を正面に見て、右奥へ進むと城跡の地図があります。 一気に攻め入られないよう、 本丸までの道は狭くなったり、曲がったりと複雑な道のりです。 二の丸周辺にあった堀の跡も見られます。 形状が薬研堀(断面がV字形)なのが特徴。 堀には階段で降りられます。 ![]() 軽い…いや、運動不足には結構な山登り。
ようやく見えてきた鳥居の向こう側、 本丸跡に到着しました。 静神社では聞こえてきた走る車の音も ここでは遠く… 周辺に木がなければ、相当 見晴らしが良い場所なのだと思います。 安易に城に近づこうとすれば丸見えだったのでしょうね(-.-) ![]() 関ケ原の戦いで佐竹氏についた武茂氏でしたが
徳川側につかなかった佐竹氏には秋田県に移るよう命が下り、 武茂氏がそれについていくことで、武茂城は廃城となりました。 建物自体は残っていないものの 当時の地形は今もちゃんと残っており、 たいへん貴重な場所です。 熱心な方は、那珂川町総合体育館あたりの 東側も登られるのだとか。 武茂城跡は現在は山林で、草木が生い茂っていますので 虫対策をして、足を滑らせないよう 周辺、天候状況等には十分お気を付けください。 ----- 【武茂城跡(乾徳寺境内を含む)】 場所:馬頭郷土資料館 裏手付近 ※静神社への階段を上り、神社境内の右の方に歩いていくと 【武茂城跡】についての看板があります ----- ★武茂城跡 全体を知りたい方は 模型を展示している「馬頭郷土資料館」へ↓ 【那珂川町馬頭郷土資料館】 観覧料:無料 住所:那珂川町馬頭116-5 開館時間:9:30~17時(最終入館16:30) 休館日:月曜日・祝日(土日以外)の翌日 ほか お問い合わせ:0287-92-1103 ------ ↓乾徳寺境内には、武茂氏代々のお墓もあります。 ![]() |
新たな那珂川町の魅力を探るシリーズ
「ブラRio散歩 ~那珂川ふしぎ発見!~」
今回は、栃木県指定文化財「武茂城跡」の巻。
:
鎌倉時代の終わり~戦国時代にかけて
今の茨城県北部との交通路として
この地は重要な場所とされていました。
そこを支配していた武茂(むも)氏が拠点としたのが
武茂城。
宇都宮氏についていた武茂氏は当時、那須氏と対立関係にあり
戦いの最前線がこの辺りだったようです。
★馬頭広重美術館から乾徳寺の間にある
武茂城主・武茂泰宗の像