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[今週のトピックス]

2019年12月9日

12月 「車いすあるある」

世界中に多くの感動と希望を残して閉幕したラグビーW杯についてです。

僕は残念ながらチケットが抽選で外れてしまったので、
テレビにかじりつくように毎試合見ていました。

一般席に比べて、車いす席は数がかなり少ないから、抽選倍率が半端じゃないんですよ。席数をもっと増やしてもらいたいですね。その高い倍率を突破して、チケットを手に入れた、車いすユーザーの友人がSNS上で、観戦している様子をUPしていて、羨ましい〜と思っていました。でも、投稿を見ると、問題は席だけではなかったんです。彼らの投稿には、車いす席までの動線やエレベーターの位置がわかりづらくて、移動するのに相当時間がかかった、という言葉が書かれていました。中には、エレベーターを探すだけで30分もかかったというものもあったんです。これは、分かりやすい表示がされていないことだけではなくて、整備されているバリアフリー情報を、運営側がその場にいるスタッフみんなに、きちんと周知していないことが原因。

でも、これが来年のオリンピック・パラリンピックの時でなくて良かった。ラグビーW杯の比じゃないくらい、多くの車いすユーザーが、それぞれの競技施設に移動しますからね。良い方向に考えましょう。今この時点で、問題が浮き彫りになったわけだから、改善できる時間はまだ残されてる。じゃあ、どう変えていくか。地味だけど、実際に体験した人の声を集めまくるしかないんです。その時に重要なのが、課題だけでなく、良かった点も吸い上げること。課題だけだと、ネガティブな気持ちになりますよね。だから、「○○スタジアムのここは良かった。」とか「エレベーターの表示が分かりやすかった」「案内してくれた人がとっても親切だった」みたいに、良い事例は褒めて、そしてそれを他の場所でもマネできるように、画像に注釈つけて共有すると、ポジティブに物事が進みそうですよね。

仕事でバリアフリー関連の相談を受ける時って、参加された皆さんが大体、眉間にしわ寄せながら難しそうな顔して、テーブルについてるんですけど、あれ、怖いからやめて欲しいって思ってます。だから最初に、僕の渾身のギャグでまず笑わせてから、って言いたいんですが、滑るとさらに場が凍りつくので、「皆さん、まずはコーヒーでも飲みましょう」って言って肩の力を抜いてもらうようにしてます。

バリアフリーの仕事は「肩の力は抜いて、手は抜かない」っていうのが基本なんです。

2019年12月2日

12月 「訓平的超ポジティブ思考」

今年も残すところ、あと1ヶ月。

年々、時間が経つのが早く感じるっていう方、多いと思います。
何年か前に家族で食事している時に、「今年もあっという間だったね〜」なんて話していると、父がこんな事を言いました。「訓平は今何歳だ?」って。

その時、多分33歳だったので、「33だよ。息子の年齢も忘れたのか」って言って笑っていたら、「羨ましいな〜。年齢と、時間が進む速度は同じなんだ」って言うんです。

どういうことかって言うと、当時僕は33歳だったので、
33kmの速度で走っているのに対して、父は66歳だったので、
66kmの速度で一年を駆け抜けている。
倍のスピードで時間が進んでいるだっていうんですよ。

スピードが速くなることによって、今まで確実に視野に入っていたものが、
いつの間にか過ぎ去って捉えられなくなる。
だから速度がゆっくりな内に、いろんな経験をして学びを深めることが大切なんだと思いました。一方で、年齢を重ねても色んなことに、常に挑戦し続けている父を見て、人生いつからでもチャレンジすることができるんだ、ということも教わりました。

僕の大好きな映画、ベンジャミンバトンの中でもこんなシーンがあります。主人公のベンジャミンが、「なりたい自分になれば良い。タイムリミットはない。いつ始めてもいい。変わってもいいし、変わらなくてもいい。ルールなんてない。人と出会い、様々な価値観を知る。誇りを持って生きる。道を失ったら・・・大丈夫。また自分の力でやり直せばいいんだ。」

人は生きている限り、いつからでも何度でも新たなスタートラインに立てるし、
何をするにもしても遅すぎることはないんですよね。

僕は、この言葉から、とっても良い刺激をもらっていて、
講演する時にもよく使わせてもらっています。
あの時、あれをやっておけば良かったとか、なんであの時やらなかったんだろう。

なんて、過去のことを後悔したり、嘆いたりすることってありますよね。
過去を変えることなんて出来ないのは、誰でも分かっているんですけど、
そう簡単には前を向けない。僕の場合は、過去と向き合わずに、
今いる「現在」と向き合うようにしています。

今自分の目の前にある、壁や課題をどうやったら乗り越えられるか、解決できるか。

過去を見ることは悪いことではないんですけど、見過ぎると、他人を責めたり、
自分を責めたりしがちになるもんです。

本質は今にあって、どういう未来を描きたいかが重要なんだと思ってます。だからこそ、色んな困難を乗り越える事を楽しむようにしています。

2019年11月25日

11月 「メッセージご紹介」

今日は、番組に頂いたメッセージをご紹介します。

ラジオネーム 「 めぐり 」さん
訓平さん 初めてメッセージ送ります。
現在、高齢で足腰が弱くなった母が 車いすに乗っています。
最近では 遠出する機会もなく  
たまには気分転換に どこかへ連れて行ってあげたいと思う 今日この頃。
どこか 関東近辺 1泊か、日帰りで 私と主人で母を連れていけそうな 
どこか“素敵なところ” ご存知でしたら教えてください。
これからも番組を楽しみに聴いています。       …と、頂きました!



めぐりさんのお母様のように、年を重ねるごとに、長距離歩くことが難しくなって、車いすを利用される方が増えてきていますね。同時に、積極的にバリアフリー化に取り組む、ホテルや旅館さんも少しずつではありますが増えてきていると思います。
しかし、せっかくバリアフリー化したにも関わらず、欲しい情報が出ていないことが多いんです。例えば、HP上で一般客室に関する情報は、素敵な画像と共に沢山掲載されているのに、車いす対応客室の情報は、「よくある質問」や「Q&A」のところに、小さな文字で書かれているだけ・・・。コレって、すごくもったいと思います。

必要な情報を正しく提供することは、より多くの方に宿泊機会を提供することになるはずです。ただ、ホテル・旅館さんからすると、何が必要な情報で、どのように掲載したら良いかが分かっていないだけなんだと思います。そこをお手伝いできるのが、NPO法人アクセシブル・ラボなんです。前置きが長くなりましたが、うちのHPにも掲載させて頂いてる、伊東温泉の「青山やまと」さんはいかがでしょうか。バリアフリー対応の客室が2部屋あって、どちらも源泉掛け流しの露天風呂付き。ツインタイプのお部屋で、起き上がりをアシストしてくれる電動ベッドが1台ありますので、お母様も安心して利用できると思います。また、お食事は、夕食朝食ともにお部屋で頂くことができますので、ゆっくりと過ごすことができますし、お隣の客室をコネクティングルームとして使うこともできるので、ご家族皆さんで楽しめます。実は僕も今年4月に家族みんなで楽しんできましたので、オススメです。

「めぐり さん」メッセージ ありがとうございました!
気を付けてお出かけになってくださいね。


2019年11月18日

11月 「バリアフリーはビジネスの卵」

先日出張で訪れた香川県高松市の交通バリアフリーについてお話しします。


僕は、とちぎニュービジネス協議会という起業家団体に所属して、
そこの副会長を務めさせて頂いているんですけど、年に1回開催される、全国のニュービジネス協議会の会員が一堂に会する、全国フォーラムに参加するため、先日、香川県に行ってきました。地方空港のあるあるですけど、空港から中心市街地までのアクセスって、あんまり良くないんですよね。香川県もそうで、高松空港から高松駅までは、タクシーかバスに乗るしかないんです。いろいろと下調べしていたときに、「車いすリフト付き高松空港リムジンバス、3月17日運行開始 地方空港初」というネットニュースに目がとまりました。


高松駅と高松空港を結ぶリムジンバスを運行する「ことでんバス」が、車いすにのったままバスに乗車できる、リフト付きのリムジンバスを導入したというもの。このタイプのバスは、羽田空港と成田空港で、既に導入されているのは知っていたんですけど、まさか自分が行く高松空港で導入されたなんて、すごい偶然、というかラッキーって思いましたね。なんてったって地方空港では初導入なんです。もちろんすぐに妻に頼んで、電話予約してもらいました。今年導入したばかりだから、予約方法だったり、リフトを降ろせる停留所が限られていたり、自由度にまだ伸びしろがありますけど、その分、運転手さんや現場のスタッフさんが、とても親切でした。


運賃も720円という路線バスとまったく同じ金額になっていて、障害者手帳を提示すれば、障害者割引で半額の360円になります。しかも無料wifi付きです。便利ですね。この他に、ことでんグループさんは、通常の路線バスも電車も運行されているですけど、ノンステップバスには、乗り口の下の部分から引き出すタイプのスロープが付いていて、電車では、サービス介助士の資格を持ったスタッフさんが、スロープ片手に駅のホームで待っていてくれたり。とっても素晴らしい取組をされているなーと感じました。実は来年、ニュービジネス協議会の全国フォーラムは、ここ栃木県で開催されるんです。香川県のように交通バリアフリーを推進して、どなたでも、安心して移動できる体制で、お迎えしたいものですね。



2019年11月11日

11月 「車いすあるある」

先月26日に東京 新宿コズミックセンターで開催した、
「だれでも楽しめる“座・フィットネス”vol.3」についてお話しします。

座・フィットネスは、車いすのまま、
またイスに座ったままでも楽しめるダンスフィットネスで、
「座る」という漢字を音読みして座・フィットネス。我ながらいいネーミングですね~!

ご存知の方もいるかと思いますが、このイベントは「ポテトチップス」や「じゃがりこ」「かっぱえびせん」で有名なカルビーさんが、NPO法人アクセシブル・ラボに協賛してくれていて、昨年6月に第1回目を開催し、大好評につき、今年の7月にも開催したイベントです。過去2回の開催で、遠方からご参加頂いた方が結構多くて、「東京でも開催して欲しい!」というお声を頂いてました。

そこで、カルビーさんにご相談したところ、「是非、東京でやりましょう!」と言って下さり、先月、新宿 西早稲田駅近くの、新宿コズミックセンターで3回目となる座・フィットネスを開催することができました。

今回は、新たに「卓球バレー」というパラスポーツを導入しました。みなさん、
頭の中が「?マーク」でいっぱいだと思いますが、これがめちゃくちゃ盛り上がるんです。

通常の卓球台を使って、いすに座りながら6対6で行うもので、ピンポン球を転がして、
相手コートに3打以内で返す、というゲーム。座りながらやるので、車いすのままで参加できるし、片麻痺の方も得意な方でラケットを持てば参加できますしね。

あと面白ポイントとして、強く打ち込みたいからといって、イスからおしりが浮いてしまうと、ファールになって相手の得点になっちゃう、っていうところと、
ラケットが、長方形の木の板っていうのが笑えるところ。
障害や年の差、男女のハンデもなく楽しめるスポーツでした。

あとは、前回に引き続き、陸上のカーリングとも呼ばれる「ボッチャ」もやりました。一投一投で試合の局面がドンドン変わっていくし、最後の一投で一気に逆転っていうのもあるので、こちらも大盛り上がり。座・フィットネスの前に、こうしたパラスポーツを障害者、健常者関係なく、みんなで混ざり合いながら楽しめるのが、このイベントの醍醐味。

こうしたイベントを「めずらしいもの」、から、日常的に開催される、「あるある」にしていきたいと思います。

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