[MY TOWN なかがわ(2014年3月放送終了)]2012年6月21日
#38 【那珂川の達人シリーズ】名誉農業士 福島 泰夫さん「養蚕」は その名の通り、カイコを育てて繭を収穫します。
現在 那珂川町には養蚕農家が3件あり、 JAなす南で生産された繭は 高島屋の高級着物に使われるなど、 その名・品質ともに 広く認められています。 那珂川町芳井には、稚蚕共同飼育所があり ここでカイコをある程度の大きさまで育てます。 ここから各養蚕農家に配られるカイコの大きさは 2㎝ 程度。 そこから約10日ほどかけて 10㎝ほどの大きな!プリッとしたカイコに育ちます。 福島さんのところには、約15万匹のカイコがいて
1日に軽トラック3台分の桑の葉を食べるそうです。 一箱 10gの重さで来たカイコは もりもり餌を食べて 出荷時(繭の状態)には なんと50㎏にもなるそうです。 養蚕は、野菜を育てるのとは違い 生き物を相手にします。
特にカイコはデリケートな生き物で、 病気にもかかりやすく、まめな餌やりや温度・湿度管理がとても大切です。 5月末から秋ごろにかけては、毎日 天気予報をチェックし 一日に何度もカイコの様子をみてあげます。 出荷までの期間が短いとはいうものの、それはもう大変な労力です。 しかし 手間がかかるこそ繭ができたときの喜びも一入ですし、 何より「JAなす南」の生産マークがついた上質の織物を見ると とても嬉しくなるそうです。 現在、私たちのまわりには、安くて便利な合成繊維であふれています。
しかし、日本が世紀を超えて紡いできた養蚕の歴史・文化も 忘れてはなりません。 そう簡単に手に取れるものではありませんが、 世界に誇れる日本ブランドが身近にあることを誇りに思いたいですね。 |
JAなす南 養蚕部会長の福島 泰夫さんは 養蚕を続けて約40年!
家業としては 3代目になります。
昨年度には 栃木県の名誉農業士にも認定されています。
今回は、そんな福島さんのインタビューをお届けしました。
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