[放送内容]2023年10月19日
馬頭高校水産科・チョウザメの身を活用したパスタソース缶!![]() 課題魚に選んだのは、チョウザメ!! ・・・の、メスの身。
馬頭高校ではチョウザメを育ててキャビアの生産をしており、 オスの身の販売もしているものの、 採卵後のメスの身は脂肪が多く、臭みがのりやすいことから 長年 活用されていなかったそうです。 これを活用し、チョウザメの身の美味しさを より多くの方に知ってほしい! そこで、数ある料理の中でも シンプルかつ食材の味を引き立たせてくれる ペペロンチーノ風のパスタソースを作ることに決めました。 ![]() 最初は、ゆでたパスタにあえるだけのソースを想定して開発。
具も種類豊富にしていましたが・・・ いざ!できあがった缶詰を手に 日光市にある「日本両棲類研究所」の所長さんに会いに行くと 「これは・・・ペペロンチーノではない!」と、きっぱり。 色々な改良点をアドバイスしてもらい、 中でも重要なポイントとなったのは ペペロンチーノに欠かせない行程「乳化」でした。 そこで、オリーブオイルに工夫を施し、 "あえるだけ"から、"調理で一手間 加える"ものに路線変更。 ![]() また、ラベルも当初はポップなデザイン案でしたが
卒業生のプロデザイナーさんからアドバイスをもらい、 シンプルかつ高級感あるものに仕上げました。 C はチョウザメのシルエット。 i は器に乗ったキャビアをイメージ。 よく目をこらすと、黒地のラベルには チョウザメの名の由来でもある蝶の形のウロコがデザインされています。 また、「皇帝の愛したパスタソース」というワードは 皇帝や王様に献上されていたチョウザメが 中国で「エンペラーフィッシュ」と 呼ばれているところからきているそうです。 ![]() 水産科での学びと、多くの方の協力を経て
誕生したオリジナル缶詰! チームの皆さんは、 キャビアだけではない、チョウザメの魅力が広まることで 皆さんにチョウザメをより身近な魚に感じてほしい、 今以上に栃木県を代表する魚にして 県内の内水面漁業の振興につなげていきたい、などと お話してくれました。 この缶詰は10/28(土)に行われる 馬頭高校の文化祭「古館祭」で販売を予定しているほか、 今後も、馬頭高校や那珂川町関連のイベントで 購入のチャンスがあります。 (数は多くないので、見つけたらお早めに!) 「LOCAL FISH CANグランプリ」決勝まで勝ち上がった 渾身のパスタソース缶詰!!!ぜひ、ご賞味あれ~♪ *・゜・*:.。.*.。.:*・☆*・゜・*:.。.*.。.:*・☆ ※缶詰やチョウザメ(オス)の身の販売について ご興味のある方は、 馬頭高校の公式ホームページをご覧ください。 ★チーム「チョロンチーノ」の缶詰完成までの奮闘の様子は Instagram(下記リンク)からチェックできます! *・゜・*:.。.*.。.:*・☆*・゜・*:.。.*.。.:*・☆ |
オリジナル缶詰を開発し競う大会「LOCAL FISH CANグランプリ」。
全国57チームから予選を勝ち抜いた9チームが
今月8日に行われた決勝大会に出場しました!
そのひとつが、馬頭高校水産科のチーム「チョロンチーノ」こと
3年生の佐藤さん、廣田さん、渡辺さんです。