[今週のトピックス]2019年6月28日
訓平的超ポジティブ思考 6 「だれでも楽しめる“座・フィットネス”vol.2」イベント名: だれでも楽しめる”座・フィットネス”vol.2
開催日時: 7月6日(土)13:00~15:30 開催場所: 若草アリーナ 目的: 障がい者の外出機会創出・健常者と障がい者が混ざり合う空間創出 内容: 障害をお持ちの方もお持ちでない方も、みんなで楽しめるダンスフィットネス 併せて、車いすバスケも体験会 定員: 100名 |
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2019年6月24日
メッセージ紹介 ピラフさんいつも番組を聴きながらお店の開店準備をしているという
ピラフさんのメッセージを紹介させていただきました。 「うちのカフェは 構造上 階段や段差が多く お店も狭いので バリアフリー化が難しいのかなと思っているのですが この番組を聴くようになってから もしも車いすを利用されるお客様がお越しになった際は 段差のある部分の お手伝いがスムーズにできるよう イメージトレーニングしています。 (現在、取り外しができるスロープみたいなものを作成中です。) でも 正直、どんなところを どういう風にしたらとか 良くなるのか など わからず… 訓平さん お勧めの “こんなところが こんな風になっていたら 素敵なバリアフリーだよ”というのがあったら是非 教えてください。」 とメッセージ頂きました。 ありがとうございます。 段差でのアシストのイメトレや、現在、取外し可能なスロープを作って下さっているということで、これは大変ありがたいですね。是非ピラフさんのお店に行ってみたいです。 僕がオススメするバリアフリー化の最初のステップは、お金のかからないバリアフリーです。 お店の外観や内部の画像を今あるホームページ上で公開すること、またSNSなどで車いすユーザーwelcomeですよ!喜んでお手伝いしますよ!という意思表示をすることです。 そして、ピラフさんがイメトレしてくれている、段差のあるところでのアシスト。これは是非研修を受けてもらった方が良いですね。経験に勝るものはありませんので。現在、NPO法人アクセシブル・ラボでは、企業や団体だけでなく、行政向けにも研修を行っていますが、残念ながら、栃木県や宇都宮市では開催できておりません。今後行政の方と手を組んで、様々な事業者様向けに、車いすを使った研修を行えるように働きかけていきます。 また、車いすユーザーwelcomeなお店の情報は、NPO法人アクセシブル・ラボのHPで公開していますので、是非ご覧になってみて下さい。 「ピラフさん」、メッセージありがとうございました。 番組では引き続きメッセージを募集しています。 ビーウィズユーのホームページ内にある 「命があれば あとはかすり傷」 のバナーをクリックして。 メッセージ受付フォームから送ってください。 |
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2019年6月17日
バリアフリーはビジネスの卵 5 結婚式場編6月はジューンブライド。6月に結婚式を挙げると、一生涯にわたって幸せな結婚生活を送ることができるといわれています。
今週の「バリアフリーはビジネスの卵」は結婚式場編! 僕は5年前に、東京都内のとある結婚式場で式を挙げたのですが、その式場に決めたポイントが幾つかありました。完全バリアフリー化・・・ではありませんでした。まずは妻が「このチャペルで挙式したい。」と思う場所を第一優先にしました。結婚式は女性が主役ですからね。 それを踏まえた上で一番の決め手となったのが、ハード面、ソフト面のバリアフリー化について、スタッフさん達が一緒に考えてくれたことです。その式場は既存のハード面でいえば、はっきり言って50点くらいの整備状況でした。チャペルに行くまでには10段近くの階段がありましたし、ガーデンパーティー会場に出るまでにも大きな段差があったんです。しかし、その段差に対応したスロープを用意して下さったり、車いすごと持ち上げて下さったり、なんとかして「できる方法」を常に一緒に考えてくれたんです。まさにハードのバリアをハートで解消する。正直ハード面が整備されていた方が、楽だし、安心。でも、スタッフの皆さんの心が嬉しかったんです。しかも参列者の中に、車いすを使用する親戚もいて、その方の席に関しても、素晴らしい配慮がありました。実はこの式場に決める前に、もう一つ妻が気に入っていた、別のチャペルがあって、そちらの方がハード面は整備されていたんですが、ソフト面が・・・という感じでした。 晩婚化が進む中で、参列者の親戚などに車いすを使用する人も増えてきているそうです。ハード面はもちろん、ソフト面のバリアフリー化ができていると、更に選ばれる式場になるはずです。 バリアフリー化は、今までになかった新たな客層の獲得に繋がります。ブライダル業界の皆さん、ご興味がありましたら、是非NPO法人アクセシブル・ラボまでお問合せ下さい。 来週は、みなさんからのお便りをご紹介し、訓平節でお答えしていきます。 是非 番組HPから送ってください! あなたからのメッセージお待ちしています! |
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2019年6月10日
車いすあるある 5 ライブ コンサート編今回の【車いすあるある】はライブ、コンサート編。
皆さん好きなアーティストはいますか?人気の高いライブやコンサートのチケットは抽選になることが多くて、なかなか当たらないってことありますよね。 僕は某ダンスヴォーカルグループな好きで、以前に東京ドームで行われたライブのチケットを妻に申し込んでもらったのですが、たまたま運良く「アリーナ席 1列目」が当たるというミラクルが起きました。 車いすユーザーの場合、チケットが取れてから、主催者側に電話をし、 来場者登録する必要があります。 興奮しながら、電話をし、当選したチケットの席を伝えると、 「その席には車いすで行けないので、車いす席にお振替えします。」と・・・。 せっかく最前列の席が当たったのに、その特等席で見られなかったんです。 当日、会場行ってみるとアリーナの一番後ろに、一部囲われた区画があって、 そこに案内されました。正直ちょっと隔離された感じの席。 その席から、本当に最前列まで行けないのかな~って思って、本来の席の方を見てみると、そこにはほんのわずかの段差があるのと、可動式のフェンスがあるだけで、 全然行けますやん!って感じだったんです。 運営の方を優先したなって印象でした。 でも、この時の車いす席は少し高くなった場所になっていたので、ライブの演出はそれなりに見やすく、会場で配られたグッズももらえたので、最前列ほどではないけど、満足感は得ることができました。 この後も、何度かライブに参戦しましたが、車いす席は、通路の一部やスタンド席の一番後ろの方に設置されることが多く、そこには合板などで造られた高さ1m以上のステージが用意されているんです。この席、結構高さがあるし、ちょっと盛り上がると、揺れるので怖いんですよ。しかもこのステージに乗り降りする時は、スタッフさんに手伝ってもらわないといけないので、トイレや買物には自由に行けないんです。こうした課題があるので、 会場の運営や設営に当事者の目線を取り入れると、 更に満足度の高いものになると思います。 ![]() 番組ではあなたからのメッセージ、
僕に対する質問も受け付けています ぜひ送ってくださいね♪ |
訓平的超ポジティブ思考 5僕は2009年6月20日に不慮の事故により、脊髄を損傷し、車いすでの生活が始まりました。あの日から間も無く10年。障害者デビュー10周年となります。
僕と同じように中途障害者や、大きな手術を乗り越えた人などが「生まれ変わった日」、 「第二の人生がスタートした日」という意味から「もう1つの誕生日」として位置付ける人が結構いるんです。 僕は6月20日に、今自分の命があること、そして周りで支えてくれる家族や友人に改めて感謝しながら、祝杯をあげます。・・・まあ飲むための口実ですね(笑) 障害者デビューして、人生はガラッと変わりました。 悪い方にではなく、良い方向に。 もちろん車いすユーザーになって、高いところのものが取れなくなったり、階段をのぼれなくなったり、幅の狭いところに行けなくなったり、 できなくなったことや不便なことはありますが、不幸だと思ったことは一度もありません。 車いすユーザーになったからこそ、 見えた世界があり、それにより新たな仕事が生まれ、 友人も増え、そして人生の幅が広がりました。 実際、日本を代表するような企業さんと一緒に事業を行うことができるようになりました。 人生歩んでいれば、だれでも良いことも悪いことも起こります。 どんなことでもポジティブに変換できれば良いのですが、 そんな簡単にはいかないもんです。人それぞれ前を向くのにかかる時間も違います。 でも、1つ言えることは、過去は変えられませんが、未来は変えられるということ。 僕の未来の変え方は、常になりたい自分をイメージし、それに向かって努力し続けること。そして自分を信じて行動に移すことによって、必ず何かが変わるもんなんです。 パラリンピックの父と言われるルートヴィッヒ・グットマンは、 「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ。」と言っています。 自分には何の取り柄もないと嘆くのではなく、 壁にぶつかった時、まずは冷静に自分と向き合い、 自分の強みや個性、能力を知ることから始めてみてはどうでしょうか。 |
「だれでも楽しめる“座・フィットネス”vol.2」が
いよいよ今週6日の土曜日に開催されます。
この座・フィットネスは、カルビー株式会社様との協働プロジェクトで始まって、
今年が2年目となるのですが、このイベントを形容するぴったりのワードがあるんです。
それは「違和感」です。
あまり良い意味では使われないかもしれませんけど、僕は超ポジティブですから、そのままの意味ではなく、こんな風に捉えてます。新しい時代「令和」になって、外務省がこの新元号の意味を外国政府に英語で説明する時「Beautiful Harmony=美しい調和」と発表したんです。令和の「和」という字はHarmony。つまり違和感は、「Different Harmony=違いの調和」と捉えています。
うちのようなNPOが、障害者のイベントみたいな感じで開催すると、参加者は障害者が8割、支援者が2割みたいな感じになることがほとんどです。これはこれで、当事者間のコミュニティ形成としては、すごく良いんですけど、僕らが目指すのは、一般の皆さんが持つ、障害に対する意識のバリアを壊して、障害者と健常者が混ざり合う社会を創ることなので、割合を逆転させて、障害者2割、健常者8割を狙います。
この時点で、お互いに違和感を覚えますよね。障害当事者は、なんでこんなに健常者が多いんだろう?一般の方は、障害者の参加のほうが多いと思ったのに、とか、フィットネスしに来たら、いきなり車椅子バスケをやったり・・・もう違和感でしかないですよね。
違和感という言葉通り、最初はちぐはぐな感じで、しっくりこないかもしれないけど、同じ空間で一緒に時間を過ごしていると、違いのある人達が混ざり合って、仲良くなっていくんです。
そうすると、違いが調和を生み出し、正にdifferent harmonyになるんです。
この違和感=Different Harmonyを、体験しに来てみませんか?だれでも楽しめる“座・フィットネス”vol.2は、7月6日(土)午後1時から、わかくさアリーナで開催します。
詳しくはアクセシブル・ラボのホームページをご覧下さい。